日経平均の1割は、ユニクロの親会社1社が握る
日経平均は225社の平均で、日本の会社全体の体温計。上がれば日本株全体が上がっている。多くの人がそう考えます。
ところが2025年1月末、ユニクロを展開するファーストリテイリング1社の構成比率が11.4%に達し、上限の基準である10%を超えたため、強制的に引き下げられました。
理由は重みの決め方にあります。日経平均は時価総額ではなく「1株の株価の高さ」で重みが決まる株価平均型の指数です。会社としては何倍も大きいトヨタ自動車は株価が数千円、ファーストリテイリングは1株が数万円。だから指数を動かす力は、会社の大きさの順とは逆転します。ユニクロの親会社の株価が跳ねた日は、日本経済全体と関係なく日経平均が上がることがあるのです。
これは日経平均が悪い指数だという話ではありません。中身を知って買えば、偏りは自分で選べます。見るのは二つ。時価総額で重みを付けたTOPIXと並べて市況を読むこと。そして日経平均連動の積立をしているなら、自分のお金が上位のどの会社にどれだけ賭けられているか、構成比率を一度確かめることです。
参考文献: 日本経済新聞「日経平均、ファストリの構成比率引き下げ 基準『10%』再び超える」(2025年1月31日)/ 日経平均プロフィル(日本経済新聞社が公表する構成銘柄ウェイト)
※本動画は特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
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