円高で日経1600円安、キオクシアは3日続伸|「自社株買い」って何?【けいざいノート】
2026年8月3日の東京市場は、円高で全体が売られる一方、キオクシアは逆に上昇しました。
何が起きたのかを整理しつつ、キオクシアが発表した「自社株買い」を約90秒で解説します。
▼日経平均株価(8月3日)
・終値 63,754円90銭(前週末比 607円12銭安、0.94%安)と3日ぶりの反落
・安値は 62,703円47銭。前週末比では1,658円55銭安(2.58%安)まで下げる場面がありました
・つまり「1,600円超安」から「600円安」まで下げ幅を縮めて引けた一日でした
▼けさ、協調介入が公式に認められました
片山さつき財務相が、7月31日に米財務省と協調して円買い介入を実施したことを認めました。
最近の為替相場に見られた「行き過ぎた変動・無秩序な動き」に対応したものとしています。
さらに、必要であれば追加の協調介入も「ちゅうちょせず実施する」と述べています。
ドル円は東京時間に一時1ドル=155円台と、5月上旬以来の円高水準をつけました。
▼なぜ円高だと株価が下がりやすいのか
日本の大きな企業の多くは海外でも稼いでいます。海外で得た利益を円に換算するとき、
円高が進むと、同じ1ドルがより少ない円になります。
事業そのものが変わったわけではなく、換算の条件が変わったという面があります。
(影響の大きさは企業ごとに違い、為替予約などの対応も行われています)
▼キオクシアホールディングス(285A)は3日続伸
・終値 49,160円(前週末比 2,660円高、5.72%高)
7月31日に発表された2026年7〜9月期の連結純利益の見通しは1兆2,700億円(前年同期比31倍)
でしたが、事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、1兆3,431億円)には届きませんでした。
一方で、同時に発表された自社株買いと株式分割が好感された形です。
▼この回のことば:自社株買い
自社株買いとは、会社が自分の株を買い戻すことです。
買い戻した分だけ市場に出回る株が減るため、同じ利益なら1株あたりの取り分が大きくなります。
ただし、発表されるのはあくまで「上限の枠」です。
必ず全部を買うと決まったわけではなく、買う量やペースは会社が決めます。
▼キオクシアが発表した内容(2026年7月31日)
・取得枠:上限8,000億円/3,000万株(発行済株式の約5.5%)
・取得期間:8月3日〜10月30日
・株式分割:1株を3株に(9月30日を基準日、10月1日付)
※分割は1株を3株に分けるもので、会社の価値が増えるわけではありません
出典:日本経済新聞(日経平均 2026年8月3日15時30分大引け/片山財務相/キオクシア株価)、
NHK(追加介入への言及)、キオクシアホールディングス 適時開示「自己株式取得に係る事項の決定」
「株式分割」(2026年7月31日)、QUICKコンセンサス(市場予想)、
Yahoo!ファイナンス(ドル円・LINE FX)。
※いずれも2026年8月3日時点の実績値であり、相場の予想ではありません。
※数値は概数を含み、時期により変動します。
※特定の投資・売買をすすめるものではありません。投資の判断はご自身で。
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