2026年9月
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    ジェフユナイテッド市原・千葉が17季ぶりのJ1で生き抜くために必要なものは何か。第6節を終えて最下位に沈む中、小林慶行監督が見つめているのは、戦術や補強だけではない。チームを内側から変える、新たなリーダーの存在だ。その背景には、長年キャプテンを務めてきた鈴木大輔と田口泰士からの「いつまでも俺らがやっていたら、チームの成長はない」という訴えがあった。ベテラン2人が自分たちへの依存からの脱却を促す今、千葉に次のリーダーは現れるのか。

    J1残留に必要なものは何なのか?

     “ある男”の登場が千葉のJ1残留には必要だ。

     小林慶行監督の下でJ1昇格プレーオフを勝ち抜き、17季ぶりのJ1復帰を成し遂げた。しかし、「20番目のチーム」として挑んだ明治安田J1百年構想リーグは3勝15敗(PK戦を含む)でEAST-A最下位となった。

     この結果を受けて、今夏には川崎フロンターレからストライカーのエリソンを獲得するなど「個の強化」に努めた。第6節のガンバ大阪戦で待望の今季初勝利を挙げた一方で、依然として最下位に沈んでおり、残留への道のりは決して平たんではない。

     河野貴志は「当たり前のことを当たり前に徹底的にやれるかどうかが、強いチームと自分たちの違い。強度や1対1のデュエルのところは全体的に上回られている」と基準を高めるべきだと口にする。

     また、新加入のマテウス・インディオが「すべての局面で改善しないといけない」と危機感をつのらせるように、課題は山積みだ。

     千葉のJ1残留に必要なものは何か。画期的な戦術か、爆発的な個の力なのか。ないものねだりは尽きないが、指揮官がシーズン開幕直後に切望していたのは“ある男”だった。

    鈴木大輔と田口泰士が求めた“リセット”

     2026-27明治安田Jリーグ開幕イベントには、各J1チームの“顔”とされる選手たちが登壇した。千葉から出席したのは鈴木大輔主将だった。

     鳥海晃司は「大輔さんと話していると心が洗われる。ポジティブになれる。人に親切にしようと思えるんです」と笑顔を見せる。また、スペイン人GKホセ・スアレスは、語学も堪能な鈴木のおかげでチームに溶け込みやすかったと語るように、その存在はまさに「太陽」。負傷に苦しんだ2024年は身銭を切ってチームのアウェイ遠征に帯同するなど、自己犠牲の精神でチームを支える真のキャプテンだ。

     6シーズン連続で腕章を巻く千葉の顔とともにイレブンをまとめるのは、副主将の田口泰士だ。この2人は2022年からともにキャプテン陣に名を連ねている。

     ただ、この状況に物申したのは、他でもない鈴木と田口だった。

     「いつまでも俺らがやっていたら、チームの成長はない」

     百年構想リーグでは、田口を含めて6人の副キャプテンをそろえたが、今季はある種の“リセット”となり、鈴木主将と田口副主将の2人体制となった。ベテラン2人と直接話をしたという小林監督は「僕自身もそこは一番感じていた」と訴えを理解した上で、自身の考えを明かした。

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    Profile
    浅野 凜太郎

    2001年5月28日生まれ、千葉県千葉市出身。大学在学中にライターとしてデビューし、プロアマ問わず、取材や写真、動画撮影も行う。

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