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    田中泰輔のマネーは語る:ドル円160円の常識・非常識(田中 泰輔)【楽天証券 トウシル】

    楽天証券経済研究所グローバルマクロ アドバイザーの田中大輔です田中大輔の マネーは語る外国為替市場でえドル円が4 月29日160円に到達するという展開に なりましたまその直後に日本当局が為替 介入を行うということで連日メディアの ヘッドラインに為替問題介入があ取り扱わ れるという状況ですまとか日本為替上に 触れても下に触れても不暗視されて色々 話題になるんですけれども私としてはどう も納得のいかない論調が多いということで トシの場あるいは楽天証券FXのセミナー の場でお話をしてまいりましたまちょうど 160円という区切り介入もあったという ことで改めてポイントを絞ってお話 申し上げたいと思いますタイトルはドル円 160円の常識非常識ということですお 話しすることですけれども結論としては 市場に関わるもの投資をするものとしては まず円安の主犯は米金利であるということ を踏まえていただきたいまそのことを確認 しますそして常識論調として私が気になっ てるもので特に円安とか介入について ネガティブな話ですね本当に円安上に触れ ても下に触れても不安な心理が先立つもの ですから色々論調がネガティブなものが 多いという印象を受けますま私としては3 番目円安は不可効力日本側の事情でどこ 使用がないところがあるんですねまです から不可効力であるんだったらそれを 生かすそういう親さを持ってえ望んで いただきたいということにつきますまず 結論として主犯は米金利というのはまここ の図左ですねこれ見ていただいて分かる ようにほとんどドル円相場はアメリカの 金利に沿って動いているということです この図では濃い太い青い線が10年金利 ついで濃い青い線が5年金利そして2年 金利点線がフェデラルファンドレートと いうことなんですけれどもこの赤い線ドル 円相場はほぼ米金利とりわけ最近はこの 細かい動きは10年金利に沿って動いて いるというところが強くありますですから まここで介入ポイントっていうのを入れて ますけれども日本当局が入したでそれが 聞いたように見えるのも2022年であれ ば米金利が下がってるからドレも下がった ということなんですねでその後米金利が また上がるからドレも上がるということで アメリカの金利に逆らって買入しても効か ないアメリカの金利が下がる時であれば タイミング良くすればそれ相応に効いた ように見えるというのが介入だということ ですま日本にとってみるとほとんど税金 次第で動いてる相場ですので不効力に近い ところがあるということですま最近はこの 金利では説明しきれないぐらい円安が進ん でるっていうこういう議論ありますま確か に平金利が前のピークを超えてないにも 関わらずドル円だけどんどん進んでいると いうことですけれども早期的に加熱した マーケットっていうのは過去にも何度も こういう場面というのはありますこちら 小さな図ですけれどもこれ見ていただき ますとimmシゴ通過先物の円の当期的 ポジションがこの青い棒グラフなんですね で通常の場面においては当期筋自身の資金 量であるとかリスク管理であるとかまそう いう信用所の問題で大体この円安で攻める ぞって言ってもポジションの総量っていう ものがネットで制約されてますですから この点線にあるように大体この辺かなって のがあるんですけれども直近のところで これを大きく上回る炎症と円売りが盛に なっているというのが分かりますこれは もうも日銀政策転換で円高になるという風 に怯えてた当期筋がいざその転換をした時 にもう恐るるに足らずということでここに 踏み出したというところもあります あるいは森林差の導入と同時に日本マネー が退去して海外に出ていくということで その後押しもあって円売り登記しやすく なったっていうこういう思いもあると思い ますまそんなこんなでえ登記が上乗せされ ているでもその背後にあるのは米金利でで あるということで捉えていきますでその他 いろんな要因も指摘はされます例えば国際 収支場今はもう為替受給が円安に傾いてる んだみたいな議論もありますだけれども 相場が方向転換する時に国際収支はそんな にすぐには転換はしませんですから相場の 潮目を取りたいと思うんであればまずは米 金利を見るそしてえ米金利でぐらつき やすい当期筋のポジションを見るという ことになりますそして介入ですね非常識の 第2点としてまあ毎日毎日介入があるのか ないのかっていうことを生やし立ててで もう介入があった言ったらいくらでやった んだどうやったんだって言ってものすごく 