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     Microsoftは米国時間8月31日、「Windows 11」の次期機能更新プログラム「バージョン26H2」を「Release Preview」チャネル向けに正式リリースした。Microsoftの更新サイクルの仕組みに詳しくない人に向けて解説すると、これは現在「Windows Insider Program」の参加者によってテストが行われている段階であり、9月下旬~10月初旬にかけて「一般提供」(General Availability:GA)チャネル」でリリースされる見込みであることを意味する。

     通常、筆者はトラブルに対処できる専門的なWindowsのユーザーでない限り、こうしたプレリリース版のインストールを避けるように勧めている。

     しかし、今回は異なる。現在Windows 11の「バージョン24H2」または「バージョン25H2」をすでに利用しており、日常的な操作に支障がないユーザーであれば、今すぐRelease Previewチャネルへの登録を検討してみるといいだろう。

     筆者が見解を変えた理由は2つある。まずは、MicrosoftがWindows Insider Programを改修し、パワーユーザーや個人ユーザー、組織のシステム管理者にとって再び有用なツールになったからだ。

     もう1つは、バージョン26H2が(英国のSF作家の)Douglas Adams氏の名言を借りれば、「ほとんど無害」なアップデートである点だ。過度なAI機能に圧迫されることなく、長年残されていた細かな不具合を多数修復し、サポート期間を2028年10月まで1年延長している。特に大規模組織のユーザーは、一般ユーザー向けや中小組織向けにバージョン25H2で先行導入されていた機能を新たに活用できるメリットがある。

    再び良くなったWindows Insider Program

     筆者は2025年にInsiderプログラムを「混乱を招く惨状」と評した。ビルドにはバグが多く、チャネル構成は複雑で、運営体制も機能していなかった。さらに酷いのは、Microsoftが忠実なInsider参加者を実験台にして文書化されていないA/Bテストを強行していたため、特定のチャネルに登録しても何が適用されるか皆目見当がつかなかったのだ。

     それから1年が経過し、状況は一変した。新たな体制のもとでプログラムの大幅な刷新が進められている。

     簡素化された新しいチャネル構成が一般向けに公開された。今後導入される機能を一足早く試す「Beta(ベータ)」チャネルと、より先の機能をテストする「Experimental(実験的)」チャネルを選択できる。Experimentalチャネルに参加した場合、ビルドごとに利用可能な新機能が一目で確認できる「Feature flags(機能のフラグ)」ページへアクセス可能となり、ユーザー自身で各機能の有効/無効を切り替えられる。

     さらに重要なのは、現在のインストールを削除して最初からやり直すことなく、より簡単にチャンネルを切り替えることができるようになった。

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