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    『VALORANT』(ヴァロラント)で使用できるさまざまなエージェント。今回は、30人目となる待望の新エージェント「ハッシュ」を紹介していこう。初心者から上級者まで、登場前の今のうちにしっかりと予習しておこう。エージェントの種類について

    エージェントは大きく分けて、コントローラー、センチネル、デュエリスト、イニシエーターの4種類のカテゴリーに分けられる。それぞれがどのような役割を得意としているのか、ここで紹介しておこう。

    ■コントローラー
    危険なエリアを特定して、チームを勝利に導く戦略のエキスパート。相手の視界を遮ったり、行動を制限することが得意なエージェントといえる。

    ■センチネル
    あらゆる局面において、エリアの封鎖や側面における防衛に力を発揮する守りのエキスパート。マップを監視したり、道を塞いだりするのが得意なエージェント。

    ■デュエリスト
    アビリティーやスキルを駆使しながら、敵と素早く交戦して次々とキルを重ねていく、頼れる自己完結型アタッカー。攻撃に特化したアビリティーを得意とするため、ガンガン攻めていきたいプレーヤーにおすすめ。

    ■イニシエーター
    戦闘エリアで交戦するメンバーをサポートすることでさまざまな戦局に対処していく。敵を気絶させたり、遠隔から攻撃したりと、デュエリストをサポートする立場として活躍する。

    ハッシュ[デュエリスト]
    10月18日(日)に熱狂のなか閉幕した世界大会「VALORANT Champions Shanghai」。その決勝戦でお披露目されたのが、この新エージェント「ハッシュ」である。
    このハッシュは、早くもSeason 26 // ACT 6の期間中となる10月27日(火)から登場(現地時間)。一部のゲームモードを除き、すぐに利用できるようになる予定だ。

    ▲中国広東省出身、『VALORANT』では30人目のエージェントだ。ピンクのロングヘアがチャームポイント。カッコよさとかわいらしさを兼ね備えたこのビジュアルに「惚れた」という声もチラホラ

    アビリティー紹介
    ハッシュは『VALORANT』において、9人目となる新デュエリストだ。ウェイレイが初登場してから一年半がたった今、ハッシュは現環境にどのような新風を巻き起こすのだろうか。早速、彼女の持つアビリティーを紹介しつつ、その活用方法について考察していこう。[パッシブ]テレキネシス

    【コスト:無料(30秒で再チャージ)】
    この「テレキネシス」は、プレーヤーから離れた場所にある武器を回収したり、スイッチ類を操作したりすることができるアビリティーだ。

    ▲通常であれば接近しないと拾えない武器を、超能力で遠隔回収。例えば、エコラウンドで相手の落とした強力な武器を安全に回収する——なんて使い方ができそうだ

    遠隔回収を行う際は、その対象にクロスヘアを合わせる必要がある。当然ながら、視線が通っていなければ使用はできない。回収が可能な状態であれば、武器などにピンク色のもやがかかる。この状態でインタラクト[Fキー]を押すことで、遠隔回収が発動する。

    ▲落ちている武器に視線を向けると、その武器がピンク色になる。この状態であれば遠隔回収が可能だ

    ▲回収が可能な距離は最大で36~37m。よほど離れた場所でなければ、この距離制限で困ることはないだろう

    この「テレキネシス」の対象となるのは、武器・スパイク・操作可能なスイッチ類だ。ULTオーブの回収はできない。

    ▲スパイクの遠隔回収も可能。万が一、敵地に落としてしまった場合でも、楽々回収することができる。一瞬でも視界に入ればいいので、ジャンプピークでもOK

    ▲アセントやロータスにあるような、シャッターや回転ドアのスイッチ類も遠隔で操作できる。これを使えば、自分の位置を相手に誤認させるような使い方もできるかも?

    この「テレキネシス」はパッシブアビリティーであるため、試合中ノーコストで何度でも使用することが可能だ。ただし、再使用までのクールタイムは30秒。ランク戦であれば、1ラウンド中に3~4回程度は使用できることになる。

    ▲クールタイムは、アビリティースロットの上にある星マークに表示される。星の中心が緑色になれば再使用可能の合図だ

    ▲味方の投げたスパイクを遠くから回収して設置、なんてこともできるかもしれない。これならば危険な場所に体をさらけ出さず、スパイクの設置ができる

    特にエコラウンドや少人数戦のような場面では、味方との連携次第でさまざまな使い方ができそうなアビリティーだ。ただ発動時の判定が少し広いため、アイテムの拾い間違いには要注意(うっかり横に落ちていたクラシックを回収しないように)。

    ▲相手にハッシュがいる場合は、対策としてスパイクの周りにクラシックを並べるといいかも? ジャンプピークのように、一瞬でスパイクを回収する相手に、手前のクラシックを回収させるというのもアリ?

