September 2024
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    【解説】株価“史上最大の下げ幅”…大きな2つの要因 下落いつまで? 経済への影響は

    5日、日経平均株価が大暴落しました。株価が下落した背景には、大きく分けて2つの要因があるといいます。考えられる日本経済への影響も含めて、日本テレビ経済部・金融担当キャップの渡邊翔記者が解説します。

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    https://news.ntv.co.jp/category/economy/a26cbd0de93a4a87afe5190e0cec3a5a

    ■株価下落…2つの要因

    鈴江奈々キャスター
    「5日は(日経平均株価が)“大暴落”ということで、この先の影響も気になるところですが、どうなんでしょうか?」

    経済部・金融担当キャップ 渡邊翔記者
    「今年に入ってからの日経平均株価の動きを確認します。7月11日に史上最高値の4万2224円2銭をつけました。その後、少し落ちましたが、7月31日には3万9101円82銭まで回復していました。しかし、その後に株価が一気に下がってきて、5日は3万1458円42銭で取引を終えました。下げ幅が、5日は過去最大になり、今月2日の先週金曜日、前の営業日と比べると、4451円28銭の下げ幅となっています」

    鈴江奈々キャスター
    「先週から株価は急落して、その下げ幅というのがこれだけ大きくなっているんですが、なぜこんなに一気に下がったのでしょうか?」

    渡邊記者
    「大きく分けて2つの理由があります。1つは円高の進行です。先週、日銀が利上げを行いました。一方、アメリカでは逆に金利を下げる利下げが始まりそうだとなって、円高が一気に進んでいます。5日の円相場は一時、1ドル=141円台になりました。円高は輸出企業にとってはマイナスの影響があるので、結果として株価を下げる要因にもなっているということです」

    「もう1つ、それよりも大きな要因があります。アメリカで先週発表された経済に関する指標が市場の予想よりも悪かったので、アメリカの景気が後退するのではないかという懸念が一気に広がったことです。アメリカの株価が大きく下がると、その流れを受けて日本の株価も急落したということです。7月には4万2000円台まで上昇して史上最高値を更新したばかりでしたが、8月に入ってからの株価の下げ幅は1日、2日、5日のわずか3営業日で実に7643円となりました。市場関係者に聞くと、『5日の株価はさすがに下げすぎだ』と。株価が一気に下がることで投資家が『自分も株を売らないといけない』とパニックになってしまって、どんどん株が売られる状態になったというふうに分析しています」

    ■株取引…やっていない人にも影響が?

    鈴江キャスター
    「パニック安なのではないかという分析がありますが、下げ幅が1987年のブラックマンデーの時を超えたということですが、その当時と今、日本社会、そして世界を含めて違いますけれども、どんな影響があって、今回も同じようなことが起きるのか、このあたりが気になるのですが」

    渡邊記者
    「実はブラックマンデーの時、私はまだ生まれていなかったものですから、当時を知る人に取材すると、日本では、当時は数字の下落幅ほどの実際の影響はなかったと。というのも、当時はバブル経済でしたから、半年ほどで落ちた分は回復したと。一方で日本では、当時は今の新NISAのように株式投資を一般の人が広くするという文化がまだありませんでしたから、必ずしも当時と比較できるものではないというふうに思います」

    鈴江キャスター
    「今の話にもありましたけれども、株取引をやっている人への影響は想像がつきますが、やっていない人にも今回、影響は考えられるんでしょうか?」

    渡邊記者
    「市場関係者に取材すると、やはり株価が大きく下がっていくと、景気が悪くなるのではないかという見方が広がります。それが経済にとって今後のリスクになるのではないかということでした」

    鈴江キャスター
    「なるほど」

    渡邊記者
    「ここで株価が下げ止まるのか、5日時点ではまだ見通せませんが、日本経済全体でみると、今好調な賃上げを背景にデフレから完全に脱却できるのかの正念場にいますので、株安の影響が経済全体にどう影響するかというのが1つのポイントになってきます」