大きな面を割いてえ報じられますニュース でもものすごく時間を咲いて解説をされ ますじゃあその介入ですけれどもそれでえ 相場が方向転換するのかというともう すでに多くの市場参加者は平金利が方向 転換しないんだったらどれも方向転換はし ないということについて理解が行き届いて いると思いますですから介入してどうなる んだという部分はあるんですけれどもそれ が大きく報じられて大事件のようになると いうところなんですねまなんで大きく報じ られるかというと滅多にないことだからと いうことにつきます聞かないくっても滅多 にないことだからみんな注目をするという ことでえ取り上げられるんですがそれに よって相場の基調が変わるわけではないと いうことなんですねですからま介入がある たびに多くの同期筋はまずそこに巻き込ま れないようにするその次はそれによって 生じたドル円の押し目でドルを買いに行き たいと考えているということにつきますま 今回4月29日に160円つけたところで 入があったということなんですね私この時 は160円つけた本当にワンタッチして すぐ降りてきてその後横ばってるという ことでその後急落した時も果たしてこれは 介入なんだろうかレートチェック当局が それいくらって値段聞いて介入するかも しれないいって思わせぶりだけでも 160円一旦つけた後の相場というのは 利益確定売りあるいは損切り売りの ラッシュになってこういう落ち方って 起こり得ないだろうかまこんな目で見て おりましたただ順当に見ればこれの値幅で え何段階にもわたってストンストンと 落ちるところを見るとやはり介入であった んであろうということですで最近は1回 あたり1日あたりの介入額長円単位になっ て大きくなってますのでこうなると実は 日本銀行が日々公表している短期金融市場 の資金受給の統計でおよそ介入の金額も 推計できるということで今回は5兆円程度 かということであちこち報じられてますま ぴったりではなくてもかなり近い数字に なってるはずですまこういう風に推計 できるようになったのは1日あたりの介入 金額が大きくなったことでおよそもう1 ヶ月前でもこの日は大体何兆ぐらいの財政 資金の動きがあるっていうことの計画が 立ってるんですねまこれに対して突然入っ てくる介入分だけその金額がずれてしまう とあここが介入なんだなということが およそ推計できるというこういう風な構図 になってるわけですまこの時も介入によっ て落ちたでも落ちたところでは解体という 向きがいるからまた上がってきたまここの 2番目も介入があったのかもしくは勝手に 相場が逃げ遅れた人たちの戻り売り等々に よって落ちたのかまこう迷ったんです けれどもま介入があった可能性はかなり 高いのかなとま思ってますま大きくはここ とこことここの3回の介入があったんじゃ ないかということですねで実際にはこの後 相場やっぱりすぐ戻ってきて1508円に 泊するような展開になりましたそしてえ この動画を収録している日の朝ですけれど もまた介入らしき動きがあってえドル円 相場は157円台後半から153円台まで 一時低下するこういう展開になっています ま近隣に逆らった介入ということで なかなかその利き目も出にくいわけです けれどもまそれに気になって期筋がまたっ てくるということについ 当局がそれを許すまじということで 追っかけ介入をしたとなるとこういう 追っかけ介入どこまでやるんだろうという 目でまた市場は見ていくということになり ます150代前半でもやるんだろうか 150代割れまで相場を押し込んでから 止めるんだろうかまいろんなことをですね えこれから確認しながらということになる んですけれども米金利が加法転換しないん であればあ貴重的にドル円はサポートさ やすい時合が続いていくということになる わけですそれからまさほど聞かない介入に 何兆も無駄遣いしてみたいな指摘をする声 も時々見かけますただこれですね無駄に 消費をしてるという話ではないんですねえ 過去に買い入れた日本のドル介入等々に 買い入れた分それからその運用しで得た 利息等々でですね日本の外貨準備というの がこにありますように2ドル以上あると いう状況になってますこれ日本円に直すと もうほとんど200兆円に近い話になって くるわけですえこれは必要のないほど巨額 の外貨準備を日本は持っているという言い 方もできますなの先進国は互いに資金の 融通もできますしこれほど許可の外貨準備 を持っていませんでも日本はこれを 抱え込んでいるそしてえこれが単にドルを 持っているということではなくてこの外貨 準備の金額が増えるとそれに見合って必ず 短期国債を発行してマッチングさせている ということなんですねま債権債務両建てに してあるということなんですまですから逆 