◆JERAセ・リーグ 巨人1―2DeNA=延長10回=(2日・京セラD大阪)
巨人が逆転負けを喫した。両軍無得点の6回に松本剛外野手の左前適時打で勝ち越したが、8回に田中瑛斗投手が同点とされ、延長10回に勝ち越された。感染症特例で登録抹消となった井上温大投手に代わり、西舘勇陽投手が先発して6回10奪三振、3安打無失点と試合を作ったが、打線が相手を上回れなかった。首位・阪神はヤクルトに敗れ、優勝マジックは19となった。
投手陣の奮闘むなしく、敗れ去った。延長10回、1死二、三塁で林を申告敬遠で満塁策も、2死から赤星優志投手が代打・宮下に勝ち越し打を許した。しかし、敗因は明確。打線がわずか1点しか奪えなければ勝ち目は薄い。同点の9回に守護神・マルティネスを投入して流れを作ろうとしたが、これも実らなかった。
両者一歩も譲らず、試合展開の早い投手戦となった。巨人は予定していた井上に代わり、西舘をマウンドに送り込んだ。初回、3番・佐野に自己最速タイとなる156キロをマークするなどエンジン全開。低めから伸びあがるような直球は強く、DeNA打線を力で押し込んだ。2回は2死から連続四球を出すなど制球面で不安定さを見せたが、あと一本を許さなかった。6回終わって自己最多となる118球。球数は要したが、真っすぐの威力は最後まで落ちなかった。
西舘を援護したい巨人打線だが、こちらも元気なし。3番に泉口を戻し、不振のダルベックを外して大城、坂本の4、5番でクリーンアップを組んだ。2軍からティマを呼んで7番に、萩尾を8番に入れてカンフル剤の期待をかけた。しかし、東の前に5回までわずか2安打。二塁ベースも踏めず、相手のチェンジアップ、スライダーにバットがクルクル回った。6回は1死で西舘の代打に石塚を起用。初球の内角球をライト前に運び、流れが変わった。
前日1日の9回にサヨナラ犠飛を放った2年目のヒーローがチャンスメイク。犠打で2死二塁とし、松本が勝負強さを発揮した。カウント1―1からのイン寄りカットボールを引っ張り、レフト前に落とした。二塁走者の石塚がホームイン。今季、0勝2敗、防御率0・64と苦手にしている東から待望の先制点をもぎ取った。
逃げ切りに入る巨人。7回は堀田を送り込む。ピンチで中川が救援して脱した。8回は田中瑛を送り込んだが、2死から死球とヒットでピンチを招き、代打・筒香に同点打を許した。セーブ機会ではない同点の9回はマルティネスを投入。しかし、延長戦で力尽きた。首位・阪神がヤクルトに敗れただけに勿体ない。ゲーム差は4・5のままで、優勝マジックは19に減った。
