「星のや飛鳥」敷地の中心に広がる明日香村の棚田美を表現した、段々の庭(イメージ)
「星のや」10施設目となる「星のや飛鳥」が、奈良県・明日香村に2027年7月22日に開業する。9月25日からは宿泊予約受付がスタートした。
「気に満ちた丘の辺」をコンセプトに掲げる同施設。約1400年前に日本初の本格的な都「飛鳥京」が置かれた明日香村の豊かな歴史や自然を全身で感じながら、心身を解放してゆったりと心に余白を生む「マインドフルネス体験」を提案するという。
■ 棚田の風景を表現した「段々の庭」
敷地の中心に広がるのは、明日香村を象徴する美しい棚田の風景をモチーフにした「段々の庭」。水田をはじめ、芝や畑、草原、散策路などが段々状に配され、季節の移ろいとともに変化する景色を楽しめる仕様となる。
「星のや飛鳥」客室の大きな窓からの景観(イメージ)
庭には東屋も点在しており、客室の大きな窓からもその優美なロケーションを一望できる。明日香村のありのままの自然に包まれながら、思い思いの贅沢な時間を過ごせる空間となりそうだ。
「星のや飛鳥」敷地の中心に広がる明日香村の棚田美を表現した、段々の庭(イメージ)
■ 全35室、瓦と石を取り入れた平屋の客室
客室は全35室で、すべて平屋・分棟型のオールスイート。4タイプを用意し、広さは約70〜260平方メートル、最大約4メートルの高い天井を設けた開放感あふれる造りに。
「星のや飛鳥」最大約4mの高天井
建築デザインには、村内に残る石造物や瓦屋根からインスピレーションを得た意匠を取り入れ、明日香村の歴史ある景観へ見事に調和させた。
「星のや飛鳥」巨石を用いたデザイン
なかでも注目は、約105〜107平方メートルの客室「あかね」。壁一面に石を張り巡らせた「石室風呂」を備えており、明日香村に残る古墳や古代の石造物を思わせる、重厚で特別な空間となる。
「星のや飛鳥」あかねの石室風呂(イメージ)
明日香村は、歴史的景観を守るため村全域で厳格な建築・開発規制(通称「明日香法」)が設けられている地域。「星のや飛鳥」も、長年守られてきた土地の情景にやさしく馴染む施設づくりが進められている。
「星のや飛鳥」大きな瓦屋根
■ 世界遺産の地に誕生する「星のや」
明日香村には、石舞台古墳やキトラ古墳、高松塚古墳、飛鳥寺など、日本の歴史を語るうえで欠かせない数多くの史跡が点在する。2026年7月26日には「飛鳥・藤原の宮都」として、村内15カ所の構成資産が世界文化遺産に登録されたことでも大きな話題を呼んだ。
「星のや飛鳥」のロゴにある日本最古の柑橘と言われる「大和橘(やまとたちばな)」
星野リゾートと明日香村は、2016年のパートナーシップ協定締結を皮切りに、地域活性化や人材交流などを通じて10年にわたり深い連携を重ねてきた。「星のや飛鳥」では、こうした地域との強固な取り組みを背景に、明日香村だからこそ味わえる唯一無二の滞在体験を形にしていくという。
開業は2027年7月22日。宿泊料金は1泊1室19万3000円〜(税・サービス料込、食事別)。近鉄吉野線・飛鳥駅から車で約4分の立地となる。