    [C]フロー

    【コスト:200/ストック:1(再チャージなし)】
    いわゆるブリンク(高速移動)ができるアビリティーだ。使用すると、視線の先にアンカーを設置する。そして少し時間がたつと、そのアンカーに引っ張られるかのようにジャンプを繰り出すことができる。

    ▲ジェットの「テイルウィンド」と「アップドラフト」を組み合わせたような使い方ができるアビリティーだ。ただ、ジャンプ後は多少の慣性が残るので、勢い余って敵の射線に飛び出さないように注意が必要だ

    ▲ジャンプ中など、空中から「フロー」を発動すると、ジャンプするまで空中にとどまった状態になる。えげつない飛距離と高度の大ジャンプが手軽にできて、結構楽しい

    少し使用感にクセはあるが、慣れてしまえばさまざまな場面で活用できる便利なアビリティーだ。ただし、一度でも使用すると、そのラウンド中は復活しないため、無駄遣いはご法度だ。

    ▲ジャンプ後は、キー入力で移動方向を制御することが可能だ。キャラコンをマスターすれば、敵陣地へのエントリーに大活躍

    ▲アンカーは地面や壁だけでなく、空中にも設置することができる。通常では登れない高所への移動にも使える

    「テレキネシス」と併用することで、敵陣地に落ちたスパイクを空から回収する——なんて芸当もできそうだ。使う人のアイデア次第でさまざまなことができるだろう。

    ▲サンセットのAサイトから中央に落ちたスパイクを回収。ジャンプをしながら「フロー」を使用することで、飛距離を稼いでいるのがポイントだ

    敵視点でもアンカーは視認できるため、飛んでくる地点を予測されてしまう点には注意したいところだ。前述の通り、跳躍中にキー入力を入れることで、空中で向きをコントロールすることができるため、軌道を読まれないようにコントロールするのが効果的だ。逆にハッシュと対面する場合は、必ずしもアンカーの方向に飛んでくるとは限らないということを頭に入れておこう。[Q]フラッシュバルブ

    【コスト:250/ストック:1(再チャージなし)】
    構えた状態で発射[左クリック]をすると、フラッシュを投げる。このフラッシュは、一定時間が経過するか、地面に当たることで炸裂する。なお、一度使用するとそのラウンド中は復活しない。

    ▲壁に当てるとバウンドさせることもできる。KAY/Oの「フラッシュ/ドライブ」と使用感は近い

    また再びアビリティーを発動[Qキー]することで、視線の方向にフラッシュを誘導できる。誘導後のフラッシュは、一定時間が経過するか壁や床に着弾すると炸裂する。コントロールが難しいところは難点だが、トリッキーな動きで相手を翻弄できるはずだ。

    ▲「Qキー→左クリック→Qキー」で誘導できる。遮蔽物やスモークを活用すれば、即爆フラッシュのようなこともできる

    ▲角に差し掛かったところで、左方向にフラッシュを誘導。相手からすると軌道がまったく読めないので、うまく使えばかなり強力なセットアップができそうだ

    またオルト射撃[右クリック]では、フラッシュを「準備」しておくことができる。この準備状態のときに再度アビリティーを発動[Qキー]すると、フラッシュを目の前の空中に投げることができる。

    ▲「Qキー→右クリック」で準備状態にしておけば、任意のタイミングで発動しやすくなる。特にエントリー時には大活躍しそうだ

    比較的フラッシュの発動時間は遅めで、意識していれば避けやすい方だ。だが、フラッシュを発動してから武器を構えるまでの時間が非常に短く、使ったあとのスキはかなり小さい。エントリー時はもちろんのこと、戦闘中にとっさに発動させると、敵の意表を突くことができそうだ。

    ▲準備状態のときは、他のアビリティーや武器も使用可能。これから戦闘が起きそうなときは迷わず使おう

    ただし、この準備状態の時間は8秒ほど。残り時間は、フラッシュの下に表示されたゲージで分かる。時間切れになると、フラッシュはそのまま消滅する。

    ▲敵視点では、腰元に準備状態のフラッシュが見える。かなり見えづらいのだが、万が一この状態のハッシュを見かけたときは、突然やってくるフラッシュに警戒しよう

    [E]ディスプレイスメント

    【コスト:無料/ストック:1(2キルで再チャージ)】
    着弾地点の周辺にいるプレーヤーを、ぎゅっと引き寄せることができるアビリティーだ。投げ方は「フラッシュバルブ(Q)」と同様。構えた状態で発射[左クリック]で投げる。再発動[Eキー]で誘導もできる。

    ▲プレーヤーを着弾地点に引き寄せる。隠れた敵を炙り出すのに最適なアビリティーだ。ただし、敵・味方関係なく効果があるため、誤爆には要注意だ

    ▲引き寄せたときに、他のプレーヤーや壁などにぶつかるとスタン効果が付与される(ぶつからなければ特にデバフ効果はなし)

