Discord社は9月23日、コミュニケーションサービス「Discord」におけるユーザーの年齢区分を判定する新たな仕組みを、明日から導入すると発表した。
これは、未成年者(18歳未満)保護に関する取り組みの一環だ。世界の多くの国・地域にて、サービス運営事業者に対してユーザーの年齢保証を義務付ける法律施行が広まっており、Discordもこれに対応しグローバルで展開することになる。

Discord社は今年2月に、「Discord」の未成年者保護機能強化を打ち出し、3月上旬から実施するとしていた。しかし年齢確認の方法として、ユーザーが自分の顔を動画撮影して提出する、もしくは身分証明書のスキャンを提出することを求めたことでユーザーからの反発が相次ぎ、延期されていた。その背景には、セキュリティ面への懸念があったようだ(関連記事)。
今回同社は、ユーザーの年齢を確認し、年齢区分を判定する新たな仕組みを発表した。一方で、90%以上のユーザーに対しては年齢の確認を求めることはないとし、その仕組みについても説明している。
なお年齢区分は、「成人(18歳以上)」と「未成年者(13~17歳)」に分類。まだ判定されていない場合は「未確認」となる。「未成年者」ユーザーには、年齢制限のあるコンテンツやスペース、設定をブロックする追加の安全対策が適用。フレンドへのメッセージ送信、音声通話への参加、年齢制限のないサーバーへの参加は可能だ。

まず年齢確認の方法としては、自撮り映像や身分証明書の提出のほかに、クレジットカード情報の入力、Apple App Store/Google Playストアと連携した年齢区分情報の共有、年齢認証情報サービス「AgeKey」の利用が今回追加された。また、海外の一部の国ではGoogle Walletと連携した年齢確認も可能で、いずれかを選択して自らの年齢区分を確定させるかたちとなる。
一方で、ユーザーのアカウントの行動パターンに基づいて年齢区分を判定する年齢推定モデルが導入され、90%以上のユーザーはこうした年齢確認をする必要はないという。具体的には、ユーザーが参加しているコミュニティ、サーバー、ゲームや、参加しているチャンネル、サーバーの数など一般的なアクティビティレベル、およびアカウントの古さなどのアカウント履歴から、「成人」か「未成年者」を自動で判定するそうだ。
この年齢推定モデルについては、今週中に順次導入を進めていくとのこと。なお、特定のサーバーやコミュニティ、フレンドの誰か一人によって年齢区分が決定されるわけではなく、またメッセージや通話、その他のコンテンツなどを確認することもないと強調されている。
なお、年齢区分はプロフィールには表示されず、サーバー内のほかのメンバーに公開されることもない。ユーザー自らの年齢区分は「ユーザー設定>アカウントステータス」から確認可能だ。年齢推定モデルで誤判定された場合の修正もここでおこなえる。このほかの詳細については発表ページを参照してほしい。また、年齢確認にかかわるセキュリティ面の情報も公表されている。
