COACH がSpotifyらと日本ほか世界19都市で仕掛ける「音楽イベント」の勝算(編集部)
コーチ(COACH)は、ライブパフォーマンス、アーティストとのトーク、製品のカスタマイズ、フォトブース、リスニングラウンジを組み合わせた巡回イベントで、ハンドバッグ「タビー(Tabby)」を各地に届けようとしている。
COACH がSpotifyらと日本ほか世界19都市で仕掛ける「音楽イベント」の勝算
2026年9月16日にニューヨークではじまった最新の「タビー・ツアー(Tabby Tour)」は、米国、英国、日本、韓国、中国の19カ所を巡り、2027年まで続く予定だ。ツアーにはSpotify上のデジタルハブが連動しており、最初の1週間で7万人以上が訪れた。
両社は訪問者数の目標を明らかにしていないが、この展開は、季節限定のアクティベーションとしてはじまったものを、コーチが継続的なグローバルマーケティングプラットフォームへと発展させつつあることを示している。
Spotifyと連動したデジタル体験
コーチがGlossyに共有したキャンペーンデータによると、訪問者の75%、約5万2500人が、同ブランドのSpotifyページ「トラック・ザ・ツアー(Track the Tour)」で何らかの操作を行った。
約1万人のユーザーがSpotifyのリスニング履歴の共有を選択し、音楽の好みを分析されたうえで、自身の勇気の表現方法を表す6つの「カレッジ・サイン(Courage Signs)」のいずれかと、パーソナライズされたプレイリストが割り当てられた。
ツアーは世界で19カ所を回り、このうち米国、英国、日本、韓国の16カ所はSpotifyとの提携によるもので、中国の3カ所は別途QQミュージック(QQ Music)との提携で実施される。中国でのプログラムは、2026年11月6日に成都で開かれるフェスティバルを皮切りに、深圳、南京へと巡回する。
Spotifyは、カレッジ・サイン機能、ツアー情報、過去の開催地のコンテンツなどを含むデジタル体験を、リアルのツアーと並行して構築した。Spotifyで音楽事業開発・分析のグローバル責任者を務めるドリュー・サンダース氏は、これを同プラットフォームにとってこれまでで「最大かつもっともカスタマイズされたスポンサーシップ」だと述べた。
「コーチのプログラムは、長期にわたるツアーだ。リアルでも、デジタルのメディアキャンペーンと連動するかたちでも、継続的なエンゲージメントになっている」とサンダース氏はGlossyに語った。
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