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    コメ、野菜、ガソリン…続く物価高 2026年はどうなる?スーパー店長と地域経済の専門家に聞く (26/01/16 19:00)

    シリーズ「動き出す2026宮城」、今回は物価についてお伝えします。

    仙台市の消費者物価指数、現在公表されている最新の11月のものです。
    2020年の物価を基準として現在の物価が高いのか低いのか数値化しています。

    物価全体の上下を示す「総合」の項目を見ると、5年前と比べ物価が15パーセント以上、去年の同じ月と比べても3パーセント上がっていることがわかります。
    この物価高はどこまで続き、今年はどうなっていくのでしょうか。

    堤勇高アナウンサー
    「去年1年間でこれ高いなと感じたものは…」

    「それはおコメだね」
    「おコメ…」

    最も多く挙がったのはやはりコメ。コメを含む「穀類」は5年前と比べ物価が1.5倍近くとなっています。

    「令和のコメ騒動」とまで言われた2025年。
    新米が流通すれば価格は落ち着くという予想もありましたが、年間を通して高止まりの状態が続きました。

    さらに…

    「今まで買ってた大好きなチョコレートがあるんですけど、特売で200円ちょっとだったのが300円くらいしてて、それもちょっと買い控えになっちゃいました」

    菓子類は前の年と比べ10パーセント以上の値上がりとなっています。

    ほかにもこんな声が…

    「去年はガソリンですかね高かったなっていうところで、12月くらいからガソリン(の値段)が引き下げになってそこは良かったかなと思うんですけど」

    「イチゴ」
    「イチゴもめっちゃ値上がりしましたよね」

    物価高の影響を受けているのは消費者だけではありません。
    仙台市若林区のスーパーでは…

    生鮮館むらぬし 村主芳治店長
    「去年一気に上がったのがこのコーヒー豆。一気に倍くらいになってしまった感じですね」
    「チョコですね……前まで98円とかで売っていたものが倍になっているっていう感じですね」

    仕入れの値段も上がる中、それをすべて店頭の価格に反映するわけにもいかず。
    売る側も、身を切る対応を余儀なくされています。

    生鮮館むらぬし 村主芳治店長
    「メーカーからは20パーセントの値上げをお願いしますって来るんですけど、お店ですぐ20パーセント値段を上げてしまうと(売れずに余って)ロスになってしまうので、5%、7%、10%と徐々に上げて、買ってくれる値段というところまで上げて(ロスになって)捨てないようにうちの店もなんとか我慢しながら値上げしていってるっていう感じですね」

    なぜここまで物価高が続いているのか、地域経済の専門家に聞きました。

    七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミスト 田口庸友さん
    「もともと今の物価高が始まったのは、本格的には4年前ロシアのウクライナ侵攻で、原油や穀物の価格が上がった。そこからかつてない価格高騰に見舞われてそれがすべてに波及した。物価高対策として賃金を上げようと企業としては給料を上げた人件費の分まかなうためにさらに値上げをしなきゃいけないということが起こり、あとは2024年問題。ドライバー不足によって物流コストが上がっていったと。記録的な円安ということなので、円安と人件費物流費これらが上がったことが価格転嫁されたと、それが凝縮された1年だったと思います」

    では今年、2026年の物価はどのようになると考えられるのか…
    ここからは田口さんに「物価予報」をしていただきました。

    まずは物価全体について…

    七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミスト 田口庸友さん
    「引き続き物価を上げる要因というのは変わっていないということで、上昇ペースは鈍化しても高止まりは続くと考えられます。下がる要因がほとんどないと、上がる要因しかないと言っていい状況だと思います」

    続いて細かな品目、まずコメについて…

    七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミスト 田口庸友さん
    「よく言われますのはコメの在庫がかなりダブついてきていて、損切をしても売るという動きがあると聞いてますし、特に3月決算を前にその動きが加速するというのは言えると思いますが、ただそれでも今放出している備蓄米を政府が買い戻すということで量を調整するということが続くと思いますので、劇的には下がらないだろうと。ニューノーマルの価格にだんだん落ち着いていく」

    上がり幅の大きかった菓子類については…

    七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミスト 田口庸友さん
    「原因となるカカオの不作がだいぶ落ち着いてきたということで、ピークアウトはするだろうと思われます。ただもう一つの不安要素である円安が進んでいることによってそれを打ち消しかねないので、多分大きくは下がらない」

    2026年も、物価高は悩みの種になりそうです。

    このほかにもいくつか田口さんに「予報」していただきました。

    ガソリン…
    「暫定税率の廃止で今価格は下がっているが、海外の政情不安もあり供給不安があれば原油価格が押しあがって暫定税率廃止分を打ち消していく可能性も」

    野菜や果物…
    「もともと天候次第なので読みづらいが、最近の気候変動や円安による輸入野菜の高騰を考えると、大きな上下を繰り返しながら徐々に上がっていくのでは」

    ホテルなどの宿泊費…
    日中関係の影響で高かったホテル代が下がっている地域もあるようですが…

    七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミスト 田口庸友さん
    「宮城・東北はインバウンドの割合が小さいうえ、インバウンドに占める中国の割合もその中の1割程度。影響は限定的」

    本当に上がりそうですという話ばかりです。

    コメが落ち着きそうというのは私たちにとって明るい情報ですが、全体をみますと、この2026年もまだ我慢の状況が続きそうです。

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