約7年ぶりの「日本のためのモデル」
本製品は、10月7日に開催された国内における年次イベント「HP Future of Work AI Conference 2026」において発表された。
本イベントの基調講演に登壇した日本HPの岡戸伸樹社長は、EliteBook 8 G2iW 14を「日本HPの中でも一番の戦略商品」「日本のお客さまのニーズを満たすために、日本向けに開発された製品」だと紹介した。
HPの「日本向けノートPC」といえば、2019年に日本でグローバル発表された「HP Elite Dragonfly」が記憶に新しい。
同じく基調講演に登壇した米HPのギャガン・シン氏(シニアバイスプレジデント兼コマーシャルシステムズ、セキュリティ&ディスプレイソリューションズ事業部長)は、このHP Elite Dragonflyを引き合いに出しつつ、「(初代の)Dragonflyは、日本の顧客の声を元に開発したモデルだった。(今回の)EliteBook 8 G2iW 14は、それと同じ考え方で7年ぶりに日本の声から作った製品だ」と説明する。
「14型で1kg未満。軽いだけでなく、性能のどの要素でも妥協していない」と、自信も見せた。
14型で“軽さ”を追い求めた新モデル
EliteBook 8 G2iW 14の要件は、HPのグローバル製品企画チームが日本のビジネスパーソンの“働き方”を調べて決めたという。
日本HPの岡宣明氏(パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 モバイルビジネス部長)によると、特に都市圏では公共交通機関で通勤する人がほとんどであるため、要件面で「軽さ」と「押されたり落としたりしても壊れない堅牢(けんろう)性」を重視しつつ、画面は13型ではなく14型に大型化することで社外でも社内と同じ生産性を出せることにこだわったそうだ。
岡氏は「13型で1kgを切るのは、比較的難しくない。13型の軽量モデルは世の中にたくさんある。(なので)それより高い生産性を発揮できる14型で、1kgを切ることを大きな目標にして開発した」と語る。
他にも「外出先ですぐにディスプレイにつなげる端子類」「5G通信への対応」「容量を削らないバッテリー」も開発要件に含めたという。
1kgを切る構成は一定条件を満たす必要あり
EliteBook 8 G2iW 14のボディーは、丸みを帯びたアルミニウムのシャシーで作られている。カラーは指紋が目立ちにくい、新色のミストシルバーとなる。本体サイズは約313.6(幅)×220.85(奥行き)×18.55~19.05(厚さ)mmで、前部の厚さは約0.44mmだ。耐久性は、米国防総省の調達基準「MIL-STD-810H」の19項目の試験をクリアしている。
先述の通り、本製品の最軽量構成の重量は約999gとなる。ただし、これは「2.2K(2240×1400ピクセル)液晶ディスプレイ」「56Whバッテリー」「Wi-Fiのみ(モバイル通信非対応)」という構成におけるもので、構成を変えると1kgをわずかに上回る。
例えば、ディスプレイパネルにのぞき見防止機能「HP Sure View 6」対応ディスプレイを選ぶと、最軽量構成の重量が約1.089kgとなる。
