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    ランド・ノリス(マクラーレン)は、自身をリタイヤに追い込んだフランコ・コラピント(アルピーヌ)について、「少なくとも1戦の出場停止処分」を科すべきだと訴えた。一方、コラピントはブレーキに触れた瞬間にロックアップしたと説明し、巻き込んだ2人とチームに謝罪した。

    9月26日(土)にバクー市街地コースで行われた2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、36周目のリスタートでコラピントがチームメイトのピエール・ガスリーに衝突。ノリスも巻き添えとなり、3台がレースを終えた。

    事故の経緯:コラピント起点で3台リタイヤ

    アレックス・アルボン(ウィリアムズ)のクラッシュによるセーフティーカー(SC)導入を経て、レースが再開された直後だった。10番手を走るコラピントがターン1への進入で激しくロックアップ。前方のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の減速に対応し切れなかったとみられる。

    アントネッリへの追突は避けたものの、イン側のウォール沿いを走行していたコラピントは十分に減速できず、7番手を走行していたガスリーに衝突。弾かれたガスリーが、さらにアウト側のノリスに接触した。

    その後方では、アーヴィッド・リンブラッド(レーシング・ブルズ)がチームメイトのリアム・ローソンに追突し、このレースで2度目のSCが導入された。

    コラピントは低速でピットへ戻ったもののリタイヤ。ともにポイント圏内を走っていたアルピーヌは2台を失い、ガスリーは「大量にポイントを失った」と失望をあらわにした。

    ノリス、コラピントを猛批判「出場停止にすべき」

    ノリスにとって、この一件は到底受け入れられるものではなかった。モナコGP以来のリタイヤを余儀なくされ、8戦連続で続いていたポイント獲得も途切れ、タイトル防衛の可能性はさらに遠のいた。

    事故のリプレイ映像はまだ確認していないと前置きしたうえでノリスは次のように語り、国際自動車連盟(FIA)に対応を求めた。

    「FIAはもっと厳しくして、こういうことには出場停止を科し始めるべきだと思う。あまりにも不注意だ」

    「ものすごくお金がかかるし、僕のパーツは全部ゴミ箱行きだ。出場停止にすべきだよ。あれはF1に値するドライビングじゃない」

    首位を走行していたジョージ・ラッセル(メルセデス)のリスタートの仕方によって、集団が詰まりすぎたのではないかと問われると、「ジョージは好きなようにやればいい」と答えた。

    「F1ドライバーなら、先を予測できて然るべきだと思う。グリップが低いことも、タイヤの温度が低いことも分かっているはずだ。実際には、そこまで低くなかったけどね」

    「F1では世界最高のドライバーたちと戦いたい。こういうことが起きるのは……そうだね、あってはならないことだ」

    さらに、イギリス公共放送BBCのラジオ局『BBC Radio 5 Live』に対し、次のように語った。

    「出場停止にすればいい。すごく単純なことだよ」

    ヘルメットを手にうつむきながらコースを後にするランド・ノリス(マクラーレン)、2026年9月26日(土) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)Courtesy Of McLaren

    ヘルメットを手にうつむきながらコースを後にするランド・ノリス(マクラーレン)、2026年9月26日(土) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)

    コラピント謝罪「僕のミス」次戦降格ペナルティか

    一方のコラピントは、クラッシュ直後に無線を通して謝罪。レース後も自らの責任を認めた。

    「酷いミスだった。タイヤが完全にロックして、まったくコントロールできなかった。チームと、もちろんピエール(ガスリー)、ファクトリーのみんなに謝る以外、あまり言えることはない」と語った。

    「チームはポイントを獲るために本当に一生懸命やってきたのに、僕のミスのせいですべてを台無しにしてしまった。だからチームには申し訳なく思っている」

    「もちろん、何より辛いのはチームメイトを巻き込んでしまったことだ。そこが一番大きい。自分がミスして、自分だけに影響するなら、そこから学べばいい。でも、もう1台にも影響してしまうと話は違う」

    ガスリーと直接話をしたとも明かし、「もちろん彼はすごく怒っていた」と語った。

    ノリスへの謝罪も口にした。「ピエールだけじゃなく、ランド(ノリス)もリタイヤに追い込んでしまった。ランドにも申し訳なく思ってる。僕のミスだった。コントロールを失って、できることはほとんどなかった。ブレーキに触れた瞬間にロックしてしまったんだ」

    コラピントにはレース中に10秒ペナルティが科されたが、すでにリタイヤしていたため、このペナルティはマレーシアで行われる次戦での5グリッド降格に変更された。

    コース脇のバリアに接触したマシンから降りるランド・ノリス(マクラーレン)、2026年9月26日(土) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)Courtesy Of McLaren

    コース脇のバリアに接触したマシンから降りるランド・ノリス(マクラーレン)、2026年9月26日(土) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)

    2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで今季3勝目を飾った。マックス・フェルスタッペンが2位、アイザック・ハジャーが3位に入り、レッドブル・レーシングがダブル表彰台を獲得した。

    マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦バーレーンGPは、10月2日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

    F1アゼルバイジャンGP特集

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