ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)がモンツァ・サーキットでのリアム・ローソン(レッドブル・レーシング)との攻防を振り返った。オランダの専門メディア『RacingNews365』によると、ローソンのドライビングの傾向をこう指摘し、苦言を呈した。
「リアム? 彼はとにかく相手を外に押しやるのが好きなんだ。横に並ぶと、いつもそうしてくる」
2026年F1第13戦イタリアGPでは、ターン4へ向かう際にヒュルケンベルグをコース外に押し出したとして、レースディレクターがローソンに対してブラック&ホワイトフラッグを提示する判断を下した。
ローソン、異例の黒白旗もスチュワードは不問
度重なるトラックリミット違反で黒白旗が振られるのは、しばしばあることだが、ドライビングに対して提示されるのは異例だ。ただ、スチュワードはこの一件を不問と結論づけており、ヒュルケンベルグは12位、ローソンは14位でレースを終えた。
ローソン自身は当初、どの場面が問題視されたのか認識していなかった。ターン4での攻防についてローソンは、リスタート直後にヒュルケンベルグとの接触で自身のフロントウイングが損傷した場面を引き合いに出し、こう振り返った。
「もしあのコーナーのことなら、たぶん彼が僕にやったのと同じことを、僕も彼にやったんだと思う」
ローソンはさらに、リアビューミラーを損傷していたため右側を確認できる状況になかったと説明し、故意にヒュルケンベルグをコース外に追いやったわけではないと主張した。
ヒュルケンベルグ、ローソンの走りに苦言
一方のヒュルケンベルグはローソンのドライビングについて、ある種の傾向があると指摘した。
「彼はとにかく相手を外に押しやるのが好きなんだ。横に並ぶと、いつもそうしてくる」
「1台分のスペースを本当に残そうとしない。それが彼のお決まりのやり方だね。別に恨んでるというわけじゃないけど、ちょっと厄介だ」
スチュワードがこの一件を不問としたことについては、リプレイ映像を確認する必要があると前置きしたうえで、こう語った。
「[ドライバーズ]ブリーフィングでは、特にああいった高速域でのこうした行為は真剣に扱うべきだとみんなで話していたんだ」
「コックピットの中からの視点では、少し疑わしく感じた」
2026年F1第13戦イタリアGP決勝では、19番グリッドからスタートしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が逆転勝利を飾った。角田裕毅(レーシング・ブルズ)は10位フィニッシュを果たした。
マドリンクを舞台とする次戦スペインGPは、9月11日(金)のフリー走行1で幕を開ける。