    ■下げ止まりのタイミングは

    鈴江キャスター
    「その今後ですが、株価の下落はいつまで続くと考えられるんでしょうか?」

    渡邊記者
    「市場関係者に5日に聞くと、誰に聞いても『今日のところは、どこまで下がるか分からない』と。市場がまずは落ち着くまで待つしかないというふうに話しています。ただ、下げがあまりにも早すぎて大きすぎると。あとアメリカの影響というのが相当大きいので、『日本経済の実態からみると、株価下げすぎじゃないか』という指摘もありました。ある市場関係者は、『近いうちには下げ止まって、ひとまず株価が反発する局面を迎えるとは思うけれども、今週の前半くらいはまだ乱高下で落ち着かない状況が続くだろう』というふうに話していました」
    (2024年8月5日放送「news every.」より)

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    #日経平均株価 #ブラックマンデー #歴史的暴落 #日テレ #newsevery #ニュース

    35 Comments

    1. 国が勧める事はしないほうが良い。まだまだ損すると思う。円高ってガソリンも安くなって良いと思ったんだけど、違うのか。

    2. 日銀は先が読めないのかな。無用な介入、的外れな利上げが原因の一つであることは間違いない。アメリカ景気後退懸念、中東情勢の懸念などいくつかある。
      日本病、貧困増税物価高低所得は、後10年は続く

    3. 市場関係者、市場関係者って、
      日テレも自分たちで取材して見解言えないなら、ニュースにしなきゃいいのに!
      TBSですら、原因は米国の雇用統計だと、マトモな報道してのに。

    4. 資産を持ってる人だけが儲かる格差社会を無くすため、バブル崩壊時みたいに、また7000円くらいまで下がればいいな\(^o^)/

    5. 辰年バブル終了のお知らせ!1ヶ月ぐらいは取引控えます!
      29000円ぐらいになったら余剰資金で積立しておこうかなぐらい

    6. 日本のゼロ金利の円を利用してレバレッジをかけてカネを運用していたヘッジファンドが円の金利が上がり、アメリカの景気も後退し、中国の景気も後退し、ウ対露も終息せず、中東でドンパチ始まりそうで、世界情勢も経済も不安定な兆しが見えてきたので、ヘッジファンドが一斉に利確してマーケットから離れている現象。弱小の投資家はマーケットの養分として溶けた。

    7. どう考えても、植田ショックが8割、アメリカ経済が2割程度の影響でしょう…
      アメリカの経済データが落ち目である事は以前からわかっていたことで、植田日銀総裁が利上げをほのめかした途端にこの有様です。
      アメリカ株も落ちていますが、日本株ほど異常な動きを見せているわけではない。
      相変わらず財務省や日銀に忖度するテレビ局は本当に信用できません。
      間違いなく植田ショックです…
      間違いをしっかりと指摘し、方向転換を促すのがマスコミの仕事じゃないでしょうか?
      あなたたちがきちんと報道しないから、政府も役所もまともな仕事をしなくなっているんです。
      この大暴落で日本経済が崩壊するかもしれません。いつまでも財務省や政府に忖度する報道はやめてください。一刻も早くやめてください。

    8. 暴落したから安くなった株を買いたいなどと言ってるとどつぼにはまるよ この下げは世界的な下げで日本の金利反転や円高傾向などでは説明できない

    9. 利上げというのは本来は過熱した景気を冷ます為に行うものであって、断じて為替を操作する為のものではない。実質賃金が下落を続ける中で利上げを行うなど、正気の沙汰ではない。30年続いたデフレから何も学ばなかったのか?

    10. アメリカが下げたから日本が下げたの説明はいいのだけど、アメリカの下落率と日本の下落率、ドルベース換算でもいいので比較した下落率をみせてほしい。それで例えば、日本の方が下落率が大きいのなら、その超過下落率は植田日銀の失敗分はこれだけとか、個人的にはそんな感じの説明がほしいです。

    11. 下がりの端緒はその通りかもしれないけど、信用取引で追証 or 保証率回復のための売りの理由の方が大きいでしょ。

    12. 夏のバカンスの季節に株が上がる事がおかしいです。

      大きく上がればマーケットが休みなので買う人がいなくてさがると思います。

      上がりすぎです。

      お気を付けください。

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