11日、香港01はBBCが長年日本で暮らす住民や都市の専門家への取材を基に日本の都市が快適に感じられる四つの要因を挙げたと報じた。
2026年10月11日、香港メディア・香港01は、英BBCが長年日本で暮らす住民や都市の専門家への取材を基に、日本の都市が快適に感じられる四つの要因を挙げたと報じた。
記事は、BBCが重視したのは高層ビルや有名店、世界的な観光地ではなく、歩いて買い物ができるか、車がなくても通勤できるか、ベビーカーや大きな荷物、車いすでも自由に動けるかといった身近な点だったと紹介。参考データとして、英エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した26年の世界の住みやすい都市指数で対象の173都市のうち大阪が7位、東京が10位に入ったと伝えた。
その上で、一つ目の要因として商店街を挙げ、大阪、京都、東京の古い住宅街には八百屋やカフェ、診療所、総菜店などが軒を連ね、買い物のついでにコーヒーを飲み、店主と言葉を交わせると解説。日本の多くの都市では住宅、職場、商業が完全には切り分けられておらず、生活に必要なものが徒歩や自転車で行ける範囲にあるため、街は密集して雑然として見えるものの、意外に使いやすいと指摘した。
二つ目に挙げたのは交通とバリアフリーで、鉄道や地下鉄、バスが都市を結んでいるため、車がなくても遠くまで行け、迷路のように大きな東京駅でも多くの動線で車いすやベビーカー、大型の荷物を持つ人が移動できるようになっていると説明。東京に長年暮らす車いす利用者が乗車の際に通常は事前の予約が要らず、設備が故障しても駅員が代わりの方法を探してくれると語ったことを紹介するとともに、日本が2000年に公共交通のバリアフリー化を進める法律を制定し、対象を駅や道路、公共施設へ広げてきたと伝えた。
三つ目の要因では新旧の共存に言及。高速列車が行き交う都市でも、路地に入れば数十年続く喫茶店があり、ガラス張りのビルの隣に小さな神社が残るほか、古木を残すために設計を変えた駅もあると紹介し、こうした趣は観光用の演出ではなく、住民が日々通る道にもともとあるものだとした。
四つ目には人々のマナーを挙げた。住民や長く暮らす外国人の話として、日本人が公共の場で自分の行動が他人に影響しないかをまず考えると紹介。列に並ぶ、車内で声を抑える、出入り口をふさがない、ごみを持ち帰るといった小さな習慣を数百万人が毎日実践することで、都市の摩擦が減るとした。そして、日本旅行で何もかもが順調だと感じられるのは、都市の設計とそれを使う人々の双方が支えているからだと評した。(編集・翻訳/川尻)
