
連続テレビ小説「ブラッサム」。主人公・葉野珠の幼少期を好演した村上蘭(C)NHK
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女優の石橋静河(32)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日から第2週「父からの、解放」。主人公・葉野珠の幼少期を好演した子役・村上蘭(12)から本役・石橋へバトンタッチされる。村上は初回(9月28日)から「石橋に似ている」などとSNS上で話題。制作統括の村山峻平チーフ・プロデューサーに起用理由などを聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
櫻井剛氏と小松與志子氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算115作目。明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた作家・宇野千代をモデルに、主人公・葉野珠が困難にのみ込まれながらも“花開く”姿を描く。櫻井氏は足立紳氏と担当した2023年度後期「ブギウギ」に続く2回目の朝ドラ脚本。
サブタイトル「私の父、私の母」の通り、第1週は10歳の珠と両親との関係が描かれた。
周囲から“クズ”と揶揄され、自分に“無茶なおつかい”も命じる厳しい葉野清治(渡部篤郎)だが、珠は父のことが嫌いではない。清治が一人、鳥かごのカナリアを見つめていた夜のことを珠が作文に書くと、参観した父は上機嫌。珠は清治から初めて褒められた気がした。
葉野リョウ(国仲涼子)は継母だが、血縁はなくとも珠に格別の愛情を注ぎ“珠様”と呼ぶ。
珠の作文のおかげで平穏が訪れた思われた葉野家だったが、母が末弟の泣き声に気を取られた隙にカナリアを逃がしてしまい、大騒動。そして5年後の1913年(大正2年)春、珠(石橋静河)は高等女学校の4年生になった。
錦帯橋からの桜の眺め。珠は「きれいじゃ!」――。初回の珠(村上蘭)と同じ台詞、リフレインで初週を締めた。
村上はオーディションに参加した426人の中から選出。村山CPは「石橋さんに主演をオファーさせていただいた一番の理由は、その眼差しと笑顔なのですが、村上さんも石橋さんに通じるチャームポイントを持っていて、そこに惹かれました」と共通点を明かした。
「この物語の主人公・葉野珠という人は、出会いと別れを繰り返して幸せをつかみ、花を咲かせていくのですが、その時々に重要になるのが、彼女がどういう目をしているのかということ。台詞だけではない表現の部分で、石橋さんの強い眼差しに託したいと考えました。もう一つの笑顔というのは、石橋さん自身もクールに見られがちとおっしゃっていたのですが、笑うと本当に素敵。数々の困難に苦しみ、涙することもある珠ですが、その後は笑顔でいてほしい。結果的に“村上さんは石橋さんにそっくり”と感じる方がいらっしゃれば、うれしい限りです」
2人は岩国ことばや所作を一緒に稽古。「年齢は離れていますが、同士のように励まし合っていて。お二人が珠として同化していったようなイメージがあります」と“激似ぶり”を振り返った。
幼少期の主人公に扮した子役が終盤などで再登場するのも朝ドラの楽しみ。今作も期待したい。