アイドル・俳優/Aぇ! group:末澤誠也(撮影:写真映像部・東川哲也)
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暗く淀んだまなざし、狂気を孕んだ表情──10月16日公開の映画「mentor」で、15年前に花火遊びから火事を引き起こして以来、罪の意識から抜け出せずに生きてきたが、偶然被害者に再会し心酔していく難役を務めるAぇ! groupの末澤誠也さん。夢を追い続けるうえで、大切にしていることとは。AERA 2026年10月19日号より。
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「追いつづける勇気があるかぎり、夢はかならず叶う」
10月16日公開の映画「mentor」で、15年前に花火遊びから火事を引き起こして以来、罪の意識から抜け出せずに生きてきた上谷拓海役を務める末澤誠也。綾野剛演じる被害者の埜本(のもと)潤と再会し、その前向きな生き方と言葉を心の拠りどころに、メンターとして慕う役柄だ。
作中では拓海がメモを取る“メンター語録”が生まれていくが、末澤にも何か座右の銘はあるかと尋ねたところ、ウォルト・ディズニーの名言が返ってきた。
だが続けて口にしたのは、「努力は報われないと、僕は思ってるんで」という、一瞬、その銘に反するような言葉だった。
「努力したからといって、必ず報われるわけじゃないと僕は思ってるんです。必ずいい結果が待っているとは限らない。だから、努力よりも、その夢を、そのモチベーションでどこまでずっと追いつづけられるか、っていうことのほうが大事やなと。モチベーションが切れちゃうと、もうどんな夢も叶わないじゃないですか。もちろん努力も切れちゃいますし」
だからだろう、15年の歳月を無為に過ごしてしまった拓海のように、「いまさら遅い」と感じた経験はあるかと尋ねた際、心底不思議そうな顔をしていた。
「いまからじゃ遅いじゃん、って思ったことはないですね。全然ない。まだまだやん、って思う。あんまり否定的に考えないかな、いまさら、とか」
その考え方こそが、いまこの場所へと彼を連れてきたのに違いない。以前の取材で、しんどいときは気合で乗り切ると言っていたことを思い出したと告げると、破顔一笑した。
「けっこう俺、そういう人間なんで(笑)。昔風、昭和の人みたいな」
末澤がメインボーカルを務めるバンドスタイルの新曲「Emotion」(11月4日発売)の歌詞にもある「生命を灼き尽くし」そうな強いまなざしが、令和の時代に、いっそう輝いて見えた。
(編集部・伏見美雪)
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※AERA 2026年10月19日号
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