サダタローのゆるっとマンガ劇場
公開
2026年10月11日 07時15分
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サダタロー
[ITmedia]
人気ホラーアクションゲーム「バイオハザード」の新作映画が10月9日から日本でも公開されています。先に公開したアメリカでは、公開3日で興行収入が約6000万ドル(約95億円)、初週末の全米興行収入ランキングでは、2位に5倍の大差をつけて1位という人気ぶりです。

映画「バイオハザード」は全国の映画館で上映中© 2026 SONY PICTURES ENTERTAINMENT(JAPAN)INC. ALL RIGHTS RESERVED. |出典・ソニー・ピクチャーズ
映画の大ヒットは、原作であるゲームシリーズの販売にも影響したようです。調査会社のAlinea Analyticsによると、映画公開前に行われたセールによって「バイオハザードRE:2」などの販売本数はほぼ倍増したのですが、映画が公開された後も好調だったそうです。前述の「バイオハザードRE:2」や「バイオハザード RE:4」は、セール分を除いてもSteam版で約11~14%、PS5版に至っては54~64%も増えていたようで、映画の影響の大きさがうかがえます。
ボクが本作を見て感じたのは、コアなバイオハザードシリーズのファンにも、シリーズのことを知らない人にもしっかり届く内容になっているな、ということでした。
まず、本作では至るところに原作のゲームで見られる要素が出てきます。ちょっとした小物から主人公が手にする武器、画面の構成まで、ゲームを遊んだ人なら「これは……!」となるシーンが満載です。映画のストーリー自体は原作とは全く異なるオリジナルなのに、ゲームシリーズのファンであるほど隅々まで楽しめる作品になっていたのは見事でした。
また、今作が「一般人の主人公がクリーチャーからひたすら逃げる」というシンプルな内容であることで、ゲームを知らない層も話に入りやすくなっているのも良くできていると思いました。銃の扱いもままならない主人公がバイオハザードの世界を逃げ惑う様子を共に劇場で体験できる、アトラクションのような作品になっていること、さらには今作における事件の真相等が全く語られないことにより、ゲームに興味を持つ人が増えているのではないかとボクは思います。
もちろん単純にホラー映画として面白いのも今作の大きな魅力です。何より主人公のブライアンがかなり魅力的なキャラクターになっており、彼が逃げ惑う姿を見るためだけにこの作品を見る価値はあると思います。全編を通してジャンプスケアやグロテスクな表現が多く、なかなか怖い作品ではありますが、それ以上にコメディーパートも多いので、トータルで見るとそこまで怖くないようにボクは感じました。
ゲームを知らない人でもわかりやすい内容の中に、ゲームファンも納得の要素を散りばめるという今作の構成は、ゲームの映画化としての1つの正解を見た気がします。それでしっかり面白いわけですから、アメリカでの大ヒットも納得です。とにかく、どんな人でも楽しめる内容になっていますし、上映時間も90分と決して長くありません。是非劇場に足を運んで、ブライアンと共に新しいバイオハザードの世界を体験してみてください。


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漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。
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