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    第17戦シンガポールGPを制したチームメイトについてアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)が、マックス・フェルスタッペンは最速のマシンに乗っていたわけではないと主張したことで、パドックに波紋が広がった。

    大規模なアップグレードが投入されたRB22を背景に、フェルスタッペンはセパン・インターナショナル・サーキットで行われた第16戦バーレーンGPと、その1週間後のシンガポールGPで待望の今季2勝を挙げた。

    第18戦アメリカGPの開幕を翌日に控えた10月22日(木)のメディアデーでは、ハジャーの発言について各ドライバーが見解を求められた。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が反論する一方、フェルスタッペンはメディアの姿勢に矛先を向けた。

    ハジャーの「フェラーリ最速」にハミルトン反論

    ハジャーは、バーレーンGPではレッドブルRB22が最速のマシンだったと認めつつも、その1週間後のマリーナベイ市街地コースでの一戦については異なる評価を下した。

    「僕らのクルマは今でもかなりドライブするのが大変なんだ。確かにマレーシア[でのフェルスタッペン]は圧倒的だったけど、それでもシンガポールで僕らのクルマが最速だったとは思わない。僕はそう考えている」とハジャーは語った。

    「僕の見解では、マックスがフェラーリに乗っていたら、もっと大きな差をつけて勝っていたと思う。シンガポールではフェラーリが最速のマシンだった」

    これに対してハミルトンは、「僕らの意見は違う」としてハジャーに反論した。

    ハミルトンは、「長い歴史を持つマクラーレンやフェラーリのようなチームと同じことが、彼らにできるはずがない」として、キャリア初期にはレッドブルを「見くびっていた」と認めつつ、その後レッドブルは数々の勝利とタイトルを勝ち取ることで「僕が間違っていたことを証明した」と評価した。

    そのうえで、レッドブルが今季投入した初の自社製パワーユニット(PU)に言及した。

    「リソースや経験、知的財産を考えれば、例えばメルセデスやフェラーリより優れたエンジンを、ほかの誰かが作れるはずがないと思っていた。ところが、彼らはまたしても僕ら全員が間違っていたことを証明した。最高のエンジンを作り上げたんだ」

    「前のレースでは、どのコーナーでも彼らは僕らと同じくらい速かった。コーナーは僕らの強みだったのに、今ではそこでも並ばれている。そのうえ、ストレートでは彼らの方が0.3〜0.4秒速い」

    「今週末、僕らはごく小さなアップグレードを投入する。見込めるゲインはコンマ05秒くらいだから、それだけで、今ある差を埋めて彼らに挑戦できるほど前進できるとは思っていない」

    ルクレールとフェルスタッペンは議論を一蹴

    一方、ドイツのモータースポーツ専門メディア『Motorsport-Total.com』によると、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、ハジャーの発言そのものに疑問を呈した。

    「まず第一に、そういうことを言い始めても意味がないと思う。アイザック(ハジャー)は僕らがどんなクルマに乗っているか知らないし、僕も彼がどんなクルマに乗っているか知らないんだから」とルクレールは語った。

    フェルスタッペンもルクレール同様、ハジャーの発言について質問を受けると「どうでもいい」と応じ、議論を広げる必要性に疑問を呈した。

    「いちいち他のドライバーやチームを引き合いに出す必要はないと思う。そうやって放っておけばいいことを、いつもわざわざ持ち出して人を刺激しようとする。僕なら流すね。『どうでもいいや』って感じで」

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