Appleが9月9日に開催する特別イベントを前に、iPhone 18 Pro Maxだけが機械式の可変絞りを採用するとの情報が浮上している。中国のリーカー、Ice Universeが伝えたもので、Bloombergのマーク・ガーマンもイベントの招待状について、Pro Maxの機械式絞りを示唆しているとの見方を示した。
一方、調査会社TrendForceは、iPhone 18 Proシリーズのカメラに機械式可変絞りが導入されるとの予測を公表しており、対象モデルをめぐる情報は一致していない。Appleはカメラ仕様や価格、予約開始日を発表しておらず、Pro Max限定となるかどうかは9月9日のイベントで明らかになる見通しだ。
■可変絞りはPro Max限定との情報
Ice Universeの情報によると、可変絞りを備えるのはiPhone 18 Pro Maxだけで、小型のiPhone 18 Proは固定絞りを継続するという。これまで可変絞りは両方のProモデルに採用されるとの観測もあったが、8月に入ってPro Max限定とする報道が相次いだ。
iPhoneのメインカメラは、絞りの大きさが変わらない固定絞りを採用してきた。可変絞りでは、レンズを通る光の量を機械的に調整できるため、明るさや被写界深度を撮影条件に応じて光学的に変えられる。
絞りを開けばセンサーに取り込む光を増やし、暗い場面での撮影や背景をぼかした表現に利用できる。反対に絞りを絞れば、明るい環境で取り込む光を抑え、ピントが合って見える範囲を広げやすくなる。実際の効果や利用者が操作できる範囲は、Appleがどのような制御方式を採用するかによって変わる。
動画撮影では、光量を絞りで調整できれば、明るい環境でもシャッター速度を過度に速くせず、被写体の動きに自然なぶれを残しやすくなる。現在はNDフィルターなどで光量を抑えることがある撮影条件でも、端末内部の絞りによって露出を調整できる可能性がある。
Pro Max限定との情報が正しければ、カメラの光学的な制御を重視する利用者にとって、iPhone 18 ProとPro Maxの違いは本体サイズや電池持続時間だけではなくなる。ただし、絞りの可変範囲や操作方法、静止画と動画で利用できる撮影モードなど、具体的な仕様は確認されていない。
■価格上昇の予測も購入判断に影響
TrendForceは、iPhone 18 Proの米国での開始価格を1249~1299ドル、iPhone 18 Pro Maxを1349~1399ドルと予測している。前世代に比べ、いずれも150~200ドル高い水準となる。Appleが発表した価格ではなく、日本での販売価格も明らかになっていない。
同社は価格上昇の主な背景として、DRAMやNAND型フラッシュメモリなどのコスト増加を挙げている。TrendForceの推計では、256GB版iPhone 18 Proの部品原価は前年の同等モデルより約38%増え、メモリが部品原価に占める割合は2026年第3四半期に約34%へ上昇する。
もっとも、部品原価の上昇分がそのまま販売価格に転嫁されるとは限らない。Appleが利益率を引き下げて一部を吸収する可能性もあり、正式な価格はイベントでの発表を待つ必要がある。
Apple初の折りたたみ式iPhoneも、Proシリーズとともに発表されると予想されている。報道では「iPhone Ultra」などの名称が使われているが、正式名称は確認されていない。TrendForceは暫定的に「iPhone 18 Fold」と呼び、開始価格を2099~2299ドルと予測している。
■Apple Intelligenceではメモリ容量も焦点
iPhone 18 Proシリーズは、オンデバイスAI処理を支えるため、12GB以上のメモリを搭載するとの観測が出ている。iOS 27では一部の高度なオンデバイスAI機能に12GBのシステムメモリが必要とされており、対応機種を選ぶ際にはカメラだけでなくメモリ構成も重要になる。
もっとも、未発表のiPhone 18シリーズについて、各モデルのメモリ容量はAppleから公表されていない。標準モデルを含むラインアップ構成や発売時期も正式発表前であり、特定モデルだけが高度なAI機能に対応すると現段階で断定することはできない。
■予約開始は9月12日との報道
Appleは「Surprise and shine.」と題した特別イベントを、米国太平洋時間9月9日午前10時から開催する。日本時間では9月10日午前2時となる。Appleの公式サイトとApple TVアプリで配信される予定だ。
iPhone 18 Proシリーズの予約受け付けは、米国太平洋時間9月12日午前0時、日本時間同日午後4時に始まる可能性があるとMacweltが報じている。例年の金曜日ではなく土曜日になるのは、9月11日が米同時多発攻撃から25年に当たるためだという。
MacRumorsもこの情報を伝えているが、情報元となったMacweltは過去にApple製品の発表日を外したことがある。特に午前0時という開始時刻はAppleの近年の運用とは異なり、予約日と開始時刻はいずれも未確認情報として捉える必要がある。
発売日は9月18日になるとの予測が出ている。折りたたみ式モデルについては、生産や供給の事情からProシリーズより遅れて予約や販売が始まる可能性も報じられている。
■9月9日のイベントで詳細が判明へ
今回のイベントは、9月1日付でAppleのCEOに就任したジョン・ターナスの就任後初となる。ティム・クックはエグゼクティブ・チェアマンに就任し、ターナスは取締役にも加わった。
Appleは現時点で、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、折りたたみ式iPhoneの製品名、仕様、価格、発売日を発表していない。Pro Maxだけが可変絞りを備えるという情報についても、正式発表までは複数ある予測の一つとなる。
可変絞りがPro Max限定となれば、カメラを重視する購入者にとって明確な選択材料になる。一方、両方のProモデルに採用される可能性を示す調査会社の予測もある。端末の大きさや価格、実際に利用できる撮影機能を含め、購入判断には9月9日の正式発表を確認することが重要になる。
元記事: iPhone 18 Pro Max Gets Mechanical Camera; Pro Does Not: Pre-Order Guide for Saturday
