シャルル・ルクレール(フェラーリ)が、2026年F1第13戦イタリアGPでの大クラッシュ直後、一時的に右目がよく見えない状態だったことを明かした。現在は回復しているものの、次戦スペインGPに向けて追加の検査を受ける予定だ。
ルクレールは決勝2周目の終盤、高速の最終アルボレート・コーナーでマシンのコントロールを失ってウォールに激突。レースは赤旗中断となった。事故後はメディカルセンターに運ばれ、検査を経てパドックへ戻った。
ルクレール、一時右目の視界に異常
身体の状態についてルクレールは、次のように説明した。
「首は問題ない。最初は少し視界に問題があって、右目があまりよく見えていなかった。クルマを降りた時に一番心配していたのはそこだったんだけど、今はもう大丈夫だ」
「他には体のあちこちに少し痛みがあるけど、この手のクラッシュの後なら普通のことだから、それ以上のことはない」
現時点で深刻な問題はないようだが、ルクレールは今週末にマドリンクで行われるスペインGPへの参戦に問題がないことを確認するため、さらなる検査を受ける予定だと説明した。
「幾つか追加で検査を受けることになると思う。おそらく今夜と明日だ。マドリードに向けて完全に問題ないことを確認するためだ。たぶん大丈夫だと思うけど、念のため確認しておいた方がいいからね」
クラッシュ原因はパワーデリバリーか
クラッシュの要因については、不規則なパワーデリバリーが影響した可能性を示唆した。
「アクセルを踏んだ瞬間だった。1周目も少し変な感じだったんだけど、一度アクセルを戻してから、もう一度踏まなきゃならなかったんだ」
「それで2周目でも同じようにやろうとしたんだけど、何というか、少し変な感じがした。詳しく調べてみるよ」
レース開始直後のシケインでは、チームメイトのルイス・ハミルトンと並走し、ハミルトンがグラベルに飛び出した。ハミルトンはルクレールに押し出されたとの見方を示していた。
この件についてルクレールは「ルイスとはターン1で近すぎた。残念ながらターン2で接触したのかどうかは分からない」と説明した。
「イン側の縁石にかなり乗るような状態でコーナーを曲がろうとしたんだけど、タイトに回れなかった。その後に何が起きたかは、当然ミラーでしか見ることができない。同じチームの2台の間で、ああいうことが起きるのは決して望んでいることじゃない」
チームの母国レースで熱狂的なティフォシが見守る中、早々にレースを終えたことへの落胆は隠さなかった。
「すごく悔しい。でも、もうこうなってしまったし、結果を変えることはできない。前を向かなきゃ。マドリードで挽回できればと思う」
2026年F1第13戦イタリアGP決勝では、19番グリッドからスタートしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が逆転勝利を飾った。角田裕毅(レーシング・ブルズ)は10位フィニッシュを果たした。
マドリンクを舞台とする次戦スペインGPは、9月11日(金)のフリー走行1で幕を開ける。
