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    妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

    帰省する人も多いであろうこの連休、久々に地方に帰り、「大好きだった飲食店がなくなっていた」と肩を落とした方もいるのではないか。帝国データバンクによれば、2026年1~6月の倒産件数は473件と、同期間の過去最多を記録したという。

    「同社は食材費や光熱費の高騰、特定技能受け入れ停止など、今後も飲食店の淘汰が進むであろう理由に複合的な要素を挙げています。

    飲食店については、多数の大規模チェーン店の台頭もあり、昔ながらの個人店が後継者不足や業績不振でお店を畳むケースも少なくありません。

    食文化を支えているのは産業であれ家庭であれ『食を提供する人』。『守ろう』という意識なくしては守れないものなのです」

    今回話を聞かせてくれたのは、昨年のシルバーウィークに夫の実家に旅行がてら帰省したという30代のMさん。その際、義両親がかねてから「連れて行ってあげたい」と言っていた「蕎麦(そば)の名店」に同行したが、その独特の作法や「大人たちの態度」についていけなかったという。一体何があったのか。

    「義両親は食べ歩きが好きで、美味しいお店をたくさん知っています。たまにしかできない帰省では、私に気を遣わせないためもあると思いますが、お家ご飯よりも外に食べに連れて行ってくれることが多いです。

    私たちには敷居が高い高級鉄板焼きや回らないお寿司屋さんに連れていってもらったことも…。でも、去年のお蕎麦屋さんはしんどかった。

    オーナーさんが独特で、作法みたいなものとか、『蕎麦は本来…』みたいな講釈が多くて、『ああ、こういうお店って本当にあるんだ』と驚きました」

    SNSなどでは、マナー違反の客とお店側の間に起きたトラブルや、こだわりのお店に対するさまざまな意見を多数見たことがあった、と言うMさん。

    「お店が作法にうるさいことに対してネットの意見は否定派が多い印象だったので、『悪いこと言わないから、まずは塩で食ってみなって』と店主さんに言われたとき、SNS的なノリというか、冗談半分で『え~マジですか?私、フツーに食べたいですよ』と言ってしまって…」

    すると、義父がまさかの反応を見せたそうで…

    「いつもは穏やかなお父さんから『なんだ、その言い方は。いい大人でしょう。こういうお店に来たら、まずはその道を極めた方の仰ることを聞いて試してみるのが客としての礼儀だよ』と強い口調でお叱りを受けたんです」

    また、念願の「つゆ」食を開始してからも「薬味はつゆに混ぜないで。風味がぼけちゃうう」といった注文が飛んできてMさんの表情が煙たそうになるなどし、食事会は気まずい雰囲気に。だがその後の店主の言動が、食事会の場にさらなる波乱をもたらしたという。

    【関連記事】「そこまで言わなくても…」令和感覚の嫁を追い込んだ店主の「まさかの行動」。こだわりを提案する店は迷惑なのか?!

    ※本記事で使用している写真はイメージです

    【取材協力】平塚俊樹:危機管理コンサルタント【聞き手・文・編集】笹塚茉奈美 PHOTO:Getty Images【出典】帝国データバンク:「飲食店」の倒産動向(2026年上半期)

     

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