
RED HydrogenやXperia 1を皮切りに、「スマートフォンで映画を撮影する」といった価値訴求が始まり、それにiPhone Proも追従したことで、本格的に業界トレンドとなりました。

そんなトレンドに沿う形で、HONORは新たなフラッグシップにおいて、映像だけでなく「音」にまで踏み込んだ撮影機能を打ち出してきました。
HONORが、9月28日に中国・北京で発表する「Magic9」シリーズの撮影機能を予告しています。注目は、Magic9 Pro Maxへの搭載を案内している映画撮影向けの指向性マイク。遠くの被写体を捉える望遠レンズと合わせ、映像と音の両面を訴求しています。

HONORの「影像創想家」(映像アンバサダー)を務める作家・映画監督の韓寒(ハン・ハン)氏が、日常の音を収録するデモを紹介した、とGSMArenaが伝えています。揚げ物やコーヒーマシン、離れた場所ではためく衣服の音など、近くから遠くまでの音を捉えるといった内容。
公式サイト上でも「映画級ガンマイク」と称する録音機能を紹介し、ステージから離れた場所での収音性能の高さをアピールしています。
撮影用アクセサリーには、500mmの「荣耀巨炮增距镜」(HONOR 巨砲テレコンバージョンレンズ)と200mmの「荣耀拇指增距镜」(HONOR 親指テレコンバージョンレンズ)を予告。望遠撮影の範囲を広げる外付けレンズで、200mmモデルの重量は88gと案内しています。韓寒による撮影キットの開封紹介も公開しており、レンズとグリップを組み合わせた姿を確認可能です。


ちなみに最近のトピックとして、HONORは2026年3月、スペイン・バルセロナで開かれたMWC 2026で、ドイツの映画用カメラメーカー「ARRI」との戦略的技術提携を発表。 業界トレンドの映画撮影機能に、愚直に取り組んでいる会社と言えます。
ARRIは1917年創業の老舗で、映画制作の現場で広く使われる「ALEXA」シリーズで知られる存在。提携では、ARRIが映画制作で培ってきた色や階調の作り方「ARRI Image Science」をHONORのスマートフォン向け画像処理に取り入れ、自然な色合いやハイライトのなだらかな描写、プロ向けの編集工程へのスムーズな受け渡しを目指すとしています。
スマホとカメラメーカーの協業にはライカやハッセルブラッド、ツァイスといった先例がありますが、映画撮影に軸足を置くARRIのチョイスは流石にですね。
Magic9 Pro Maxの映像面では、ARRIと共同開発した映画モードも案内。色の仕上がりを変える「ARRI Look」のほか、撮影後の色調整に使うLogC3、ピントの合った部分を示すピーキング、明るさを色で確認するフォルスカラーなどを掲げています。シリーズの正式発表は9月28日の予定です。
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Magic9 Pro Maxスマホの望遠カメラで遠くのステージを捉えられても、音声が周囲の歓声やざわめきばかりなら、物足りなく感じそうですが、そこに巨大な増距レンズだけでなく指向性ガンマイクまで組み合わせた着眼点は面白いところ。正式発表での詳細開示を待ちたいところです。
