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    いわもと・ひかる/1993年生まれ。アイドルグループSnow Manのリーダー。ミュージカル「タイムトラベラーズ・ワイフ」(東京9月5~24日、大阪10月2~8日)に主演。10月スタートのテレビドラマ「真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA」(毎週金曜よる11:15~)に主演[photo:蜷川実花/hair & make up:TAKAI(undercurrent)/styling:渡邊奈央 宇喜多みく(Creative GUILD)/costume:YOKE meanswhile remer]
    いわもと・ひかる/1993年生まれ。アイドルグループSnow Manのリーダー。ミュージカル「タイムトラベラーズ・ワイフ」(東京9月5~24日、大阪10月2~8日)に主演。10月スタートのテレビドラマ「真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA」(毎週金曜よる11:15~)に主演[photo:蜷川実花/hair & make up:TAKAI(undercurrent)/styling:渡邊奈央 宇喜多みく(Creative GUILD)/costume:YOKE meanswhile remer]
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     自分のためより、誰かのためのほうが「気合が入る」性分だ。主演作が続くSnow Manの岩本照さんが、役との出会いや挑戦を通じて見つめた「知らなかった自分」とは。AERA 2026年9月7日号より。

    【写真】蜷川実花が撮った!AERAの表紙を飾った岩本照はこちら

    *  *  *

     主演ドラマ「真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA」で演じるのは、これまでも様々な作品に登場する忍者、猿飛佐助。佐助は卓越した跳躍力と発想力、型にとらわれない戦い方を誇る、自称“東国一の空飛ぶ忍”。全編京都ロケで行われた本格的な忍者アクションも大きな見どころだ。

    トレランの後に撮影

    「撮影にあたっては「SASUKE」を見返しました。あちらの番組の着想的にも「忍者」というのはあるので、どこか通じるところもあるだろうなと。あと、昨年から個人的に興味を持ってやり始めたトレイルラン(山道を走るアウトドアスポーツ。以下、トレラン)も、意図せず役作りにつながったんじゃないかな。山道を走るというのは佐助そのものですよね。撮影の合間にトレランの大会(富士山の山麓を走る「Mt.FUJI 100 2026」)にも出場して。静岡と山梨で40キロ走ったあと京都に戻って、また一日中撮影、みたいなことをやって、十勇士のメンバーに驚かれたこともありました(笑)。

     ただ、アクションシーンはデジタルとアナログのハーフみたいな感じで撮っていたので、自分がやった忍術が「こうなるのね!」みたいな答え合わせはまだできていない。今回はAIを導入していて自分の想像を超える部分もあるので、どう完成するか、僕も楽しみですね。と言いつつ、自力でもかなりやっているので「どうせCGとかAIでしょ」じゃなくて、目を凝らして見てほしい。毎回、画面の下に「※ここは本人が自力でやっています」という注釈を入れてほしいくらいです(笑)。

    「初めまして」な自分

     佐助は幼い頃から身寄りも主君もなく、盗みを繰り返して生き延びてきた、いわば一匹狼の自由人。だが、徳川家康に立ち向かう戦国武将・真田幸村、そして幸村に忠誠を誓う十勇士の仲間と出会い、時に衝突しながらも、誰かのために力を使う生き方に共鳴していく。そんな佐助に共感する部分はあったのだろうか。

    「僕自身は自分のために、というより、誰かのためにのほうが、気合が入る性格ですね。自分が何か言われるより、家族や友達が傷つくほうがイヤですし。だから、もともとの佐助とは性格的にあまり合わない気がします。僕は佐助みたいに元気ハツラツじゃないし、我も強くないし。だから「初めまして」な自分に出会えたので楽しかったですね。

     でも、この仕事を始めたころは、踊り一本で生きていくつもりだった。それが仲間と出会ったことで、アクロバットや芝居にも挑戦するようになって、自分でも知らなかった自分に出会えて、という意味では、もしかしたら佐助と近しい部分もあるかもしれない。

     バク転ができるまで4年かかったんです。「自分はバク転できないまま死んでいくんだ……」と本気で落ち込んだくらい、全然できなくて。めちゃめちゃ悔しい思いもしましたけど、この挑戦で誰かが自分たちを知ってくれるきっかけになったらと……いや、グループのためもあるけど、途中で諦めるのは僕が悔しいから諦めたくなくて、必死で頑張った。

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    大道絵里子

    大道絵里子

    愛媛県出身。人物インタビューを軸に雑誌や書籍で執筆中。著書に「冨永愛という生き方」など。友近「ちょっとここらで忘れないうちに」、寺島進「てっぺんとるまで」など構成を手がけたタレント本は30冊以上。猫好き。

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