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    早大の佐々木哲(写真は2026年6月12日、日本選手権、男子3000m障害決勝) 写真/YUTAKA/アフロスポーツ

    3000m障害は佐々木が関東インカレに続いての優勝

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    3000m障害は佐々木が関東インカレに続いての優勝

    5000mは創価大の1年生コンビがワン・ツー

     日本インカレの男子3000m障害は、関東インカレを49年ぶりの大会新となる8分24秒96で制した佐々木哲(早大2)が貫禄を見せた。

     日本選手権で学生歴代2位の8分21秒87をマークして3位に入った小野真忠(東海大3)が欠場。レースは1000mを3分01秒で通過するスローペースとなった。

    「遅くて、少しびっくりしましたが、自分のなかでは想定していた展開でもありました」

     佐々木は直前まで夏合宿に参加し、駅伝シーズンを見据えた練習に移行していた。そのためハードリングには不安があり、「一旦、慣らしてからレースを進めよう」とタイムにはこだわっていなかった。

     残り3周を前にペースを上げると、そこから段階的にスパート。混戦が続いたが、8分44秒46で優勝を決めた。

    「ピーキングを持ってきていないので苦しい展開になると思っていましたが、1点でも多く持ち帰るのが目標でした。苦しいなかでもう一度動かすことは駅伝にも通じますし、いいポイント練習になったと思います」

     昨季は故障で練習を中断する時期もあったが、今夏は順調に距離を踏めている。

    「去年より明らかに距離への耐性はついています。今年はケガなく、コツコツ積み重ねられている」

     早大はスピードランナーが揃い、駅伝のメンバー争いが激化している。そのなかで佐々木は出雲から出走するつもりでいるが、最終的に見据えるのは箱根だ。

    「おそらく復路だと思いますが、区間賞、最低でも区間3番以内で走りたいです」

     優勝した佐々木を最後まで追い詰めたのが、中大で主務を務める山﨑草太(4年)だ。8分44秒93。わずか0秒47差の2位だった。

     山﨑は大会前に調子が上がらず、藤原正和駅伝監督から出場を見送る選択肢も示されていた。それでも、最後の日本インカレを両親が観戦する予定だったことから出場を決断した。

    「最低限の走りができればと思っていました。まさかこんなにいい結果で走れるとは、自分でも驚いています」

     山﨑は1年時に箱根駅伝5区(14位)を任された選手だが、故障が重なり、マネージャーに転身。今季は主務としての業務をこなしながら、空いた時間に練習を続けてきた。夏合宿中はポイント練習のタイム計測などの担当状況を見ながら練習に参加。レース前々日に北海道・紋別から寮に戻ると、その日の夕方に障害練習を入れたという。

    「全部の練習ができるわけではありません。チームに支障が出ない範囲で取り組んでいます。ただ、駅伝メンバーを争うのは厳しいと思います。でも、メンバー外の選手が自己ベストを出せばチームは盛り上がる。主務をしながら自分もタイムを出して、チームにいい流れを作りたい」

     後半シーズンは5000mで高校時代の自己ベストである14分01秒54の更新を狙っている。

     主力として駅伝を目指す佐々木と、裏方を担いながら走り続ける山﨑。それぞれ異なる立場から挑んだ日本インカレで、2人は強烈な存在感を残した。

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