2026年ジェンダーギャップ指数117位 歩みを止めないために
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(上)女性首相の誕生、男性育休取得率の上昇…それでも男女平等が進まない本当の理由とは
京都大学・大阪大学名誉教授
2026.09.18
ダイバーシティ
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日本では女性首相が誕生し、共働き世帯が増え、男性の育児休業取得率も上昇しています。それにもかかわらず、世界経済フォーラム(WEF)が発表するジェンダーギャップ指数ランキング(2026年版)で、日本の順位は対象145カ国・地域で117位と、依然として低い水準にとどまっています。なぜ日本ではジェンダー平等が進まないのか。京都大学・大阪大学名誉教授の伊藤公雄さんに聞きました。
2026年ジェンダーギャップ指数117位 歩みを止めないために
第1回
日本は117位 女性首相誕生で改善もG7最下位 ジェンダーギャップ指数閲覧中第2回
ジェンダー平等は経済成長に必須 日本のトップは危機感足りない 伊藤公雄
女性首相の誕生は日本にインパクトを与えたが…
編集部(以下、略) 2025年には日本で女性首相が誕生しましたが、26年版のジェンダーギャップ指数ランキングにおける順位は117位で、前年の118位からわずかな上昇にとどまりました。
伊藤公雄さん(以下、伊藤) ジェンダーギャップ指数の政治分野は、「過去50年間における国家元首の在任年数の男女比」「女性国会議員比率」「女性閣僚比率」の3つの指標で測られています。女性首相の誕生はプラスに働いたようですが、それだけで順位が大きく上がるわけではありません。実際には女性閣僚は2人にとどまり、衆議院における女性議員の割合も14.6%と低水準です。
高市早苗首相の就任は、日本の空気を変えたと思います。これまで閉じていた窓が少し開いたような、一種の解放感を覚えた人は多かったのではないでしょうか。ただし、政治の組織のあり方や、意思決定のプロセスにおける根深い部分は変わっていないように見えますし、ジェンダー平等の施策が前進したとはいえません。特に、皇室典範の改正は、ジェンダー平等意識の高まりを受けて欧州の君主国の多くが長子優先(性別を問わず第1子が王位継承権を持つ)へと制度を改めてきた中、時代の流れに追いついていないように思います。
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