2026年F1第18戦アメリカGPのフリー走行2回目(FP2)が現地時間10月23日(金)に行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がFP1に続いてトップタイムを記録した。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が0.042秒差で迫り、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.189秒差の3番手につけた。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた今週末2回目のセッションは、FP1とほぼ同じコンディションとなり、気温は30℃、路面温度は40℃程度で推移した。セクター1でリアタイヤがオーバーヒートし、ラップの後半で苦戦するマシンが目立った。
ルクレールはソフトタイヤで1分35秒291をマーク。FP1で自身が刻んだベンチマークを0.761秒更新し、再び僅差でタイムシートのトップを守った。ただし、ロングランではフェラーリよりもレッドブルとメルセデスが優勢となる傾向がみられた。
苦戦するトップ3勢のチームメイト
上位3台は、チームメイトを含む後続を0.4秒以上引き離した。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は僚友ルクレールほどマシンを快調に操る様子がみられず、首位から0.615秒差の4番手にとどまった。
本大会で初のタイトル獲得に臨むアントネッリは序盤、シートの固定に問題を抱え、修復のために一時マシンを降り、走行を中断する場面があった。
一方、チームメイトのジョージ・ラッセルは自己ベストを記録したラップ中に高速のS字で挙動を大きく乱し、アントネッリから0.702秒遅れの5番手にとどまった。また、ターン18でルクレールをコース外に追いやったとして、黒白旗も受けた。プラクティス中としては異例の警告となった。
FP1で2番手だったフェルスタッペンは、ひとつ順位を落としたものの、引き続き首位から0.2秒以内を維持。バーレーンGP、シンガポールGPに続く3連勝に向け、初日を好調で締めくくった。
対照的に、チームメイトのアイザック・ハジャーはフェルスタッペンから0.931秒遅れの9番手にとどまった。マシンバランスへの不満を隠さず、担当レースエンジニアのリチャード・ウッドに「ひどすぎる」と訴え、高速域でのタイヤのデグラデーションを「冗談みたいだ」と酷評した。
苦戦マクラーレンを横目にローソン6番手
マクラーレン勢はランド・ノリスが7番手、オスカー・ピアストリがわずか0.014秒差の8番手に並んだ。
ノリスはターン15でフロントタイヤをロックさせてコース外にはみ出したため、それ以前にハードタイヤで記録していたタイムを更新できなかった。ただ、それがなかったとしても、ルクレールとの1秒以上の差を大幅に縮めるのは難しい状況だった。
この2台を抑えて6番手に入ったのが、レーシング・ブルズのリアム・ローソンだった。力強いアタックで中団最上位の6番手に食い込んだ。チームメイトのアーヴィッド・リンブラッドは13番手につけた。
アストン後退もQ2進出を視野
アストンマーティン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが16番手、ランス・ストロールがアロンソに0.034秒差の17番手となった。
FP1の12、13番手から順位は下げたものの、アロンソと14番手のエステバン・オコン(ハース)との差は0.138秒。僅差の中団で引き続きQ2進出を視野に入れるパフォーマンスを示した。一方、アロンソと首位とのギャップは、FP1の1.636秒から1.944秒へと拡大した。
母国グランプリを迎えたハース勢は、劇場公開を控える映画『ゴジラ-0.0』を題材としたスペシャルリバリーをまとったオリバー・ベアマンが10番手に入った。
ガブリエル・ボルトレート(アウディ)が11番手、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が12番手に続き、ガスリーのチームメイトであるフランコ・コラピントは15番手、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は18番手だった。
ウィリアムズ大苦戦、アルボン大差の最下位
ウィリアムズのドライバー達はFW48の挙動に翻弄されっぱなしだった。20番手に沈んだカルロス・サインツは、「めちゃくちゃだ。本当にひどい。リアに全然自信が持てない」と不満を訴えた。
チームメイトのアレックス・アルボンも、オーバーステアとアンダーステアの両方に見舞われ、何度もコースを外れた。FP1に続いて本格的なアタックタイムを残すことができず、22番手に沈んだ。
アルボンのタイムは首位から8.135秒遅れ。直前の21番手につけたセルジオ・ペレス(キャデラック)からも4.390秒離れた。ペレスのチームメイト、バルテリ・ボッタスは19番手につけた。
3回目のフリー走行は、日本時間10月24日(土)26時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第18戦アメリカGPフリー走行2(FP2)リザルトPosNoDriverTeamTimeGapLaps
116シャルル・ルクレールフェラーリ1:35.2910.00030
212アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス1:35.3330.04225
33マックス・フェルスタッペンレッドブル1:35.4800.18924
444ルイス・ハミルトンフェラーリ1:35.9060.61526
563ジョージ・ラッセルメルセデス1:36.0350.74427
630リアム・ローソンレーシングブルズ・RBPT1:36.3311.04027
71ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス1:36.3731.08227
881オスカー・ピアストリマクラーレン・メルセデス1:36.3871.09627
96アイザック・ハジャーレッドブル1:36.4111.12024
1087オリバー・ベアマンハース・フェラーリ1:36.5361.24528
115ガブリエル・ボルトレートアウディ1:36.8321.54127
1210ピエール・ガスリーアルピーヌ・メルセデス1:36.8401.54927
1341アーヴィッド・リンブラッドレーシングブルズ・RBPT1:36.9591.66829
1431エステバン・オコンハース・フェラーリ1:37.1111.82026
1543フランコ・コラピントアルピーヌ・メルセデス1:37.2011.91032
1614フェルナンド・アロンソアストンマーティン・ホンダ1:37.2351.94426
1718ランス・ストロールアストンマーティン・ホンダ1:37.2691.97828
1827ニコ・ヒュルケンベルグアウディ1:37.4302.13926
1977バルテリ・ボッタスキャデラック・フェラーリ1:38.4223.13124
2055カルロス・サインツウィリアムズ・メルセデス1:38.4463.15528
2111セルジオ・ペレスキャデラック・フェラーリ1:39.0363.74524
2223アレックス・アルボンウィリアムズ・メルセデス1:43.4268.13527 コンディション
天気晴れ
気温30℃
路面温度40℃
セッション概要
グランプリ名
F1アメリカGP
セッション種別
フリー走行2
セッション開始日時
2026年10月24日 (土) 06:00
サーキット
名称
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
設立
2012年
全長
5516m
コーナー数
20
周回方向
反時計回り