に言うとこの外貨準備介入によって売って 減らせばまず日本の債務も同時に減ると いうこともあるんですねでもそれ以上に 大きいのはドルの購入歴史的に1992年 からデータありますけれどもこれを単純に いくらで買ったのっていうことで平均出す とほとんど原価103万なんですですから 150円台ということは50%以上の為替 再起が取れるということなわけですまそう なってくるとこれ売ることによって日本 政府は大きな利益が出るということでも あるんですねま私はあこの外貨準備これ ほど巨額のものを持っている理由というの も正当には見出しにくいと思っているので 介入の機会があるんであればそれを 吐き出してその分再起を取るという行動が あってもいいのではないかという風に思っ ている次第ですまそうこ言っていると介入 というのはアメリカの領解を得てやら なければいけないことなんだというような 声も必ず聞こえてきますでも1つ捉えて おきたいのはかつて日本が円高を阻止する ために介入をした時には相手国アメリカは 日本の貿易問題をすごくずっと扱ってきて でエア用度になることを解して認めたがら なかったというところがあるんですねで これは通貨安政策というのはその国を 利するものつまり円安にするってことは 日本を利するものだというこういう考え方 が基本なのでそれは認めがたいという ところにあるわけですで逆に今度自国通貨 を買って強くする介入ということについて はま歴史的にはさほどメジ立てられる問題 ではないというところがありますあえて何 点を言うとすると巨額の為替介入をする 場合日本が外貨準備からドルを売りますで この外貨準備の中でドルは基本的には預金 もしくはアメリカの国際等で運用されてい ますですからその国債を売却することに よって米金利が上昇するんだったら アメリカ当局が嫌がるという面にあるん ですねただここもかなりの部分は比較的 短い機会の債権になっていてそれを売却し たところで金利への影響は限られるという 面がありますですからまその点であまり こう強く警戒する必要はないアメリカ当局 も円売り介入よりは円外介入の方が比較的 受け入れやすいとこういうところもある それを頭の中に入れておいていただくと いいかなと思いますそれから常式もう1つ で日銀に円安を止めろというような期待感 がまあちこちの論調に滲み出てるんですね ここも実はじゃあ日本銀行が円安を止める ために何ができるのかといった場合合せ 介入についてはま実際相場の基調を変える ことはできないと言いましたけれどもその 介入自体も決めているのは財務省であって 日本では合わせの問題は日銀の管轄外です ですから日本銀行は通常為替の問題問われ ても答えません千だって上田日銀総裁も 為替について円安について問われたのは 輸入コストが上がることによってインフレ に影響するならというまそので自分たちが 所管するインフレ問題に議論を狭めた形で 答えてるわけですですから基本的に日本 銀行為替なんとかしろと言ってもそこは どうしようもないというところがまずあり ますただ為替の基調を決めるのは金融政策 金利であるという点で言うと日銀の役割と いうのが画然出てくるわけですかつて ずっと日本が円高で苦しんできたそれは デフレに陥ってるにも関わらず金融が足り なかったからだいうこの論点は1つあるん ですねですから金融政策は影響を与える ことができるということなんですけれども 問題は今アメリカがなかなか金利を下げ ないこの状況においてアメリカの金利が 高いのにこれを相殺するだけの利上げを 日本側でできる環境にあるのかという問題 なんです合せを目標に金利を大きく動かす ということは日本においてはほぼありえ ませんまインフそれがそこで伴っていて 金流を動かしてでも為替を落ち着かせ なければというま新興国によりあるような 事態になれば別なんですけれども日本の 場合にはそういう事態には陥ってないと いうことですですからま日本銀行はこれ から先恐る恐る利上げを進めるんでしょう けれどもそれ自体が為替に与える インパクトというのはものすごく限られて いるドル円が方向転換するためには やっぱりアメリカの金利が下方転換する 魔法サイクルに入るということが重要で あろうということにつきますまた常識論点 の1つとして防衛水準論というのがあり ますまこれはま間違いというわけでは なくってですねかつてえ日本当局が為替 介入する時には1番多かったのは100円 という象徴的な水準を超えさせないように 介入するということなんですねこちらの グラフ見ていただくとちょうど100円の ところに横線が入っていてで赤い線が上に 伸びているところがドル外円売り介入これ によってドヤを阻止しようとしたという ことなんですけどもこれ見てる通り 