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    SEPTEMBER 11, 2026 : Australian mathematician Tristan Buckmaster, who is a Professor of Mathematics, Courant Institute of Mathematical Sciences, New York University, poses for a portrait in his office in Manhattan on September 11, 2026. Dr. Buckmaster and the mathematician Levent Alpöge, who have been working onニューヨーク大学の数学教授トリスタン・バックマスター氏は、オープンAIによる数学論文の大量公開によって、若手研究者の研究プログラムが丸ごと吹き飛んだと語った。Karsten Moran / For The Washington Post via Getty ImagesオープンAIは10月6日、700本を超える数学論文をまとめ、そのデータをGitHubで公開した。ニューヨーク大学の数学教授は、この公開によって若手研究者の研究プログラムが吹き飛んだと語った。数学者たちからは、自分たちの未発表データがAIの学習に使われたのではないかという疑問の声が上がっている。

    オープンAI(OpenAI)が最近行った数学論文の公開を受け、学界では画期的な成果だと称賛する声がある一方で、同じ難問の解明にたどり着こうと研究を続けていた研究者たちは今後どうなるのかと懸念する声も上がっている。

    パランティアCEOが痛烈に批判…大手AI企業が政府に規制を求めるのは「知的財産訴訟対策」 | Business Insider Japan

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    ニューヨーク大学クーラント数理科学研究所(Courant Institute of Mathematical Sciences, New York University)の数学教授、トリスタン・バックマスター(Tristan Buckmaster)氏は10月8日、CNBCの番組「Squawk Box」で、今回の公開によって若手数学者たちの研究が根底から覆されたと語った。

    「つまり、火曜日(10月6日)に彼らが大量公開したことで、研究プログラムが丸ごと吹き飛んでしまった」とバックマスター氏は述べた。

    オープンAIは10月6日、700本を超える数学の論文原稿をGitHubで公開した。その発表のなかで、これらを社内の最先端AIモデルによる成果だと説明している。同社は、多くの方程式の証明についてコンピュータで検証可能なデータもあわせて共有した。

    データと学界の規範をめぐる疑問

    一部の数学者にとって、懸念は「問題の解決で先を越されたこと」だけにとどまらない。

    ノースウェスタン大学(Northwestern University)の数学教授、ブライナ・クラ(Bryna Kra)氏はBusiness Insiderの取材に対し、AIは研究を前進させる可能性があるとしながらも、これほど大量の成果を一度に公開すれば、そうした進歩を可能にしてきた協力し合う文化を損ないかねないと警告した。

    「数学は、ほかに類を見ないほど研究者同士の協力が重視される分野だ」とクラ氏は語った。

    「この会社には、これらの成果について講演したり、専門的な質問に答えたりできる人間など、いるはずがない」

    研究者は講演や日常会話のなかで、未完成のアイデアを共有するのが一般的だと、クラ氏は指摘する。そうしたアイデアが公表前にAIに取り込まれてしまうかもしれないという不安から、数学者たちが秘密主義に陥るのではないか。クラ氏はそう危惧している。

    バックマスター氏はまた、AIツールに入力された未発表の研究が、オープンAIの数学の成果に寄与した可能性があるのではないかとの懸念を示した。

    オープンAIはコメントの求めに応じなかった。

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