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    レクサスが擁する大型のラグジュアリーSUV「LX」。渕野氏いわく、このクルマには、日本のカーデザインに見るひとつの傾向が表れているというのだが……。


    レクサスが擁する大型のラグジュアリーSUV「LX」。渕野氏いわく、このクルマには、日本のカーデザインに見るひとつの傾向が表れているというのだが……。拡大

    今や欧州と立場が逆転? 世界的に見ても高い水準にあるという日本のカーデザインだが、そこには本当に足りないものはないのか? 今後、さらなる発展を望むうえで必要なものとはなにか? カーデザインの識者と、日本の自動車デザインの“今”を考えた。

    ※今回の内容は、2026年8月24日に開催した「ぶしつけ御免! 人気連載『カーデザイン曼荼羅』公開収録&交流会」の内容を編集したものです。

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    プロポーションに対する意識が甘い?

    渕野健太郎(以下、渕野):いよいよ今日の本題、「日本車のデザインに足りないもの」についてお話したいと思います。

    webCGほった(以下、ほった):ついに来ますか。

    渕野:はい、あえて絞り出した課題です(笑)。

    あくまで時たまですけど、日本車のデザインは、「プロポーションよりもデザインモチーフを優先させる」ことがあるんですよね。

    清水草一(以下、清水):全体より細部を優先させる、みたいな感じかな?

    渕野:そうです。ここでいうプロポーションとは、“塊感”と“踏ん張り感”の2つです。塊感というのは、ラグビーボールのような強い芯が感じられることです。(スクリーンに写真を写す)この「レンジローバー・ヴェラール」みたいに。

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