100円超えるぞっていうところで相当 介入してるわけですこの辺りは100円を なんとか防衛したいという介入だという ことがもうありありなんですねでこれに 対して最近のところですと何度かここで 介入をするわけですけれどもま150円を 超えたという水準感これをちょっと問題 するというとはあるのはあると思うんです ねただ問題なのはかつてこの辺りで介入し てる時にはもう100円を防衛すると言っ て無数に介入したわけですでものすごい数 介入しててでとにかく止めようとしたでも アメリカの金利が動かないことには為替の 方向転換はできないという風に先ほど 申し上げましたけれども日本側はその マクロ環境の変化ではなくて単に水準防衛 で介入をしているので日本の介入は効果が ないいかないという言われ方をしたんです ねでこの時代と違ってだんだんだんだん 為替介入の回数が減ってるのが分かり いただけると思います2003年4年に大 規模に時35兆ぐらいの介入を延々やり 続けて日本のデフレ陥落阻止ということで 財務省が頑張った時期がありますただこの 時に相当介入した後はもう日本も欧米と 同じように基本介入はしない国になるんだ とまこういう風な認識があったんですです から外貨準備が巨額になったのでこれから は介入というよりはこの巨額の外貨準備を どう有効に運用するかこんなことに視点が 写ってた時期でもあるんですねただそれが このリーマンショック以降ですけれども ドル円がどんどんどんどん円高になってっ てそして止まらない75円台にも行って しまうという展開の中でもう背に腹は変え られないという介入を何度かした場面が ありますますまその後今回ですけれども 相当な円安が来たまそこでえセハは変え られないということでのドル売り介入と いうのがここで行われているということに なりますでここに至るまで150円超えて これでも介入しないのかっていう時期が 2022年にありましたそして152に 到達するかというとこで介入をしたそう すると今回も1522022年につけたあ ドリの高値を超えさせないように介入する じゃないかそしてこれを突破すると 155000ここは一旦つつけるとさらに 円安を促しかねないそういう受給上の問題 があるのでここで介入するんではないかま こんなことが指摘されたんですけどもここ も通過していったそして160円まで行っ たところで介入に踏み切ったということな んですねまその間水準防衛のラインがこう 変わったんではないかということの指摘が おりおりに出ていたんですけれども重要な ポイントとしては先ほどら申し上げてる ようにアメリカの金利が上がってる時に 介入をしても効かないんですですから基本 的にはタイミングを見てこの回数が ものすごく減っている限られた機会の中で 大規模な資金を作って行う介入なので1回 1回負けるわけにはいかないというのが 基本なんですね勝つことが前提なんです ですから長期勝算のあるところを選んで 介入をするそうすると150に超えた時 155超えた時は米金利が強ぶくんでるの で今介入してもおそらく効果はかなり限ら れるだろうということが見込まれてたと いうことではあるんです4月29日という のは日本は急上日でマーケットは非常に 薄いで海外時間でもないということでこの 時間帯に介入したことである程度の効果を 導き出したということが言えますですから ま単純なその防衛水準がいくらだっていう 議論ではなくてやはりこの限られた機会で 日本当局はどうやったら勝てるのかという ことを考えてやるま正記というその条件を 考えるというのが基本 ですそれから日本東京が介入したけれども 担当介入では効かないっていうこういう 論調もありますまこれについても楽天証券 のFFセミナー等で何度も何度もお話をし てきたことなんですけれどもこの考え方は アメリカヨーロッパは基本的に為替介入を しないというのが原則ですじゃどういう時 に強調介入するのかと言うと ファンダメンタルズは明らかに為替の方向 転換を示唆しつつあるにも関わらず陶器が 熱くなってそれまでのトレンドに沿って どんどん攻め立てているまこういう時に川 介入によって熱くなった陶器筋にザブンと バケツの水をぶっかけてちょっと頭を 冷やして見てみろというような介入の仕方 なんですねですからそういう時にはそれ そうに効果があるということにもなります ですから先ほど申し上げたように日本の ようにかつて水準防衛で100円防衛する ためにということで介入をしているでも マクロ環境はまだまだ変化する段階では ないという場合には介入をしても効かない ということで日本の介入効かないという そういうすり込みレッテルを貼られて しまったというところがあるんです欧米の 