レノボはAmazon.co.jp限定のゲーミングデスクトップPC「LOQ Tower 26ADR10」を27万4280円で販売している。同モデルは公式ストアで扱う構成よりグラフィック性能を強化しており、最新ゲームを高画質で楽しみたいユーザーを狙う。
LOQ Tower 26ADR10の中核となるのは、NvidiaのGeForce RTX 5060 Ti(8GB)だ。レノボ公式ストアで販売される同シリーズはGeForce RTX 3050を搭載するミドルクラス構成だが、Amazon限定モデルではGPUを大幅に引き上げた。ベンチマーク比でおよそ20〜30%のパフォーマンス向上を見込めるという。
プロセッサーには8コアのAMD Ryzen 7 8745HXを採用。32GB(DDR5)の大容量メモリと1TBのM.2 NVMe SSDを標準搭載し、ゲームのロード時間短縮やマルチタスク時の快適な動作を実現する。
映像出力はDisplayPort 2.1を3ポート、HDMI 2.1を1ポート備え、最大120Hz/165Hz(8K)出力に対応。Wi-Fi 6も内蔵しており、マルチディスプレイ環境の構築に適した仕様となっている。
一方、北米市場ではレノボの16インチゲーミングノート「Legion Pro 5i 16IAX10」に、GeForce RTX 5070の12GB版を搭載した新構成が登場した。従来の8GB版よりVRAMを増やしたモデルで、カナダでは3099カナダドル(約35万円)、米国では2338ドル(約37万円)で販売されている。定価はカナダで4442カナダドル(約50万円)、米国で3339ドル(約53万円)とされており、実質的な値引き価格での提供となる。
この新構成は32GBのRAM、1TB SSD、80Whバッテリーを備え、1600p解像度・240Hz駆動・輝度500ニトのIPSディスプレイを採用する。プロセッサーは当初予告されていたCore Ultra 9 290HX Plusではなく、Core Ultra 7 251HXとの組み合わせとなっている点が特徴だ。
RTX 5070の12GB版は、VRAM容量を求めるユーザーにとっての参入障壁を下げる選択肢となる。ただし、既存のRTX 5070 Ti搭載モデル(Amazonで2999ドル)と比較すると、総合的なグラフィック性能ではRTX 5070 Tiが明確に上回る。12GBのVRAMを確保しつつ価格を抑えたい層に向けた位置づけといえる。
レノボはゲーミングPCのラインナップを地域や販路ごとに細かく差別化しており、日本ではAmazon限定のデスクトップ、北米ではVRAM強化版ノートと、それぞれ異なるアプローチでユーザー層の拡大を図っている。
