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    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』の報道発表会に登場した塩野瑛久(10月5日・京都市内)

    世界最古の長編小説『源氏物語』の作者・紫式部を主人公にした2024年の大河ドラマ『光る君へ』で、文学センスにあふれた若き帝・一条天皇を演じた俳優・塩野瑛久。

    京都国立博物館で10月6日から開催される特別展『源氏物語 王朝のかがやき』京都国立博物館で10月6日から開催される特別展『源氏物語 王朝のかがやき』

    10月6日から「京都国立博物館」(京都市東山区)で開催される特別展『源氏物語 王朝のかがやき』の音声ガイドナビゲーターを担当する。開幕前日の5日、塩野が会場を訪れ、『源氏物語』との関わりや、もっとも心惹かれた展示などについて語った。

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を鑑賞する塩野瑛久(オフィシャル写真提供)特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を鑑賞する塩野瑛久(オフィシャル写真提供)

    ■ 一条天皇役を経て実感、源氏物語1000年のタイムスケール

    ドラマ上では『源氏物語』の桐壺帝のモデルとなり、作品の魅力をいち早く見抜く一条天皇を、優美かつ繊細に演じて評判となった塩野。『源氏物語』については「一条天皇が触れるものとして存在してはいたんですけど、正直に言うとそのときは、そこまでちゃんと調べることはなかったです」と、撮影中は特に読み込んではいなかったことを明かす。

    今回の展覧会は『源氏物語』誕生以来、作品世界に魅せられた数多くの人たちが遺した写本や絵巻、物語をモチーフにした調度品や能楽の衣裳などを展示。一足先に鑑賞した塩野は「一条天皇として『源氏物語』に触れていたことで、改めて感動がありました」と、やはり特別な感慨を覚えたという。

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を一足先に鑑賞した感想を語る塩野瑛久(10月5日・京都市内)特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を一足先に鑑賞した感想を語る塩野瑛久(10月5日・京都市内)

    さらに、「写本や工芸品に落とし込まれることで、『源氏物語』が語り継がれてきた様子を見て、『源氏物語』はこんなにも愛されているんだと。そして現代に生きている僕が、(1000年前の)この作品をそもそも知っているということのすごさを、改めて感じる展覧会です」と、作品の美しさを味わうと同時に、タイムスケールの壮大さを実感させる展覧会であることをアピールした。

    京都国立博物館公式キャラクターのトラりんに笑顔になる塩野瑛久(10月5日・京都市内)京都国立博物館公式キャラクターのトラりんに笑顔になる塩野瑛久(10月5日・京都市内)

    ■ 「言葉を選ばずに言うと高そう(笑)」印象に残った作品は?

    国宝も含めた貴重な作品ぞろいで、同行の研究員に質問をしながら、時間ギリギリになるまで鑑賞したという塩野。

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を鑑賞する塩野瑛久(オフィシャル写真提供)特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を鑑賞する塩野瑛久(オフィシャル写真提供)

    「繊細な日本人のタッチを細かく見られるし、金(金箔・金粉)の残し方がそれぞれの時代で少しずつ違っていて、美しさはどの時代も変わらないんだと思いました」と感動を語る。

    『源氏物語 王朝のかがやき』より、塩野瑛久が印象に残ったと語っていた、「胡蝶蒔絵挟箱(初音の調度)『源氏物語 王朝のかがやき』より、塩野瑛久が印象に残ったと語っていた、「胡蝶蒔絵挟箱(初音の調度)

    ちなみに一番印象に残った作品として、「初音」の帖をモチーフにした婚礼調度品を上げたが、その理由を「もう一目見ただけで価値のすごさが…言葉を選ばずに言うと、(値段が)高そう(笑)」と、どストレートな言葉が飛び出す場面もあった。

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を一足先に鑑賞した感想を語る塩野瑛久(10月5日・京都市内)特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を一足先に鑑賞した感想を語る塩野瑛久(10月5日・京都市内)

    ■ 「写真ではわからない」現物ならではの輝きを肉眼で

    最後に展覧会の見どころとして、「立体の物はもちろん、絵巻などの平面的な物でも、写真ではわからない輝きや色の表現などを、肉眼で見て感じられるのは展覧会ならでは」と、現物をその目で見ることの重大さを語り、さらに「(鑑賞前の)ワクワクを超える感動体験が待っていますし、『源氏物語』がいかに語り継がれてきたかというところも、感じ取りに来ていただきたいです」と、来場を呼びかけた。

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』の報道発表会に登壇した塩野瑛久、京都国立博物館長・松本伸之氏ら(10月5日・京都市内)特別展『源氏物語 王朝のかがやき』の報道発表会に登壇した塩野瑛久、京都国立博物館長・松本伸之氏ら(10月5日・京都市内)

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』は2026年11月29日まで。開館時間は9時~17時30分。金曜日は20時まで閉館時間を延長(最終入場はそれぞれ30分前まで)。休館日は月曜。月曜が祝日の場合は開館し、翌日の火曜が休館となる。

    特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を鑑賞する塩野瑛久(オフィシャル写真提供)特別展『源氏物語 王朝のかがやき』を鑑賞する塩野瑛久(オフィシャル写真提供)

    チケットは一般2200円、大学生1200円、高校生700円。中学生以下は無料。

    京都国立博物館公式キャラクターのトラりんに笑顔になる塩野瑛久(10月5日・京都市内)京都国立博物館公式キャラクターのトラりんに笑顔になる塩野瑛久(10月5日・京都市内)

    塩野による音声ガイドは、会場レンタル版は700円。展覧会期間中なんどでも視聴できるアプリ配信(800円)もあり。一部の解説は塩野に加えて、学芸員の資格を持つスペシャルサポーターのV Tuber・儒烏風亭らでんが担当している。

    展覧会は東京でも、一部展示内容を変えて2027年1月から開催される。

    取材・文/吉永美和子 写真/Lmaga.jp編集部

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