財務規則違反が認定されたマンチェスター・シティに対し、プレミアリーグ他クラブの間では即刻“除名”することを望む声も上がっているようだ。
2009年~2018年の間に少なくとも115件の財務違反疑惑があったとされ、プレミアリーグに告発されたマンチェスター・C。クラブ側は現在も潔白を主張しているが、数年間に及ぶ審理の結果、独立委員会が9シーズンにわたって収益を総額8億3000万ポンド(約1718億円)水増ししていたことを指摘しつつ、重大な違反に関連するすべての容疑で有罪認定したことを発表した。
そして有罪認定された後の最初の試合で、マンチェスター・Cはリヴァプールと対戦。敵地では「Cheats(不正)」などのバナーが掲げられ、選手たちがボールを持つたびに強烈なブーイングも発生したが、後半に一気に3ゴールを奪って3-0と快勝。開幕6連勝を達成している。
しかし、この一戦について『インディペンデント』のミゲル・デラニー記者は、「そもそもトップリーグでの競争を許されるべきなのかという疑問が浮上している」とし、「この状況は到底持続不可能。少なくとも、まともな意味でプレミアリーグがこのまま続いていくことはできない」と指摘した。
「この一戦の性質そのものが、スポーツの公平性に関する別の問題を提起していた。制裁が下される前と後で、シティと対戦することには大きな違いがあるかもしれない。周りの反応は当然、異なるからだ。だが、果たしてこの結果は有効なまま残るのだろうか? まさにその疑問こそが、観戦していた多くの幹部たちの怒りを深める要因となった。そしてそれは当然ながら、単に試合を楽しむという次元を超えた問題なのである。それは、彼らが携わるビジネスに及ぶ影響の核心を突く問題だ」
そして同記者によると、リーグの一部の重要人物の間では、マンチェスター・Cを大会から即刻“除名”すべきとの声が上がっており、「プレミアリーグ理事会で採決に向けて動く必要がある」といったやり取りが交わされている模様。ある人物は、「これは茶番だ。抗議活動を招き、大会の公正性と評判を傷つけ、さらには暴力沙汰にさえなりかねない。理事会には、株主に対してプレミアリーグの利益を保護・向上・促進する法的義務があるはずだ」と語ったようだ。
また、デラニー記者は「実際に即刻除名となる可能性は皆無に近い」と予想しつつも、「重要なのは幹部たちがこうした案を口にするほど危機感を抱いているという点」と指摘。さらに、こう分析した。
「世界的な優位性を誇っていたプレミアリーグの絶対的な自信が、突如として脆いものに感じられる。『意味のある試合を行う』というクラブの存在意義そのものが根底から揺るがされている以上、動揺しないはずがないだろう」
「すべては不確かなままだ。この試合に対する複雑な感情と同様に、今シーズンの行方そのものもまた、先行きが見えない状態にある」
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