
Googleの高額な最新ハイエンドスマートフォンではリッチなタイトルが動作しないと話題になりましたが、微かな希望となる対策が登場しました。
Pixel 11 Pro XLで「原神」の描画設定を変更したところ、細かな引っかかりを伴うマイクロスタッターが改善したとAndroid Authorityが伝えています。
9月21日公開の検証によると、標準の「ANGLE」を使わずに「Native」へ切り替えたところ、大きなフレームタイムスパイクが減少したとのことです。
フレームタイムは、画面の1コマを描くのにかかる時間を指します。同媒体の検証では、ANGLE使用時にこの時間が大きく乱れてカクつきが繰り返し発生していましたが、Native設定では最も長いフレームタイムも100ms未満に収まりました。
ただし、60fps安定動作には至っていません。
ANGLEは、OpenGL ESのAPI呼び出しをVulkanなど機器が対応する描画APIへ変換する互換レイヤーです。ゲームがOpenGL ES向けに描画を指示した場合でも、別のAPIを通じてGPUを動かせる仕組みで、複数の環境でOpenGL ESのコンテンツを動作させることが目的。
Android Authorityの説明によると、検証したPixel 11 Pro XLではOpenGL ESが必要な場合にANGLEが標準で使われます。開発者向けオプションの「Show ANGLE toast」で確認したところ、原神、Asphalt Legends、Call of Duty Mobile、Dolphin Emulatorで使用表示が出ました。一方、比較したPixel 10 Pro XLでは、これらのアプリで表示が出なかったといいます。
切り替えには開発者向けオプションの「ANGLE Preferences」を使います。原神を選んで「Native」に変更すると、ANGLEを介さない描画へ戻せます。変更はアプリごとに行う必要があり、すべてのアプリを一括してNativeへ戻す設定はありません。
GoogleはAndroidの開発者向け資料で、ANGLEによってOpenGLの実装を標準化し、互換性や場合によっては性能の改善を目指すと説明しています。なお、今回のPixelと原神で発生する問題個別の対策としてGoogleが言及しているわけではありません。
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