場合にはもうファンダメンタルズここまで 来たのにマーケットちょっと熱くなりすぎ てんじゃないのっていうところで入るので 比較的聞きやすいというところがあると いうことなですねまですからかつて介入し たところではそれなりの効果というものが 認められて強調介入なら効くということが マーケットに強く印象付けられてるんです けれどもこれは介入が効くというよりも ファンダメンタルズが方向転換している ことを気づかせる効果があそういう介入 だったというこういう捉え方をするわけ ですでこれの例外事項としてはこう 2011年え3月11日の東日本大震災 あの直後にドル円がすっと高くなった ところでG7がジャパンレスキュー日本 スんだということで介入に踏み切ってくれ たという場面がありますでこの時はもう 地震の後円高になるというこういう 触れ込みが相当あって実際にするすると 抜けたんですねでもこれは決してトレンド として動き出したものではなくて日本の FX市場の決済の特殊事情によるもので 朝方に79thesから76NHぐらい まで一気に動くという展開だったんです けれどもこれを見てG7が日本で一体何が 起こってるんだということで介入に 踏み切ったということなんですただこの時 まだ金融環境はアメリカ側の事情として ドル安だったんですねですから介入しても 方向転換をすぐにはしなかったまここ数年 にわってまだここでずっと円高側にいる わけですその後円安にどんどん動いてき ますけどもこれはアベノミクスによる意次 元緩和の効果ですですからこの時だけは 日本側の金融政策が大きなインパクトを 持ったという場面なんですけれども為替 強調介入に関して言うと介入そのものは 強調であれ単独であれ相場を方向転換さ せるものではないということで共通してい ますそして相場が方向転換していくために はやはり金利環境の貴重的な変化という ものが必要なんだということをご理解 くださいそしてえ為替受給から円安が 止まらないという議論これもセミナーごと に毎回このちょっと面倒くさい図を出し ながらご説明をしてきましたまこれだけ 資金がこうあちこち動いていてどれが一体 為替を動かしてるのってなかなか分かり にくいところがあるんですけれども例えば 日本の貿易収支がどうだ所得収支がどう だっていうところはこの青っぽい線の ところなんですがま非常に看板にしか動い てなくてこれ自体で相場がどんどん どんどん動かされるというわけではないん ですねでえ為替が若干動いた金利が動いた でそれでそばが動いた時にこれらの国際 収支の統計というのは大半の部分が ゆっくりとしか動きませんですからこれを 見ていて相場がこれからこうなるぞって ことを強いとんでは言えないということに なりますま最近の国際収支の議論として かつてほど円高にはならない構造になって いるということこれは確かですですからま 以前であれば100円突破か80円もある のかこういう議論を普通にしてたんです けれどもなかなかそういう時代では なくなったのかなということは指摘される 通りですただし相場が短期的に触れる今 まで円安ていったものが突然円高になって くとかっていう潮目というのはやはり金利 ベースで見ていくまこの図の中においては ですね黄色いところその他投資っていう ところにそういう当期の人たちの収支じり というものが入ってきますこはあのその他 の金融取引も入ってくるので一概に当期と ばっかりは言えないんですけれどもかなり の程度ここに入ってくるそれから黒い ところこれは誤差脱ratherと言って 統計で把握できないところですけれども その誤差脱ratherにも当期が相当 入っているだろうという風に言われてい ますですから過去に遡ってこの黄色と黒が どっちに伸びているのかっていうこれを 見るとまおよそですね相場の大きな潮目 方向転換のところが見て取れるということ になりますまだったらそこを見ればいいん じゃないかと思われるかもしれません けれども国際収支統計というのは発表が1 ヶ月も1ヶ月半も遅れて出ますのでで相場 のシグナルとしては扱いにくいま事後確認 に近いものになるということですねこの 当期の方向性が変わるという時に先にそれ こう促す力というのはやはり金利であると いうことで金利を見ていただくのが相場 実践上は適切であるという判断をしてい ますそれからここに国際収支の発展団解説 というのを入れておきました未成塾の債務 国って言うと貿易収支も経常収支も習得 収支も全部赤字だと言ってえ資金がるで 海外から資金を借り入れて債務国になって いるっていうこういう状況なんですねで 経済が発展してくると貿易収支でえお金を 稼いでこの債務を返していくという プロセスに入るでだんだんだんだん債務を 返済する段階になってくると貿易収支経常 