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    Apple Watchが「手首の秘書」に?

    Appleイベントでは、Apple Watch Series 12を通して、AIをもっと日常生活に入り込ませる構想が語られました。Apple Watchは「手首につける耳」のような存在となり、その日の出来事だけでなく、交わした会話まで振り返ってくれます。

    1日のまとめをしてくれる

    新機能の名前は「Siri Recap」。Siriと、Appleがプライバシー保護を売りにしているクラウド基盤「Private Cloud Compute」を使って、その日に何をしたのかをまとめてくれます。

    たとえば仕事の会議中、開始5分で話を聞く集中力がなくなってちゃんと聞いてなかったとしても、その会議で何が話されていたのかをあとから確認できちゃうというもの。会話の全文を書き起こしたり、音声そのものを保存したりする機能ではありませんが、その日に自分が何をして、どんなことがあったのかを大まかにまとめてくれるというわけです。

    © Apple; screenshot by Gizmodo© Apple; screenshot by Gizmodo聞き逃した会話を「Live Rewind」で要約

    さらに「Audio Intelligence」と呼ばれる音声関連機能もいくつか追加されます。Digital Crown(側面のダイヤル)を2回押すと「Live Rewind」が起動し、相手がたった今話していた内容を要約してくれます。大事な会話や会議の途中で、ついうわの空になってしまうことがある人には便利そうです。

    さらに人の声だけでなく、玄関のチャイムなど周囲のさまざまな音も認識できるように。Siri RecapやLive Rewindなどの機能は、今秋にまずはベータ版として提供される予定です。

    そして、健康管理機能も強化されました。Appleによると、新しい「Health Sensing System」は従来より効率と精度が向上。心拍数を5秒おきという高い頻度で測定します。また、心拍変動(HRV)も4秒ごとに計測します。このHRVデータは、Apple Watchの「バイタル」アプリでも確認できるようになります。

    © Apple© Apple健康データの計測頻度もさらにアップ

    こうしたセンサーの進化は、Apple Watchを健康と日常生活の両方を支える総合的なアシスタントにする構想につながっているようです。新しいReadiness機能では、フィットネスアプリとは別に健康データを分析。常時心拍数の計測などから、体調やコンディションを評価します。Readinessスコアは、睡眠やそのほかの健康指標をもとに1日の中でも随時更新されます。

    © Apple© Apple

    「ヘルスケア」アプリのアップデートについても詳しく説明がありました。Apple Watchと組み合わせることで、Whoopのように、より詳しい健康状態の分析と、その内容をまとめたサマリーを確認できるようになります。

    ヘルスケアアプリには新たに「Longevity(長寿)」タブも追加されます。大きなグラフで、年齢を重ねるなかで自分の身体がどのような状態にあるのかを表示し、実年齢と比べて身体の状態が良いのか悪いのかまで判定してくれます。アップデートされたヘルスケアアプリは今年後半に提供される予定です。

    Apple Watch Series 11と比べて大きく変わったわけではないのですが、通常モデルのApple Watchでセラミックケースが復活します。「パールホワイト」と「ナイトブルー」の2色展開です。

    各モデルには新しいS11 SiP(System in Package)が搭載。この新しいチップは、2つの高効率コア(Eコア)を採用したiPhone向けA20 Proチップをベースにしています。また、これらのデータを処理するため、より大型のNeural Engineも搭載されています。

    Apple Watch Series 12(7万1800円〜)とApple Watch Ultra 4(14万2800円〜)は、どちらも予約受付中です。

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