
<日・楽24>メンバー表交換を終えベンチに下がる新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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日本ハムの新庄剛志監督(54)が来季も続投することが23日、分かった。近日中にも自ら表明するとみられる。就任5年目の今季はリーグ優勝には届かなかったが、既に3年連続のAクラス入りが確定。球団から水面下で続投を打診され、続投の意思を固めた。北海道移転後では21年まで最長10年間にわたって指揮した栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(65)に次ぐ6年目突入で悲願の頂点に挑む。
開幕前には優勝候補の筆頭に挙げられながら、悲願のリーグ優勝はならなかった。新庄剛志の挑戦が終わるわけにはいかない。就任1年目から単年契約を結んできた指揮官が、10月のポストシーズンの結果に関係なく、6年目となる来季も続投する意思を固めた。
就任5年目の今季はスタートダッシュに失敗。昨オフにソフトバンクから有原を獲得し、山崎を中継ぎに配置転換するほど先発陣は盤石かと思われたが、春先から状態が上がらなかった。リーグ最多の失策も影響し、4月29日には単独最下位に転落。5月8日の最多借金4から盛り返し、2位・西武まで0・5ゲーム差まで追い上げた。逆転2位でCSファーストSの本拠地開催の可能性も残している。
特に長打力は確実に底上げされた。新庄監督が就任した22年からチーム本塁打は100→100→111→129本と増加。今季は両リーグトップの174本塁打を誇る。レイエス、万波に加えて清宮幸、水野、野村らがキャリアハイを更新。機動力を絡めた野球だけではなく、長打で試合の流れを変えるスタイルも定着した。
育成面も明るい。今月8日からのソフトバンク3連戦では高卒2年目の柴田を投打二刀流で起用。優勝争いの重圧の中で8日は救援で2回無失点、9日はプロ初のDH出場で2安打を放った。大川、エドポロ、大塚、常谷ら投打の新人にもチャンスを与え、数年先を見据えた起用で成長を促してきた。
常識にとらわれない采配で白星を重ね、同時に若手を育成する新庄監督の評価と信頼が球団内で揺らぐことはない。16日にオーナー会議に出席した井川伸久オーナーは「ノーだという理由はあまり見当たらない」と語っていたように、球団側は水面下で来季の続投を打診。指揮官自身もリーグ優勝に強いこだわりがあり、既に受諾の意向を伝えている。
球団は今季の戦いを終えた後、正式に契約延長を提示する方針だ。北海道移転後では、栗山監督の10年連続に次ぐ6年目。来季こそ本懐を遂げる。
《球団4位351勝》日本ハムの監督勝利数上位を見ると(前身球団も含む)、栗山英樹氏684勝、大沢啓二氏631勝、水原茂氏526勝(当時東映)に次ぎ新庄監督の351勝は球団4位。北海道移転後の監督としては、前記栗山氏に次ぎ梨田昌孝氏の301勝を抜く2位だ。また、監督6年目は大沢氏11年、栗山氏10年、水原氏7年に次ぐ球団4位の長さ。
◇新庄 剛志(しんじょう・つよし)1972年(昭47)1月28日生まれ、長崎県出身の54歳。西日本短大付(福岡)から89年ドラフト5位で阪神入団。00年オフにFAでメジャー移籍を表明し、01年からメッツ、ジャイアンツでプレー。04年に日本ハムに移籍して日本球界に復帰し、06年限りで現役引退。ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞10度。22年から日本ハム監督に就任した。1メートル82、76キロ。右投げ右打ち。
