マイクロソフトは9月22日、268名の従業員のレイオフ(一時解雇)と、開発スタジオの再編の実施を発表した。
これは、「XBOX Reset」と題したXBOX事業再建の取り組み関するものだ。今年6月に発表され、今後100日間をかけて、同部門の事業が抱える課題の改善が進められる方針が掲げられ、7月には約1600名のレイオフが実施。あわせて傘下スタジオであるDouble FineとCompulsion Gamesが再独立することとなった(関連記事)。

今回の発表によると、『Halo』シリーズを手がけるHalo Studiosおよびその他のファーストパーティースタジオ、またXBOX Game Studiosの管理部門などの従業員計268名のレイオフが決定したという。
次にスタジオ再編に関しては、まず今後はActivisionが『Halo』シリーズの開発を担当することとなった。同社は『Call of Duty』シリーズの開発元として知られるが、専門チームを新設して対応するとのこと。また、Halo Studiosには小規模なチームが残され、既存タイトルやコミュニティのサポートを続けるとしている。
またActivisionは、RareとWorld’s Edgeを管轄することも発表された。Rareは、現在『Sea of Thieves』を運営中で、古くは『バンジョーとカズーイの大冒険』や『ゴールデンアイ 007』などを手がけたことで知られる老舗スタジオだ。一方のWorld’s Edgeは、『Age of Empires』シリーズの開発元である。

このほか、『Forza Motorsport』シリーズを手がけるTurn 10 Studiosと、『Forza Horizon』シリーズの開発元Playground Gamesが、1つのスタジオに統合されるという。両スタジオは、『Forza』シリーズを手がける上で10年以上協力関係にあったが、今後は1つのチームとして活動することになる。
また、Bethesda SoftworksがObsidian Entertainmentを管轄下に置く。Obsidianは、『Fallout: New Vegas』や『The Outer Worlds』などで知られるスタジオで、現在は『Grounded 2』を開発・運営中。同作を含む既存のプロジェクトや、Bethesda Game Studiosと共同で手がけている『Fallout』シリーズ新作の開発は継続されるそうだ。
モバイルゲーム部門においても、KingがMicrosoft Casual Gamesを管轄下に置き、カジュアルゲームの設計とライブ運営における組織が統合される。

最後に、参加スタジオの分離についての続報も届けられた。これまでにはDouble FineとCompulsion Gamesが、それぞれが手がけたIPおよび運営資金とともに再独立を果たしており、Undead Labsも同様の条件で移行が完了したとのこと。Undead Labsは『State of Decay 3』を開発中で、XBOX Game Pass向けの提供の予定に変わりはない。
一方で、『Hellblade』シリーズなどで知られるNinja Theoryも分離の対象となっているが、2つの合意案がいずれも不成立に終わり、今後は閉鎖も含め従業員と協議を進めつつ、ほかの選択肢も引き続き模索していくとされた。また、『Dishonored』シリーズなどを手がけたArkane Studiosの分離については現在も協議が進行中で、年内いっぱい続く見通しだと説明された。
こうしたスタジオ再編についてマイクロソフトは、事業ユニットの数を絞り込み、緊密に連携しているグループを統合し、パブリッシングの専門性に集中することで、抱えるフランチャイズとゲームを強化することが目的だとしている。またスタジオの分離や、今回のレイオフを含む7月以降に完了した措置により、再編計画の約4分の3が完了しているそうだ。
