「Steam Controller」、「Steam Machine」と続き、Valveの新ハード最後の砦であるVRヘッドセット「Steam Frame」がついに発売されました。
【全画像をみる】約20万円でも、VRで遊びたい人には刺さる。「Steam Frame」を使ってわかったこと
日本でもKOMODO STATIONで販売が始まっており、価格は256GBモデルが税込19万9980円、1TBモデルが税込24万4980円となっています。
ゲーム特化として作られたこのSteam Frame、実際のところどうなのでしょうか。米GIZMODO編集部がレビューしていますよ。
Steam Frameは、VRの時計を巻き戻そうとしているように感じます。
そこには「メタバース」もなければ、「空間コンピューティング」という言葉もありません。大きなプラスチック製ゴーグルを頭につけて楽しむ“遊び道具”といった感じ。でも、たしかにVRはおもちゃのようなものでいいのではないかと思います。
Steam Frameが単純なデバイスという意味ではありません。むしろ、Valveが作ったかなり本格的なゲーミングPCを頭にかぶっているようなものです。でも、その高度な技術を使ってやろうとしていることは明快です。ゲームを遊ぶことです。
Steam FrameはSteamOSで動作します。Steam DeckやSteam Machineと同じLinuxベースのOSで、メニューの「+」ボタンを押せば通常のLinuxデスクトップにもアクセス可能。つまりSteam Frameは、それ単体でも動くPCです。
プロセッサーにはQualcomm(クアルコム)のSnapdragon 8 Gen 3を採用し、16GBの統合メモリを搭載。ストレージは256GBまたは1TBで、microSDカードによる拡張にも対応します。
ただし、スタンドアローンですべてのPCゲームが快適に動くわけではありません。比較的軽い2Dゲームや古めのAAAタイトル、負荷の低いVRゲームなら動かせますが、本格的な対応はまだこれからです。
結局、Steam Frameを買う最大の理由は、すでに十分な性能のゲーミングPCを持っていて、ケーブルに邪魔されずSteamVRを楽しみたいからでしょう。
すでにPC VRを楽しんでいる人にとって、Steam Frameは今あるなかで最高のストリーミングデバイスです。ただ、それでもVRゲームそのものに対する考え方まで変えてくれるとは限りませんが…。
