
今季は1試合を除き、リーグ戦で先発出場を続けている鈴木海音。右サイドバックで持ち味の前に出る鋭さを活かし、新境地を開くかもしれない。
■相馬新体制で今季初勝利を
鈴木海音はJ1第7節のジェフユナイテッド千葉戦(1‐1△)で、Jリーグ通算100試合出場を達成。前節のサンフレッチェ広島戦(0‐2●)の試合前、ご両親と弟さんから花束を贈呈されるセレモニーが行われた。
「いままでジュビロ磐田や栃木SC、この東京ヴェルディで積み重ねてきて、正直、僕は何試合までいったかあまりこだわってませんでした。ただの通過点かなと。自分の代わりに父や母が気にして数えてくれていましたね」
自身のキャリアの節目よりも、最下位に沈むチームの現状打破に意識は向いている。10月8日から東京Vの指揮を執る、相馬直樹監督が提示するサッカーに取り組んでいる真っ最中だ。
「守備のやり方は変わってきますが、特に戸惑いはないです。ボールサイドに寄せたときに奪いきることが重要。広島戦はサイドバックで出場し、センターバックと両方できればプレーの幅を広げられる。より成長できるチャンスだと捉えています」
17日のJ1第10節、東京ヴェルディ(20位)はFC東京(4位)と対戦する(14:00 味の素スタジアム)。双方のサポーターが火花をバチバチ散らし、否応なく盛り上がる東京ダービーだ。磐田時代に静岡ダービーも経験している鈴木は、この一戦の重みと影響力を認識している。
「負けていい試合はひとつもありませんが、ダービーはなおさら勝利が求められる。サポーターも絶対にここだけは負けたくないでしょう。その気持ちは選手全員がわかっています。いまのこういった状況だからこそダービーで勝つことの意味は大きく、結果を出せれば全員が自信をつけ、勢いに乗って次に進める。僕は自分のサッカー人生を懸けて臨むつもりです。この一戦を勝つためにピッチで最大限表現したいと思います」
苦境から脱することにおき、勝点3に勝る妙薬なし。相馬新体制で今季初勝利を挙げ、緑の凱歌をスタジアムに響き渡らせよう。
当日の天気予報は晴時々曇で、予想最高気温は26℃となっている。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。
《クラブウオッチ》
東京Vは12日、ホームタウンの多摩市・多摩センター駅前で、大一番の東京ダービーに向けてチラシの配布を行った。相馬監督をはじめ、中村考昭代表取締役社長、栗田大輔代表取締役副社長、江尻篤彦強化部長も参加。週末、味の素スタジアムへの来場を呼びかけた。
百年構想リーグではホームの第8節(0‐0△ PK4‐2○)が2万9777人。アウェーの第16節(1‐2●)が3万7538人。Jリーグ屈指の注目カード、東京の一大イベントにしていくにはまだまだ足りない。「4万人を目標に進めてきて、現状は3万人の見込みです」とクラブ関係者。ここはぜひ、ひとりでも多くの方々に白熱のダービーマッチを体感してほしい。

にこやかに話しかけ、チラシを手渡す相馬監督。 (C)TOKYO VERDY

中村社長(左)と江尻強化部長。 (C)TOKYO VERDY
[今季の1試合平均入場者数] 22,780人( ↑ 10/20位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2021年 3,246人(コロナの影響により参考外)
2022年 4,955人(〃)
2023年 7,982人
2024年 20,976人
2025年 21,121人
2026特別 23,474人
●ランド地獄耳●
▼新加入のチョ・ユミンは、韓国のアイドルグループ「T‐ARA」(ティアラ)の元メンバーであるソヨンさんとのビッグカップルでも有名だ。「選手たちからかわいいって言われます」と照れた顔。昨季までUAE1部のシャールジャFCに所属し、ソヨンさんがドバイの住居の引き払い手続きを終え次第、ともに日本で暮らす予定とのことである。
▼当該案件に関しては、「選手間で話題になっていますね」と齋藤功佑。近頃、かつてのチームメイトが続々と結婚を発表し、仲のよい千田海人(鹿島アントラーズ)もその気は満々だそうな。「海人くんは何でもできる人で自立しすぎている。じつは、ああいうタイプが一番危ないんですよ。一方、僕は生活面でほかの人よりできないことが多い。彼には負ける気がしないです」そう言ってやたらと胸を張る。いい勝負じゃないかなあ。みんな、それってどう思う?
