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    世界共通ブランド名「ロナルド・マクドナルド・ハウス」に 日本開設25周年を契機に

    公開日時 2026/10/05 04:49

    ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパンは10月1日、これまでのドナルド・マクドナルド・ハウスから、世界共通のブランド名「ロナルド・マクドナルド・ハウス」に統一すると発表した。日本での第1号ハウス開設から25周年を契機に行うもので、ロゴマークも刷新する。岩中督理事長(埼玉県立病院機構理事長)は都内で開かれたブランドリニューアル発表会で「次の25年に向けて、新しい名前やロゴと、これまでと変わらぬ思いとともに、『ファミリー・センタード・ケア』の実現を目指して、病気と向き合う子どもとご家族を社会全体で支える場を広げていきたい」と述べた。

    近年、小児医療の現場では、子どもだけでなくその家族もケアの対象として捉え、家族も小児医療に積極的に関われる環境を整える「ファミリー・センタード・ケア」という考え方が重視されつつある。

    ◎小児患者家族の滞在施設を国内12カ所に展開 将来的な食事の支援強化方針も発表

    ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパンは、自宅から離れた医療機関で治療を受ける小児患者の家族の精神的・肉体的・経済的負担を支援する目的で、高度な小児医療を提供する病院に隣接して設置されている滞在施設。国内12か所にあり、国内の累計利用家族数は2026年3月に延べ10万家族を超えた。また、26年4月からは経済的負担へのさらなる支援として、1日1000円だった利用料を無償化した。

    さらに、利用家族への調査を基に支援ニーズが高い食事への支援の強化も発表した。ボランティアによる食事提供プログラム(ミールプログラム)について、現在の不定期実施から、将来的には全てのハウスで平日毎日1食の提供を目指していく考えを示した。岩中理事長は「実際に多くのご家族が、経済的・時間的・体力的な余裕が不足し、ご自身の食事を後回しにせざるを得ない実態がある。取り組みを順次拡大し、28年までに全ハウスでの導入を目指す」と述べた。

    ◎都立小児総合医療センター・山岸院長 付き添い家族の療養環境は「取り残された課題」



    この日は、ファミリー・センタード・ケアフォーラムと題して、小児医療の第一線で活動する医師の講演もあった。東京都立小児総合医療センターの山岸敬幸院長は基調講演で、「小児医療が進歩した一方で、付き添い家族の療養環境は課題として取り残されている」と指摘。家族の“献身”が自己犠牲によって成り立っている点について「構造的な課題になっている」と訴えた。

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