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    2026年09月26日 07時48分

     米Microsoftは9月25日(現地時間)、AIアシスタント「Microsoft Copilot」のアプリを大きく作り直すと発表した。新しいCopilotアプリは「Home」「Code」「Autopilot」の3つのタブで構成し、Word、Excel、PowerPointをCopilotに組み込む「Office in Copilot」も提供する。同社は、OfficeがPC時代の仕事を定義したように、CopilotがAI時代の仕事を定義するとしている。

    (画像:Microsoft)

     サティア・ナデラCEOはXへの投稿で、「われわれはCopilotを、あらゆるモデル、あらゆるフォームファクタ、あらゆるタスクにまたがる、仕事のための新しいOSとして構築している」とし、「今回のアップデートは、質問への回答からアプリの構築、ユーザーに代わって仕事をこなすことまで、仕事の流れの中にAIを持ち込むものだ」と語った。

     Homeは新しいCopilotの起点となる画面で、質問や下書き作成に即答するChatと、3月に発表したタスク委任型の「Copilot Cowork」を1カ所にまとめる。近く、ユーザーが機能を選ばなくても、Copilotが適切な機能に作業を振り分けるようになるという。Office in Copilotにより、Copilotから編集可能なWord、Excel、PowerPointのファイルを作成でき、内容は各Officeアプリと同期される。

    Homeの画面(画像:Microsoft)

     Codeは、自然言語で説明するだけでアプリやダッシュボード、自動化の仕組みを構築できる機能だ。GitHub Copilotと同じ基盤技術を使い、開発者以外の従業員でも利用できる。作ったアプリは、同時にプレビューを開始した実行基盤「Microsoft Copilot Managed Runtime」により、IT部門の管理下で自社のMicrosoft 365環境内でホストし、同僚と共有できる。

    Codeの画面(画像:Microsoft)

     Autopilotは、MicrosoftがこれまでScoutと呼んでいたエージェントで、オープンソースのエージェント基盤「OpenClaw」を採用している。

    Autopilotの画面(画像:Microsoft)

     Microsoftは、Autopilotを「デジタルのチームメイト」と表現する。ユーザーが名前、役割、目標を与えると、チャネルの監視、スレッドのフォローアップや定期的な作業、数日前に中断したプロジェクトの再開などの作業を、プロンプトを待たずに進める。例えば、サプライヤー評価のプロセス全体を立ち上げ、スケジュールと逆算の作業計画を作り、準備や会議、フォローアップを自ら処理し、関係者への進捗確認の連絡まで代行できる。

    Autopilotの設定画面(画像:Microsoftの動画より)

     Autopilotはクラウドでホストされるため、ユーザーが寝ている間や他のことに注意を向けている間も稼働を続け、常時監視する必要はない。組織のテナント内に独自のアイデンティティ、メモリ、コンピュータ、ワークスペースを持ち、組織の実際の業務の進め方を理解する「Microsoft IQ」上に構築されている。Teams、Outlook、チャット、チャネル、ドキュメントなど人が普段働いている場所に現れ、同僚と同じように@メンションで呼び出せる。権限、監査、ガバナンスの仕組みが適用され、ユーザーが目的と範囲を設定すると、Autopilotはユーザーに状況を知らせながら残りの作業を処理する。

     新Copilotの提供は、段階的に進める。HomeとCodeは、新機能を先行提供する「Frontier」プログラムで今後数週間のうちに展開を始め、Autopilotは9月末にプライベートプレビューの対象を拡大する。メールや予定、Teamsのやりとりなどから重要な情報を先回りして示すTodayは10月に、Teamsで@Copilotを呼び出す機能は9月末までに、それぞれプライベートプレビューを始める。

     新しいCopilotは企業向けが中心で、個人向けについてはCodeを年内に「Microsoft 365 Premium」および「Pro」の加入者向けにプレビュー提供するとしている。Autopilotの個人向け提供については言及していない。

     料金体系も見直す。日常的なAI利用は、従来通りユーザー単位のサブスクリプションライセンス(USL)でカバーする。USLには、ChatとWord、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsでのCopilotなどが含まれ、リクエストごとに最適なモデルを自動で選ぶ「Auto」が中心になる。一方、Cowork、Code、Autopilotなどのエージェント機能と、「Astra」「Fable」などのフロンティアモデルは、従量課金(UBB)で利用する形になる。11月2日以降、CSP(クラウドソリューションプロバイダー)経由で新規購入する「Microsoft 365 Copilot Business」ライセンスでは、UBBが既定で有効になる。あわせて、管理者が支出やユーザーごとに使えるモデルを管理したり、利用者が自分のクレジット残高を確認したりできる機能も追加する。

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