「Windows 10」のサポートが約1年前の2025年10月14日に正式に終了した。デフォルト設定のまま稼働しているWindows 10のPCは、「Windows Update」サーバーからの月次の重要なセキュリティ更新プログラムを受け取れなくなっている。しかし、「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU)に登録していれば、サポート終了後のOSに対してもMicrosoftから更新プログラムの配信が継続される。
Microsoftが最初にWindows 10向けのESUを発表した際、1年間のサブスクリプション料金を30ドルに設定する計画を示していた。だが同社は、コンシューマー向けPCの所有者が古いコンピューターを買い替える準備や意向、資金の余裕がないこと、またESUのサブスクリプションに30ドルを支払う意思もないことに気づき、サポート終了日の数カ月前に“無料の登録オプション”を発表した。
この無料ESUサブスクリプションは、家庭や小規模オフィスで「Windows 10 Home」または「Windows 10 Pro」を実行しているPCで利用できる。互換性の要件を満たしていないために「Windows 11」への無料アップグレードを受けられない数千万から数億台のコンシューマー向けPCがこの対象に含まれる。
個人用デバイスでESUサブスクリプションを有効にするには、「Microsoftアカウント」が必要になる。登録後にアカウントの所有者が同じMicrosoftアカウントでログインすることにより、最大10台のPCに更新プログラムの適用資格が与えられる。当初のプログラム期間は12カ月間の予定だったが、2026年6月に同社はその期限を密かに1年間延長した。改定後の終了日は2027年10月12日である。
PC上でESUサブスクリプションを有効にすれば、デバイスに関連付けられているユーザーアカウントを変更しても有効状態が維持される。正常にESUサブスクリプションを適用した後は、該当のMicrosoftアカウントからサインアウトして別のMicrosoftアカウントやローカルアカウントでサインインしても、PCは引き続きセキュリティ更新プログラムを受け取ることができる。
誰が対象か
個人用のWindows 10 PCからESUサブスクリプションを登録するには、「Windows 10 Version 22H2」の最終リリースを実行しているPCであれば、幅広く可能となっている。最新のWindows累積更新プログラムがインストールされている限り、「Home」「Pro」「Pro Education」「Workstation」の各エディションがサポートされる。なお、「Enterprise」と「Education」の両エディションは対象外となる。また、「Active Directory」ドメインへの所属、「Microsoft Entra ID」への参加、「Microsoft Intune」などのモバイルデバイス管理(MDM)ソフトウェアに登録されているPCでも利用できない。
登録プロセスでは、管理者アカウントでのサインインが必要であり、子アカウントとして設定されたアカウントは使用できない。また、ESUサブスクリプションはMicrosoftアカウントに関連付けられる(欧州居住者を除く)ため、登録手順の一環としてMicrosoftアカウントへのサインインも求められる。
さらに、コンシューマー向けESUプログラムの登録オプションと実施タイミングについて、Microsoftは地域によって異なる場合があるとしており、対象となる国や言語の一覧を提示している。自身の地域でコンシューマー向けESUプログラムが提供されていない場合、簡単に推奨できる代替案は存在しない。
詳細については、Microsoftのウェブサイトにある「Windows 10 コンシューマー向け拡張セキュリティ更新(ESU)」という詳細なサポート記事で確認できる。
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