    またオルト射撃[右クリック]で準備状態にし、再発動[Eキー]で投げるという使い方もできる。この投げ方も「フラッシュバルブ(Q)」と同様だ。こちらも準備状態のときに、他のアビリティーや武器を使うことができる。

    フラッシュと同様、軌道が読みづらいという点は非常に強い。このアビリティー単体では相手へダメージを与えることはできないが、味方と連携することで角をクリアリングしつつ、キルを狙うこともできる。無料アビリティーである上、2キルすることで再チャージされるため、出し惜しみせずに積極的に使っておきたいアビリティーだ。

    ただ壁に当たらないとスタンが入らないという仕様上、せっかく引っ張り出してきても即座に敵が応戦してきて負けることが考えられる。より安全にプレーしたいのであれば、他のアビリティーと併用するか、きちんと味方のカバーを付けるようにしよう。

    [X]サスペンション

    【コスト:ULTポイント8】
    構え状態から、発射[左クリック]でピンク色の玉を前方に投げる。地面やプレーヤーに直撃、または一定時間が経過すると爆発する。また、投げたあとに再発動[Xキー]することで、その場で即座に起爆することもできる。

    ▲投げた玉は、地面や敵に当たるまで進み続ける。視線で移動方向をある程度コントロールすることができ、少し入り組んだ地形でも問題なしだ

    ▲「かめはめ波」に似ている気がするのは気のせいだろうか

    この爆発の範囲内にいるプレーヤーは「浮遊」状態となり、文字通り空中に浮いたまま、一切の攻撃やアビリティーの使用ができなくなる。キルジョイのULTである「ロックダウン」に引っかかったときとほぼ同じ効果だ。

    ▲着弾地点の近くにいる敵をまとめて宙に浮かせてしまう。ただし、自分以外の味方にも効果があるため誤爆には注意だ

    ▲飛距離は直線距離で約50m。ヘイヴンのCロングからCサイト内くらいであれば余裕で届く

    ▲「浮遊」中は若干移動はできるものの、あまり意味はない。まさに格好の的だ

    相手の位置さえ分かっていれば、ほぼ確実に相手を倒すことができる必殺のアルティメットだ。ただし「浮遊」の効果時間は約4秒しかないため、あまりにも遠距離から命中させると意味がない。他のアビリティーと併用したり、味方としっかり連携をするなどして、確実にキルをもぎ取ろう。

    また敵のハッシュから「サスペンション(X)」を使用されたときは、なるべく遮蔽物に隠れるようにするとよい。爆発に直撃しなければ、範囲内であったとしても「浮遊」の効果は発動しない(壁越しには発動しない)。また万が一命中してしまっても、遮蔽物にうまく隠れられれば、4秒間をやりすごせる可能性がある。諦めずに移動をして、死なないように立ち回ろう。

    まとめ
    単体のアビリティーはかなり強く、特にエコラウンドや少人数戦のような場面では、十二分に活躍してくれることだろう。局所的な破壊力はもちろんながら、デュエリストでありながらイニシエーターのような役割を果たすことができるため、攻めの起点作りにも役立ってくれるに違いない。

    あえて弱点を挙げるとするなら、アビリティー量の少なさというところだろうか。他のエージェントと比べても、ラウンド中に使用できるアビリティーの数が圧倒的に少ない。使いどころをしっかり考えなければ、すぐに全部使い切ってしまうだろう。味方としっかりと連携を取り、可能であればこの弱点を補えるようなエージェント構成にするとなお良しだ。

    また操作が難しいという点もひとつの弱点ではあるのだが、レイズやジェットを使える人であれば、そこまで問題にはならないだろう。アビリティーの誤爆にだけは要注意だが。キャラコンが得意なプレーヤーならば、彼女の持つポテンシャルをしっかりと引き出せるはずだ。

    NEW AGENT HUSH SUPERDASH pic.twitter.com/fXTkfgRIUK

    — slump (@wtfslump) October 23, 2026

    先行体験で新キャラのハッシュ軽く触ってみたけど、こういうピークもできたりする
    撃ち出しが早いわけではないからそこまで強くないかもだけど🤔#VALORANT pic.twitter.com/ejv1upNc1v

    — 河野 海樹/Kaiki Kawano (@akxm_fps) October 23, 2026

    ▲先行プレーの段階で、すでに知見が集まってきている。擬似的にネオンのようなピークができるという点もハッシュの強みのひとつ

    正直、競技シーンでどのくらい活躍するかはまだまだ未知数だが、堅実な作戦にもトリッキーな作戦にもどちらも対応しやすく、順当に強そうだというのが筆者個人の印象だ。メタを激変させる可能性をも秘める、この新エージェント「ハッシュ」——なるべく早く解放して、存分に遊び倒そう。

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