フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、予想以上にストレートでタイムを失う場面があったとして、エンジンに何らかの問題が生じていた可能性を指摘した。マシンの感触やソフトタイヤの状態には満足していたものの、レースを走り切ることはできなかった。
9月26日(土)にバクー市街地コースで行われた2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、チームメイトのランス・ストロールも序盤にリタイヤ。アストンマーティン・ホンダは2台ともチェッカーフラッグを受けることなく、厳しい週末を締めくくった。
アロンソ、何度抜いてもストレートで逆転
最後列からソフトタイヤでスタートしたアロンソは、開始直後にキャデラック勢を抜いたものの、ロングストレートですぐに抜き返された。13周目のラップ中盤にもバルテリ・ボッタス(キャデラック)の前に出たが、次のメインストレートで逆転を許し、最下位へ後退した。
17周目にはターン3、20周目と21周目にはターン7でボッタスを攻略。それでもメインストレートに戻るたびに順位を奪われ、22周目に入る前にピットへ戻るとマシンを降りた。
レース後、リタイヤについて問われたアロンソは、原因の確認が必要だと説明した。
「ああ、エンジンに何らかの問題があったんじゃないかと考えている。ストレートでかなりタイムを失っていたからね。だから、その原因を確認する必要がある。予想していた以上にタイムを失うこともあった。まあ、確認してみるよ」
一方、マシンの感触については前向きに評価した。
「感触は良かった。ソフトタイヤもうまく機能していたし、デグラデーションもかなり少なかった。それだけに残念だ。もう少し良い結果を残せたかもしれない」
折原TGM、現在のパッケージの限界認める
ストロールは最後尾を走行していた9周目、エスケープロードにマシンを止めてリタイヤした。アロンソも走行を打ち切り、チームはダブルリタイヤで週末を終えた。
ホンダ・レーシング(HRC)のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、スペック2パワーユニット(PU)の限界が露呈したと説明した。
「今週末のバクーは非常に厳しい週末となりました。長いストレートを持つこのサーキットはパワーユニットにとって厳しく、タイム差を縮めるべく手を尽くしましたが、現在我々が持つパッケージとしてこれ以上は望めない状況でした」と折原TGMは述べた。
「それぞれにとって難しい週末となりましたが、それでも、困難の中で前を向き続けてくれたチーム全員に感謝します」
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで今季3勝目を飾った。マックス・フェルスタッペンが2位、アイザック・ハジャーが3位に入り、レッドブル・レーシングがダブル表彰台を獲得した。
マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦バーレーンGPは、10月2日(金)のフリー走行1で幕を開ける。