収支が黒人になってま所得収支はまだ赤字 で未成人直の再建国いうのが全部黒字ま かつて日本ここ長く過ごしたんですけれど も近年は貿易字になりがちで成熟した債権 国という段階に進んでいるそしてその後 債権取り崩し国になると貿易収支経常収支 も赤字になるという段階になってまこう なってくるとアメリカやイギリスのように なってくということになりますまアメリカ やイギリスもここに至るプロセスにおいて は通貨の信用を失って大丈夫かと言われた 場面もありますですからいずれ日本もそう いうプロセスを経てく可能性は高いんです けれどもま少なくともですねじゃあ今の イギリスアメリカを見てでま新興国にに なったとかもうなんか破綻してダメになる とかま日本でよく聞かれるような論点です ね円安そのものがあたかも日本の国力で 代表する指標であるかうに語るということ まこういうことについて今のイギリス アメリカを見れば果たしてそうなのかって いうことはよそイメージできると思います まこういうプロセスを経て進むことでは あるのでその身のたにあった今の日本に あった状況ということを正しく理解すると いうのが基本であってえいたずらに悲観 するとかいうようなことで見る必要はない というのが私の認識 ですまその日本は発展途上国並であると いう議論よく代表的に使れるのはこれです ねでこれは1973年を100として主要 国の通貨を実質実行カーセレートで見た ものということになります実質というのは インフレ文を調整してるですねインフレが 動くとその分為替が動いてしまうので インフレを取り除いたところで実質でえ 通貨の強弱を見るということそれから実行 為せレート実行というのは貿易過重という 意味でして日本だったらアメリカとだけ 貿易してるわけではなくアジア諸国もあれ ばヨーロッパもあればことになるのでその 取引量に応じてそれぞれの通貨アジア通貨 であるとかユロであるとかそういったもの と全てを過重平均した為せレートを出すと いうことなんですねま川の総合レートと いう言い方をしていいと思いますけれども 日本がこの赤い線で1980年代から90 年代に半ばにかけてものすごく強くなった そしてそれがかってきて落ちてきたこの 落ちてきたここは遡ってみると日本が 360の固定相場性能時代だったこと同じ くらいじゃないかま360時代というのは 日本発展途上国だったということでもう 途上国並みに縁はダメになってきたみたい な議論がされますでも日本の経済社会見た 時にこんな風にダメになったという風に 思えますか新興国なみに信用を失ってると いう風に思いますか日本の国際これは信用 力においては依然として世界で最高レベル にあります先行きについてそれほど気に する必要なものではないということが市場 も認めているまそういう国で通過価値が 下がってるんですけどもこの時に他の国 っていうのをちょっとこう比較してみます 例えばアメリカかエジ色で入れてます けれどもこれずっと見ていただくとずっと こう下がってきて近年上がってますけれど もじゃあアメリカってほとんどこれ通過 価値は変わってなくて金に上がった部分を 除くと長らく衰退してたんだって話にも なりますあるいは経済において強国の1つ とされているドイツですけれどもこれ なんかはほとんどこのマイナス権辿ってる んですねじゃあずっと地理品だったのかと いうことになるわけですで普通であれば こういう風に実質実行カセレとそんなに 大きく動くものではないんですね逆に言う と日本が特殊な事情で上がってたんだろう という目で見るのが私は普通なんだと思い ますで実はこれについてはもうメカニズム も分かっていてかつての日本の輸出とこれ から国内価格のギャップという日本国内 問題だったっていうことがほとんど分かっ てる話なんですねまそれを見てんのが こちらの図ということになります日これ ドル円だけで見ていますけれども長い目で 見ると為替レトは内外のインフレ格差が ベース貴重になって動いているということ が分かりますまこの図で言うとこの青い線 これが1990年を基準にした日米の インフレ比率ですねなんですけれどもこれ で見ていただくと赤い線ドルエ相場の中心 軸を通っていて1980年代から90年代 の仲間にかけて円が異様に上に触れている ですからなんだかこの円高ってやっぱり 相当すごかったんだていうことになるん ですねでそれがその後もどちらかという 円高になって日本デフレに陥って円安で 作ってもらいたいところなのに日本銀行の 金融緩和が足りないとかもうマーケットの すり込みで日本の苦境になると日本って 通過高になるんだとかまこういう当期も出 やすかったのでずっと円高気味であった これがデフレをどんどんどんどん悪化させ たそしてその後アベノミクスによって円安 にかなり強烈に誘導したけれどもデフレ 脱却には至らなかったなんだアベノミクス 効かないじゃないかみたいなことも相当 言われたんですけれども相当頑張った円安 によってデフレを出していくための下地を ここで作ったんですねそしてまこれ幸いと いうか不幸中の幸いでしょうけれどもこの 後コロナが出てきたことによってアメリカ がインフレになってものすごい金利を上げ たでそのものすごい金利に引っ張られる形 で円安が相当進んでここまでの円安にした ことによって初めて輸入インフレにもなり 日本もああデフレを脱するんだという気運 が出てきたっていうこういう風な流れに なってるんですねで1980年代この やたらと強い円高なんですけどもこの当時 ですね何が起こってたかというと日本の 国内物価が円高になってるにもかからず その輸入品の価格を下げるということも なかなかしない中でこれが消費者物価の 基調ですね1973年基準で見るとこう いう基調で奴隷行くはずなのにそれよりも ずっと高いところにあるなんでかって言う と当時日本の企業が輸出物価ベース円高に なっても円高になっても輸出価格を買え ないでシェアを取りに行くっていう行動に 本訴したんですねまこれは本当に欧米市場 では気持ち悪がられたんですけれども実際 そういう行動を取ったんです結果として 為替レートというのはそこまで強烈に輸出 シェアを取るという行動を取ったことに よって輸出採算点であるこの輸出物価 ベースの勾配力陛下に近いとこに引っ張ら れていきましたそうすると国内物価から 見ると異様に円高になっているという構図 になっているこの水色の線から赤い線が 上振れているところこれがこちらの図 さきほどの実質実行カレとの上れている ここの正体ですでドイツ等が上がらないの はこれはドイツがやっぱり陸続きの フランスであるとかその他の欧州国と比べ てもこの国内物価の変動がバランスが取れ ていたで輸出物価これもある程度バランス が取れてたのでこの水色の線と緑の線の ギャップがこれほど大きくならない大きく ならないしこのように緑の線の方に近づい てくように日本の輸出企業が奔走する みたいなこと起こらないということで 落ち着いていたということが言えるわけ ですですからま基本的にはですねこういう 風にもう帰りしたこういうずれてるところ そして特殊な事情でこんなに上れたところ を取ってかつて日本は強かったっていうの は妙な話であって最近落ちてきたことに よって身滝に会うところに来たという捉え 方が1つそれからもう1つはこの図のよう に中心になるような公害力陛下中心軸を 置いた時に日本はもう何十年も苦しんでき たデフレを脱するために相当決ったトピな 脱デフレ対策を打ったそれでも足りなかっ たけれどもも幸いなことにコロナの インフレでアメリカが利上げをしたこと からトピな円安が進んで今初めてデフレを 脱するチャンスを得たというこういう風な 構図で来てるんだという捉え方ですまこの 辺りですね日本がもうこのパテと上告並に なったみたいなことをこの図だけで語っ たりして一体経済実態のどこにあるいは 親友力のどこに途上国並の状態が起こっ てるのかということをちょっと冷静に 考えればよくよく分かることであろうと いう風に思う次第です結論として私は円安 っていうのはいい面も悪い面もあります 実際輸入コストが上がってインフレになっ て苦しむ家計というのも出てきます中小 企業で価格転化できないからだと言って 利益がどんどん減ってくところも出てき ますだけれどもマクロ経済で見た時に アメリカの公金利が長引いて円安が長引い てることによって日本がデフレを出して いく拡張していくようやくその入り口に 入ることができたとこういう認識でいます まこの図も何度も出してます日本の名目 GDPが赤い線なんですけれどもま多くの 国は経済成長プラスインフレ率でこれ ずっと右肩上がりなんですねところが日本 は1990年代以降成長は横ばいインフレ もなくデフレっぽいという状況の中でま 本当にこの赤い線がずっと何十年も横うっ ていうなかなか見られない現象に陥った わけですで株価はどうかって言うと普通は この名目経済成長率に見合って推移して いくというのが普通の姿なのでまずは バブルの時に上がりすぎたでこれが落ちて きて調整場面に入ったその後について 立ち直ろうとしても成長もしないインフレ もないという経済のもでリスク資産である 株は俺より上がりきれないとこよりも むしろ下れてしまうということを被ってき たっていうことでもう苦境に苦境れてと いう展開になったんですそれが近年です けれどもアベノミクス以降これが名目成長 率がプラスになったえ今回のコロナ禍以降 大胆な財政政策給政策を発動したことも