2026年10月
    月 火 水 木 金 土 日
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  

    エステバン・オコンが、2026年シーズン限りでハースを離れる可能性が高まっている。後任には、フェラーリの育成ドライバーで、FIA F2選手権のタイトルを争うラファエル・カマラが最有力候補に挙がっている。

    2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPを前にした9月23日(水)、オコンは「現時点では、来年に向けて間違いなくフリーエージェントだ」と語り、他チームと交渉していることを事実上認めた。

    現時点で退団の正式発表はないが、ハース残留の可能性を問われると多くを語らず、「どうなるか見てみよう」とだけ答えた。

    ハース、TPCで平川ら候補を評価

    ハースは今年に入り、技術提携先のトヨタと実施する旧型マシンを使ったテスト(TPC)プログラムを通じて、オコンに代わる後任候補の評価を進めてきた。

    候補には、カマラに加え、2025年のF2王者でマクラーレン育成ドライバーのレオナルド・フォルナローリ、トヨタが支援する平川亮、ジャック・ドゥーハンら4人の名前が挙がっている。

    この中ではカマラが最有力候補とみられているが、ハースのチーム代表を務める小松礼雄は候補について「おそらく5人」いると述べている。

    ハースは、オコンとの契約を2027年まで延長できるオプションを持つとされる。一方、フェラーリの支援を受けるオリバー・ベアマンについては、引き続き起用する意向とみられている。

    オコンは契約交渉について、「話し合いの中には、僕にはどうにもできないこともある」と述べた。小松代表は以前、ドライバー起用に際して幅広い商業面の考慮も必要だと認めつつ、パフォーマンスを最優先すると強調していた。

    18対3の得点差も「走りに問題はない」

    オコンは、ルノー/アルピーヌで5シーズンを過ごした後、2025年にハースへ移籍した。昨シーズンは、チームメイトとなった新人ベアマンに獲得ポイントで僅かに及ばず、今季もアゼルバイジャンGPを前に、ベアマンの18ポイントに対して3ポイントにとどまっている。

    ただし、今季はハース自体が苦戦している。ベアマンの18ポイントのうち17ポイントは開幕2戦で獲得したもので、その後の12戦で両ドライバーが積み上げた得点は合計4ポイントにすぎない。

    競争力不足に加え、ハースの今季型マシン「VF-26」は一貫性も欠いている。それがセンシティブな空力特性に起因する問題なのか、パーツの品質管理に関する問題なのかは明らかになっていないが、オコンはこの問題について「ずっと続いている問題だ」と強調した。

    そのうえで、「自分がいい仕事をできているのは安心材料だ。明らかに、今年は僕のパフォーマンスが問題だったわけじゃない。クルマが応えてくれた時には、毎回結果を出してきた」と主張した。

    ハース勢で直近の入賞を記録しているのはオコンだ。6月の第6戦モナコGPでは9位に入り、第14戦スペインGPでも11位と、ポイント圏に迫った。

    ハースを離れた場合、オコンが2027年のレースシートを確保できる余地は限られる。未確定のシートが残るメルセデス、レーシング・ブルズ、アウディ、アストンマーティン・ホンダはいずれも現行ラインアップを維持する可能性が高く、F1にとどまるにはリザーブドライバーが最も現実的な選択肢とみられる。

    F1アゼルバイジャンGP特集

    Share.

    Comments are closed.