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    ヴァルカモニカ

    ヴァルカモニカ

     こんにちは。高野です。今週は火~木曜日まで美浦で取材をしていたこともあって、紹介したい2歳馬がたくさんいます。昨日のブログで扱った馬たちはほんの一部で、まだまだ書き足りません。ということで前置きは省いて本題に行かせていただきます。

     まずは宮田厩舎の今週の新馬から見ていきましょう。3日の東京5R・新馬戦(芝1800メートル)にはヴァルカモニカ(牝、父エピファネイア、母リナーテ)がスタンバイ。伯父に16年の菊花賞と有馬記念を勝ったサトノダイヤモンドがいる良血です。先生のトーンも高く、「ゲート試験から感度がいい。気持ちの面の高さがあるがソフトに仕上げられている。楽しみです」と期待を口にしていました。30日には美浦・Wコースで併せ馬を行い、ラスト1ハロンは11秒2(5ハロンは67秒0)と鋭い動きを披露。「いかにも機敏そうな馬です。自分から加速できているし、きっちり仕上がりました」と勝ち負けできそうな雰囲気です。

     10日の東京6R・新馬戦(芝1600メートル)ではランギヌイ(牡、父ロードカナロア、母エクセランフィーユ)がデビュー予定です。母父がフランケルと欧州の血が入っており、トレーナーは「トモ(後肢)の緩さが目立ちますが、その緩さもひと追いごとに取れている。帰厩当初よりもかなり動きは良化しているし、形がいい馬です」と高評価していました。馬体重もこの時期で490キロと雄大な馬体の持ち主ですし、楽しみですね。

     翌11日の東京5R・新馬戦(芝2000メートル)にはアインザッツ(牡、父ルーラーシップ、母インナーアージ)が控えています。なんといっても半姉には厩舎のG1初制覇(23年エリザベス女王杯)を飾ったブレイディヴェーグがいる良血です。「血統的に期待している馬だし、スタイリッシュで姉に似ている」とのこと。「まだ筋肉が付ききっていないし、奥手な馬ですが、これから良くなっていきそう」と感触は良さそうです。

     少し先ですが、17日の東京5R・新馬戦(芝1800メートル)にはジェットシェヴロン(牡、父キズナ、母ナイセスト)がデビュー予定。実はこの馬、先生の評価がかなり高い一頭です。「パーツ、パーツに筋肉が付いていて、メリハリのある馬体をしている。体力面は向上の余地がかなりあるけど、現状期待値が高いです」とおっしゃっていました。1日の追い切りでは、「ジョッキー(杉原騎手)を乗せたらスイッチが入って、前進気勢をしっかり出して走りきってくれた」と初戦から動けそうな手応えです。来週以降も注目していきます。

     そしてジャスティンバルサ(牡、父ドレフォン、母エリカブライト)は24日の東京4R・新馬戦(ダート1600メートル)でのデビューを視野に入れています。半兄にはセントライト記念を制したジャスティンシカゴがいる血統で、菊花賞の週での初陣を考えているようです。「兄のこの時期と比べるとまだ幼い印象です。父がドレフォンに替わって、手先の重さを感じるのでダートで始動します」とジャッジしていました。

     続いては武井厩舎です。3日の京都9R・りんどう賞(芝1400メートル)ではエストレアボニータ(牝、父イスラボニータが2連勝を目指します。武井調教師は「センスがいいし、メンタルもいい。前走よりもいいですよ」と好感触を口にしていました。「輸送も大丈夫だし、中身は出来ています」と自信ありです。

     4日の東京3R・新馬戦(ダート1600メートル)にはタイザンフクン(牡、父ナダル、母カイカセンゲン)がデビュー予定。トレーナーは「これはいい馬です。勝ち負けできると思う。完全にダート向きです」と初陣Vをイメージしていました。JRAのホームページを確認すると、馬名には「泰山府君、(中略)桜の寿命を伸ばした神」という意味が込められているそう。母がカイカセンゲンですし、季節外れの桜を咲かしてほしいですね。

     母、兄、姉全てが武井厩舎に所属しているタピオラン(牝、父サートゥルナーリア、母ナスノシンフォニー)は24日の新潟5R・新馬戦(芝2000メートル)にスタンバイ。「センスがいいですね。この子は距離が持ちそう」と評価していました。1日に行った追い切りの直後にお話を伺った際には、「勝ち負けできる!」と力強い言葉をいただきました。

     そして少し残念だったのは、芙蓉Sでのジョドレルバンク(牡、父エフフォーリア)の敗戦です。「(敗因は)馬場の影響だと信じたい。最後まで一生懸命走れているからメンタルもいいんですけどね。挽回したいです」と先生もショックを隠し切れていませんでした。ただ、期待値は大きいままですし、今後も追っていきます。現在は放牧に出ているので、また聞いてみます。

     続いてはちょっとした次走報です。9月27日の未勝利戦(中山ダート1800メートル)を勝ったファブリック(牡、父クリソベリル)はJBC2歳優駿・Jpn3(11月3日、門別競馬場・ダート1800メートル)を視野に入れるそうです。「素直な馬だし、ずるさがないです。地方の砂は合いそうです」と適性を見極めたうえで遠征に向かいます。2戦目でパフォーマンスが格段に上がりましたし、持続的な脚が武器のこの馬にはもってこいの舞台に思います。

     最後に個人的な今週の注目新馬を挙げさせてください。3日の東京3R(芝1400メートル)でデビューのタンタフェリチア(牝、父エフフォーリア、母レッドミモザ)は取材でかなり手応えが良かった一頭。手塚徳調教師は「前向きだし、仕上がりも早そう。オンオフがしっかりしているし、フットワークがいい」と好感触をつかんでいました。「体のバランスもいいし、開幕週の馬場は良さそうです」と初戦から期待は大きいです。

     それでは今日のところはこのへんで失礼します。

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