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    巨人を退団した桑田真澄氏(写真:日刊スポーツ)
    巨人を退団した桑田真澄氏(写真:日刊スポーツ)
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     中日の井上一樹監督が今季限りで辞任する意向を表明し、後任人事に注目が集まっている。スポーツ報知は、球団OBの井端弘和氏らとともに、元巨人2軍監督の桑田真澄氏が候補に挙がっていると報じた。巨人を退団した際には、若手の成長を促した指導手腕を評価し、他球団への招聘を期待する声も出ていた。桑田氏は選手とどのように向き合ってきたのか。関連する記事を再配信する(「AERA DIGITAL」に2025年10月31日に掲載された記事の再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のものです)。

    【写真】巨人の次期監督の有力候補と言われていた2人

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     巨人が桑田真澄2軍監督の退団を10月28日に発表したことが、大きな波紋を呼んでいる。

    「驚きましたよ。桑田さんは球団側との面談で『若手の育成ができていない』とフロント入りを打診されましたが、固辞して退団を決断したそうです。驚いたのは、球団に通告されたタイミングです。前日の27日まで宮崎であったフェニックスリーグで、桑田さんは指揮を執っていました。若手が実戦で鍛錬を積む大切な時期に、来年ユニフォームを着ない桑田さんが指揮を執るのは不可解です。本来ならもっと早く伝えるべきでしょう。有能な指導者だったので、チームを去ることは球団にとって大きな損失だと思います」(巨人を取材するスポーツ紙記者)

     桑田氏は退団にあたってのメッセージをスポーツ報知に寄せているが、その中で、「今季は1軍が優勝することができず、若手の育成が思うように進んでいない責任を取り、退団を決断しました。今後は選手たちの活躍を見守るしかできないのが心残りです」と、無念の思いを語っている。事実上の更迭だったということだろう。

     だが、「若手の育成ができていない」という球団の説明に納得ができないファンは多いのではないか。今年の巨人2軍はイースタン・リーグで80勝44敗2分けと圧倒的な強さで2年ぶりに優勝した。白星を重ねただけでなく、巨人のファームではイキのいい若手が多く育っている。森田駿哉、又木鉄平、宮原駿介、園田純規、石塚裕惺、山瀬慎之介、宇都宮葵星、三塚琉生などが頭角を現した。

     前出のスポーツ紙記者は「桑田さんは活躍した選手を名指しでほめるのが印象的でした。積極的な失敗や意図が分かるプレーは結果が出なくても責めない。若手の育成だけでなく、チームに献身的な姿勢を見せていたベテランの長野久義に感謝の思いを口にするなど、広い視野でチームを見ていました」と振り返る。

     他球団のファームのコーチも、桑田氏の手腕を高く評価する。

    「巨人は実績のある中堅、ベテランが多いので、ファームに降格した時は試合勘を失わせないために起用する必要がある。その中でこれだけの若手が台頭するのは凄いことです。森田、宮原は1軍で戦力になっていたし、山瀬も他球団なら1軍でもっとチャンスが与えられる捕手です。1軍で戦力になった選手が少ないことが指摘されていますが、1軍で我慢強く起用しなければ一本立ちするのは難しい。常勝を義務付けられている巨人なので起用法が難しかったと思いますけど、そこはファームの首脳陣の責任ではないですよ」

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    巨人のフロントが更迭した理由は…

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