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    主演映画「私はあなたを知らない、」の公開記念トークイベントに出席した坂口健太郎
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     俳優の坂口健太郎(35)が7日、都内で主演映画「私はあなたを知らない、」(監督中野量太)の公開記念トークイベントに出席した。6日夜に結婚を発表後、初の公の場となった。

     左手薬指には指輪はなかったが、終始笑顔で幸せいっぱいの様子。

     報道陣から「結婚おめでとうございます」と祝福されると、ほほ笑みながら会釈した。

     作品は、恋人を殺してしまった青年と、被害者の娘によるヒューマンサスペンス。公開から2週間がたち、反響が寄せられている。「2回目以降に捉え方が全然違うという声をいただくことが多かった。それって凄いことだなと思う。(作品が)心の中で豊かに育ってくれたと思うとすさまじい物ができたと改めて思いました」と心境を話した。

     坂口は中野監督へのサプライズとして、手紙を読むことになっていたが「手紙を読もうと思ったんです。読むよりも言葉を伝えた方が良いんじゃないか」とアドリブで言葉をつむいだ。「今回の映画は凄く大変でした。役として何が正解なんだろうとクランクアップした後も考えていた」と話し、「答えがないものをずっと突き詰めて探していく作業があった。皆が迷ってでも監督のことを信じて丁寧に積み重ねた物、そのしずくが落ちてちゃんとバケツがいっぱいになった物がこの作品。最初は凄く難しい題材をやるんだなと思っていたけど、こんなに愛情がある監督にはついていきたいと皆が一段と思った。死に物狂いで本当に楽しそうに撮っていてくれた環境が凄く幸せな時間だった」と泣きまねを挟みながら感謝を伝えた。

     実は逆サプライズで、中野監督から坂口への手紙が用意されていた。このことを知った坂口は「本当!?知らなかった」と驚きの表情。中野監督は「最重要課題は今まで見たことない坂口健太郎を撮ることでした。それがこの映画の価値につながると思っていたからです」とつづり、「試写で映画を見たあなたは今まで見せたことのない自分の恥ずかしい部分まで映っていた、と照れながらうれしそうに言いました。あのとき私は今まで見たことのない坂口健太郎を撮れたんだと心の中でガッツポーズしていましたよ」と明かした。

     その上で「まだまだ未知の魅力と才能があると思っています私はそれが見たいし、それを引き出したい。私とあなたは一監督と一俳優の関係に戻りました。また0からのスタートです。だからこの言葉を贈ります。“私はあなたを知らない、”。もちろん最後は。ではなく、で」と締めくくられた。

     坂口は中野監督の思いに「うれしいね」としみじみ。「監督がすべてを愛してくれる人だったから、120%で応えたいと思ったし、役を演じた時間がやっぱり幸せだったんですよね。その時間をくれてもう一回感謝したい。家で額縁入れて飾ります」と喜びを話した。

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