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    任天堂は10月23日、「ゲームボーイ Nintendo Classics」向け3タイトルの配信を開始した。今回追加されたのは『モグラ~ニャ』『ピンボール 66匹のワニ大行進』『ファンタズム』だ。「ゲームボーイ Nintendo Classics」は、任天堂のサブスクリプションサービス「Nintendo Switch Online」加入者向けのサービスだ。Nintendo Switch/Nintendo Switch 2のいずれかでプレイできる。

    『モグラ~ニャ』は1996年に発売されたアクションパズルゲーム。開発は1994年発売のゲームボーイ版『ドンキーコング』を手がけたパックスソフトニカが担当。薄型ゲームボーイ「ゲームボーイポケット」と同時発売されたタイトルでもある。農夫「じんべえ」によってさらわれた妻「モグリ〜ナ」と7匹の「子モグラ」たちを助けるため、主人公「モグラ〜ニャ」がじんべえの領地である「じんべえランド」に挑むという内容。地上と地下の二層マップを行き来しながら敵を倒したり、障害物を避けたりしながら出口を目指す。到達するとそのまま次のマップ(ステージ)へと移るが、多くのマップは「カベ」が出口を塞いでおり、これを壊すためにステージ内に置かれた「黒いたま」を穴に落とさずに運ぶことが求められてくる。

    本編に当たる「クエストモード」は、複数のマップで構成された全8つのレベルを順に攻略していくかたちで、用意されたマップの総数は200を超える。また、各レベルの最後にはカンガルー、太陽、分銅、38歳の配管工といったひとクセもふたクセもあるボスたちが待ち受ける。ほか、本編から独立したモードとして攻撃側と守備側に分かれてプレイする2人用の「VSモード」も用意されている。

    『ピンボール 66匹のワニ大行進』は1989年、近年では『星のカービィ』シリーズなどで知られるハル研究所より発売されたピンボールゲームだ。ワニてんこ盛りの全4つのピンボール台で高得点の獲得を目指す。画面下のフリッパーを操作してボールを撃ち返し、ターゲットに当てる、あるいはレーンを通すと得点が上昇。特定のホールやワニの口にボールを入れるとボーナス面に突入し、大量得点獲得のチャンスとなる。なお、4つあるピンボール台の最下層は「ワニ面」となっていて、ここに落下してしまうとミスとなる。ゲームモードはハイスコアを目指す1人用のほか、2人用の対戦モードが用意されている。

    本作の根幹となるプログラムは、同じくハル研究所開発で本記事執筆時点で未配信の『カービィのピンボール』(1993年 ゲームボーイ)にも継承されており(ハル研究所紹介ページより)、ある意味、その原点とも言えるタイトルでもある。ただし、『カービィのピンボール』では最下層に落下しても復帰が可能なのに対して、こちらは落下すればワニに食べられてしまうという異なる部分がある。

    『ファンタズム』は1992年にジャレコ(現シティコネクション)より発売されたステージクリア型アクションゲームだ。元は1991年にアーケードゲームとして発売されたタイトルで、それをベースにアレンジを加えたものになる。ストーリーは原作に当たるアーケード版から引き継いでおり、見知らぬ男たちに拳銃で撃たれ、命を落とした青年の主人公になり、憑依の特殊能力を駆使して誘拐された恋人の救出に挑む。ステージ内の敵に憑依し、肉体を支配することによって、それぞれの持つ力を使えるというシステムが最大の特徴。憑依できる対象はギャング、ドラゴン、ロボットと広範囲に及ぶほか、なかには特定の場面に限って憑依可能なキャラクターも存在する。また、原作のアーケード版にはなかった憑依した肉体から離脱できる機能を追加(使用すると体力が減るペナルティがある)。ほかにも原作にはいなかった新たな敵キャラクターの追加、スコアシステムの廃止、イベントデモのグラフィック一新といったアレンジが図られている。

    なお、原作のアーケード版はNintendo Switch/PS4/XBOX One向けダウンロードソフトとして、それぞれのストアで配信中である。

    各3タイトルは過去にニンテンドー3DSのバーチャルコンソール向けに配信されたことがあり、今回の追加は同サービスが2023年に終了して以来の復刻となる。『モグラ~ニャ』と『ピンボール66匹のワニ大行進』は、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソール版ではプレイ不可となっていた2人用の対戦モードがローカルとオンラインの双方で楽しめるようになっている。ただし『モグラ~ニャ』は、スーパーファミコンの周辺機器「スーパーゲームボーイ」でのプレイ時限定となる疑似カラーとピクチャーフレームは、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソール版に引き続き、体験および確認不可となっている。

    また、『ファンタズム』は中古市場で数万円で取引されているプレミアタイトルだ。ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールが終わったことによって、再びプレイしにくい状況になっていたが、今回の追加でそのハードルは大きく下げられた。オリジナルのゲームボーイ版を遊べずに終わってしまった世代や、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソール版の販売を存じなかったプレイヤーはこの機会に触れてみるのもいいだろう。前述したように、原作のアーケード版も現行のプラットフォームで遊べる状況にあるので、そちらとの違いを楽しんでみるのも一興である。

    『モグラ~ニャ』『ピンボール 66匹のワニ大行進』『ファンタズム』は「ゲームボーイ Nintendo Classics」で配信中だ。

    【UPDATE 2026/10/23 11:50】
    各配信タイトルに関する情報を加筆

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