あるしアメリカのそのインフレ公金時に よって円安が突に進んだこともあってと いうことで日本にもインフレが来る名目 GDPが拡大するまそのことで企業の売上 もそれに見合ってえ増える収益も増える だったら改革しようという金具も出てくる ということから賃上げにもつがってで ようやくそれだったらということで日本 銀行もマイナス金利を出して2024年中 にプラス金利を目指せるんじゃないかて いうところまで来たということなんですね まこの円安というのはその意味では本当に 30年代苦しんできたデフレを出してく上 で日本がようやく危を吹き返すそのための 後押しをしているこういう現象だという 捉え方ができるわけです確かにに円安に なって先ほど申し上げた家計が苦しいとと あるかもしれませんあるいは海外横行行っ たら高すぎてっていう人もいるかもしれ ませんでも海外旅行が高すぎる人が ゴールデンウィク中どうするかと言ったら 国内の身近なとの旅行にしようかとかこう いう話になることで内需を支えるという ことにもなってきますでもちろんイン バウンドが増えてるということもあります ですからこういう風に円安になってると いうことは通常は内需を支えるという効果 がものすごくすごいそれから外需を 取り込むということにもつがっていく そして日本のように国内成長が足りないと 言って海外に進出た企業は海外であげた 収益も円に直すとその円安分だけ重されて 計上できるということで株高にも繋がって いくというこういう流れになってるんです ねですからこちら日経平均とどれ並べて ますけれども最近の円安に沿って日経平均 が高まってるということにもなっていると いうことなんですまトータルで今日お話し てくとまとめますと冒頭で申し上げた通り で円安だてものすごく不安するで日銀なん とかしろ介入でなんとかしろみたいなこと があるけれどもそれでは効かないそういう 不可効力なんだアメリカの金利が高ければ それに見合ってド円が高くなるという不可 効力をむってまこれがアメリカの景気が 悪化して仮に景気交代になってまたゼロ 金利にでもなるということになればドルも 110であるとかそれ以下になるという目 が出てきますまこういう風に循環現象で ありアメリカの近隣に沿って動いているで 今アメリカの金利がすぐさま下がる目が ないということになるとその円安が長引い てる間に日本はデフレを出していく下地が 作られていくということになるんですねま こういう風にいいこともあれば悪いことも あるでも不可効力であるんだったらその いい面を極力最大限生かす使っていくと いうのが私はビジネスとしてあるいは投資 としての基本であるという風に考えます いずれに不安しして意味のない介入だ日銀 だって言って期待するこれも妙な話ですし それを日々論じているというのも非常に 違和感が大きい話なですねま是非合わせの 本質というものを理解していただいてで この環境の中でどうしたらいいかという ことを簡単と見ていただきたいということ ですこの動画をYouTubeでご覧に なってる皆様へ田中大輔のマネは語は楽天 証券の投資情報メディア投資に展開をして おります私の過去のレポート動画もそこに は多数ありますし他の専門家の方々の分析 も多数掲載されておりますので是非皆さん の投資のご参考になさってくださいそして この動画気に入ってくださった方はリね ボタンとチャンネル登録をよろしくお願い いたしますご視聴ありがとうございまし たOG

    ※こちらの動画は2024年5月2日(木)に収録しております。

    👇田中泰輔のトウシル連載記事はこちら
    『マネーは語る』
    https://media.rakuten-sec.net/category/kicchiri-kawase

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    https://media.rakuten-sec.net/

    🕒タイムスケジュール
    00:00 オープニング
    01:02 お話すること
    01:49 まず結論:主犯は米金利
    05:03 非常識:介入をはやしてどうなる?
    09:34 非常識:〇兆円も無駄にして
    13:16 非常識:日銀、円安を止めろ
    15:34 非常識:防衛水準論
    20:08 非常識:単独介入は効かない
    23:25 非常識:為替需給から円安は止まらない
    27:38 非常識:日本は発展途上国並み
    35:02 結論:円安が日本復調を後押し

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