
先日、突如としてアナウンスされた“BioWare”の閉鎖と共に、開発キャンセルが決定した「Mass Effect」シリーズ最新作ですが、公開準備が進められていた「Mass Effect Universe」のトレーラー流出や人気SF作家の開発参加といった様々なトピックが注目を集めるなか、Change.orgにて「Mass Effect」の救済をEAに求める署名活動「#SaveMassEffect」がスタートし、早くも10万件に迫る署名を集める状況となっています。
さらに、女性シェパード役でお馴染みJennifer Hale氏も「Mass Effect」最新作のキャンセルについて言及しており、流出した「Mass Effect Universe」のトレーラーが素晴らしい仕上りだと明言。奇跡が起こることを願っていると語り、シリーズのコミュニティと素晴らしい開発者達には、奇跡に相応しい、それ以上の価値があると強調しています。
加えて、Jennifer Hale氏は男性シェパード役のMark Meer氏と共にInstagramライブで“BioWare”閉鎖に関するメッセージを投稿しており、突然仕事を失ったBioWareの従業員たちを心配すると共に、ビデオゲーム業界全体にとっての大きな損失だと説明。特に、Hale氏はEAの経営陣がBioWareの本質や価値を十分に理解していなかった可能性があると述べる一方、まだ全ての可能性が潰えたわけではないと示唆的な発言を見せています。
@DanticsOfficial it’s extraordinary.
I’m holding hope for magic to happen.
this community and you incredible Devs deserve that and more.
— Jennifer Hale (@jhaletweets) October 23, 2026
さらに、カナダの第四党である新民主党(NPD)の党首アヴィ・ルイス氏が、カナダのビデオゲーム産業を象徴するスタジオである“BioWare”の閉鎖について言及し、これがまさにプライベート・エクイティ(今回の場合はサウジアラビア政府が牽引したEAの株式非公開化、買収規模は550億ドル)のやり方を如実に示すものだと説明。企業を買い占め、破滅に追い込み、短期的な利益のためにスタジオを切り刻んだと強く非難しています。
さたに、ルイス党首は、(解雇された)BioWareの開発者たちは、スタジオの運営方法と皆が愛するゲームを作り上げる方法を熟知していると語り、カナダの連邦政府で支援を行い、彼らにスタジオを買い取らせ、運営させるべきだと強調。さらに、カナダで同様の事態を避けるためには、プライベート・エクイティを締め出すべきであって、これを迎え入れることは間違っていると伝えています。
This is private equity, this is what it does.
Buy up businesses, run them into the ground, and rip them apart for short-term profit.
The developers at BioWare know how to run the studio. They know how to make the games we all love. They should be given the first opportunity – and the federal support – to buy it and run it themselves.
And if we want to avoid the Mass Effect effect in Canada, we should be keeping private equity out, not welcoming it in.
https://t.co/Aa0dUxM2Ue
— Avi Lewis (@avilewis) October 21, 2026
余談ながら、つい先日迎えたばかりの「Battlefield 6」シーズン5開幕時に、利用不可な状態の“Mass Effect”コラボアイテムが発見されていたことや(※ 現在は削除済み)、毎年11月7日に開催される恒例の“N7 Day”が迫っていた状況から、“BioWare”の閉鎖と“Mass Effect Universe”の閉鎖は文字通り急遽決まったものだと見られており、この絶望的な状況に何か明るい兆しが現れるかどうか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
