2026年9月
    月 火 水 木 金 土 日
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  

     レノボが発売予定の「Googlebook 15」について、これまでで最も詳しいリーク情報が出てきた。これが事実なら、価格については相応の覚悟が必要になりそうだ。手頃な価格の「Chromebook」とは様子が違う。情報元のMacObserverは仕様書とされるものを入手しており、その内容からはGooglebook 15が高級ノートPCになることがうかがえる。ただし、価格や正確な発売日は明らかになっていない。

     Googleの担当者にコメントを求めたが、すぐには回答がなかった。

     内部の仕様を見ると、プロセッサーはIntelの「Core Ultra 5 325」、メモリーは16GBまたは32GBのLPDDR5x、ストレージは256GBまたは512GBとなるようだ。バッテリー容量は70Whで、最大11時間駆動するという。MacObserverによると、流出した端末の型番は「GB 15IPH12」で、レノボの命名規則では「IPH」は「Panther Lake-H」のプラットフォームコードに当たる。このため、グラフィックスにはIntelの内蔵GPUが採用されるとみられる。

     ディスプレイは15.3インチの有機ELで、解像度は2880×1800ピクセル、リフレッシュレートは120Hz、アスペクト比は16:10とされている。MacObserverで確認できる流出写真では、ベゼルが非常に細い。輝度は500ニトで、DCI-P3色域を100%カバーするという。流出した仕様によると、本体重量はわずか1.29kg。寸法は高さ15.9mm×幅341mm×奥行き236mmとなる。タッチ操作にも対応する。

     外観でもう1つ目を引くのが、天板に設けられた「Glowbar」だ。Googleカラーのインジケーターで、バッテリー残量や充電状況を表示する。かつて一部の「MacBook」に搭載されていた「Touch Bar」のような追加機能があるかどうかは分からないが、表示項目の一部はカスタマイズできるのではないかと筆者は考えている。

     触覚フィードバックに対応したトラックパッド(150×95mm)や指紋センサーに加え、Googleの顔認証機能も備える。Appleの「Face ID」に対抗する機能で、「Google Pixel」の「Project Toscana」で使われる技術と関連している可能性もある。流出した仕様によると、顔認証用には5メガピクセルのRGBウェブカメラを搭載し、2基のマイクと物理的なプライバシーシャッターも備える。シャッターが付くのはうれしい配慮だ。

     音響面にも期待できそうだ。「Dolby Atmos」対応スピーカーを4基搭載し、流出したレンダリング画像ではキーボードの両側にスピーカーが見える。そのキーボードには、最下段のFnキーとAltキーの間に、Googleの「G」をあしらった専用キーがあるようだ。MacBookのCommandキーに相当するものかもしれないし、AI「Gemini」を起動するキーかもしれない。「Android」スマートフォンとの連携もスムーズになる見込みで、スマートフォンのアプリやファイルにGooglebookから直接アクセスできるという。「Windows」では、Microsoftの「スマートフォン連携」で利用できる機能だ。

     接続端子も充実しているようだ。左側面にはThunderbolt 4端子、USB 3.2 Type-A端子、オーディオジャックを備える。右側面にはもう1つのThunderbolt 4端子とHDMI 2.0端子がある。無線接続はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応する。キーボードはバックライト付きだ。

     今回の仕様リークでは、Googlebookとともに登場する見込みのアクセサリーについても詳細が示された。本体に完全ワイヤレスイヤホン「Lenovo E310 True Wireless Earbuds」とバックパック「Lenovo 540 Convertible Tote」を組み合わせたセットが用意される可能性がある。

     レノボの「AI Mouse」もあり、Googlebookと同じカラフルなLEDインジケーターを備える。何が「AI」なのかは不明だ。ロジクールの「MX Master」シリーズなど、仕事向けマウスに見られる機能と似たものかもしれない。これらのマウスは、円滑なファイル共有や、複数のデバイスをまたいだ操作に対応している。

     Chromebookは、非Appleユーザー向けの低~中価格帯のノートPC市場で支持を集めてきた。一方、高級Chromebookという構想は、「ChromeOS」では本格的な作業に対応しにくいという課題があり、広く定着するには至らなかった。Googlebookが目指すのは、スマートフォン上のあらゆるAndroidアプリへのアクセスに加え、ファイルの保存領域や、より充実した機能を提供することだ。

     米CNETでコンピューティング分野を担当するマネージングエディターのJosh Goldmanは、「基本的には、Googlebookの使い勝手はChromebookやほかのノートPCとそれほど変わらないはずだ。GeminiのAIを活用したツールがより多く組み込まれ、あらゆるAndroidアプリを利用できるようになる」と述べた。

     Goldman氏は、GooglebookがChromebookに対して持つ最大の強みとして、Android向けに開発された機能をより早く取り込める点を挙げ、「かこって検索」を例に説明した。「この機能がAndroidスマートフォンから『Chromebook Plus』のノートPCに移植されるまでに、約1年かかった。しかし今後は、独自のウィジェットを手早く生成できる『Create My Widget』のように、Androidスマートフォン向けに発表されたばかりのAI機能も、Googlebookで利用できるようになる」

     現時点で残る大きな不明点は、価格と正確な発売日だ。2026年秋の発売が見込まれており、登場は間近かもしれない。価格について仕様から推測するなら、安価なノートPCにはならないだろう。9to5Googleは、この構成であれば、レノボの「ThinkPad X9 15 Aura Edition」と同程度の価格になる可能性が高いと指摘している。同製品は米国で基本構成が1519ドル(約23万円)からで、より高性能な構成では2396ドル(約37万円)以上となる。

     レノボのGooglebook 15が生産性重視で、「MacBook」や「Windows」搭載ノートPCのユーザーを狙っていることは間違いない。そのため価格も同じような水準になり、メモリーやストレージの容量が大きい構成ほど高くなると予想される。

    この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

    Amazonで開催中のセールを見る

    Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。

    Share.

    Comments are closed.